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チワプーの平均寿命はどのくらいなの?かかりやすい病気や運動量について解説

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チワプーは、チワワとトイプードルを両親に持ち、愛らしい外見だけでなく育てやすい性格を持ったミックス犬です。日本で絶大な人気を誇る両親犬の特徴を兼ね備えているので、年々その魅力から人気が高まっていますが、育てるにあたって平均寿命やかかりやすい病気など、ちょっと気になりますよね。そこで今回はチワプーの平均寿命からかかりやすい病気、必要な運動量を解説します。

チワプーの平均寿命はどのくらいなの?かかりやすい病気や運動量について解説

目次

  1. チワプーの平均寿命ってどのくらい?
  2. チワプーがかかりやすい病気について
  3. チワプーに必要な運動量について
  4. チワプーと長く楽しく暮らすために

チワプーの平均寿命ってどのくらい?

チワワの子犬
workerin

 チワプーの両親であるチワワの平均寿命は15歳前後、トイプードルは14〜17歳とどちらも犬の中では長寿の部類に入ります。

アニコム損害保険会社の犬種別の平均寿命データによると10kg以下のミックス犬の平均寿命は14.3歳程度となっています。これらのデータからミックス犬のチワプーの平均寿命も14〜15歳程度と言えるでしょう。 

チワプーがかかりやすい病気について

プードルの子犬
jawis Unsplash

 トイプードルとチワワのミックス犬であるチワプーは、遺伝性の疾患を親犬から複数受け継ぐ可能性があります。逆に受け継いだ遺伝子により、丈夫で長生きするコもいます。遺伝子病検査を行うペットショップやブリーダーも最近は増えてきているため、お迎えする前に確認してみるといいかもしれません。

ここでは、チワプーの親犬であるトイプードルとチワワの両方に共通してかかりやすい病気について紹介します。

気管虚脱

 気管虚脱とは、気管が押し潰されてしまうことで呼吸に障害を引き起こす呼吸器系の病気です。発症する原因ははっきりとわかっていませんが、遺伝性や肥満、環境や首への負荷などが原因ではないかと言われています。

1〜2歳、7〜8歳の若齢・中年齢の小型犬に多く発症すると言われています。初期段階では無症状な場合もありますが、激しい運動をしたり、興奮した時、引っ張りなどにより首への圧迫があった時に「ガーガー」という喉鳴りや乾いた咳をする場合が多くあります。悪化すると呼吸困難や酸欠になり失神することもあります。

肥満にさせない、激しい運動や興奮させることを控える、首輪から首への負担が少ないハーネスに変えることでも予防になります。

水頭症

 水頭症とは、脳をクッションのように守っている脳脊髄液が過剰に増えることで、脳が圧迫されてしまい起こる脳の病気です。先天性のものと脳腫瘍や脳の損傷などによる後天性のものが原因で発症します。

症状としては、元気がなくなる、痙攣する、体が麻痺するなどの意識障害から神経障害、運動障害などが起こります。また、頭部がドーム状に膨らむ、瞳が外側の下方向を向く外腹側斜視など外見にも特徴が現れます。

ステロイド薬などの投与を行う内科的治療から脳脊髄液を抜く処置・手術などの外科的治療が行われます。早期発見・治療が大切なため上記の症状がみられた場合は、早めに病院へ相談しましょう。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

 膝蓋骨脱臼とは、膝の皿と言われる膝蓋骨が正常な位置から外れてしまう関節の病気で、通称パテラとも言われます。小型犬全般にかかりやすく先天性のものと、外傷や生活環境などの後天性の原因があります。

脱臼していても無症状の場合もありますが、脱臼することで違和感や痛みが生じ、足を浮かせて歩いたり、引きずる、痛がって鳴くなどの症状がみられます。脱臼した状態が続いてしまうと骨が変形してしまい普通に歩けなくなる・全く歩けなくなることもあります。

足腰に負担がかからないよう滑りにくい床材にするなど生活環境を整える、ジャンプしたり激しい運動などは避けて、体重管理をしっかりとすることで後天性による発症を予防しましょう。

チワプーに必要な運動量について

チワワの子犬
r_hidalgo Unsplash

 チワプーは、活発で遊び好きな両親を持つため、運動好きなコが多いようです。コンパクトなので室内を走り回るだけでも運動になりますが、室内のみではストレスを発散する機会が少なく、問題行動の原因にもなります。

散歩は1日15〜30分程度を目安に行いましょう。ミックス犬のチワプーは、サイズや性格にも個体差が大きいため、この運動量では足りなかったり疲れすぎてしまうコもいますから、散歩後の様子をみながら調節しましょう。

チワプーと長く楽しく暮らすために

プードルの子犬
PetraSolajova

 長寿の傾向にあるチワプーですが、できることならより長く健康に過ごしてほしいと願うものです。遺伝性疾患に注意すると共に、生活環境や毎日の運動、食事により体重管理をしっかりして健康に暮らせるよう努めましょう。ストレスも長生きの大敵ですから、愛情をたっぷりとかけてチワプーとの楽しい時間を過ごしてくださいね。 

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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