チワワの価格相場が知りたい|毛色や性別で値段は変わる?
ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種別犬籍登録頭数において、2001年から2位であり続けているチワワは、今や知らない人はいないのではないかというほど人気のある犬種です。そんなチワワをお迎えしたいと考えている方であれば、どのくらいの価格相場なのか気になりますよね。今回はチワワの価格や値段に影響する要因についてご紹介します。
チワワの相場ってどれくらいなの?
大人気の犬種であるチワワはペットショップやブリーダーさんなどで扱われている頭数が多く、価格の幅は広い傾向にあります。一概にいくらとは断言できませんが、ペットショップなどでは15~20万ほどに設定されていることが多いようです。
身体が小さい子は高くなる傾向
チワワは超小型犬の部類に入りますが、近年一般的なチワワよりもさらに小さいチワワが存在するのをご存知でしょうか?ティーカップチワワや極小チワワなどと言われていますが、身体が小さい子は人気が高く、安定した作出が難しいことからも価格が高い傾向にあります。
ティーカッププードルやティーカップポメラニアンと同様、ティーカップチワワも犬種として正式に認められていません。そのため、ティーカップチワワや極小チワワは分類上は「チワワ」ということになります。
毛色で価格は変わる?
チワワはマール以外の毛色が認められているため、毛色の種類が豊富です。代表的なカラーの価格を見ていきましょう。
- ホワイト:15~45万円
- ブラック:20~30万円
- クリーム:10~40万円
- レッド:15~40万円
- チョコタン:20~45万円
- ブラックタン:15~40万円
イザベラタンなどの珍しい毛色の子はより価格が高くなる傾向にあり、40万円以上することも珍しくありません。中には50万円を超える子もいます。
一例としてブリーダーサイトに掲載されているチワワの価格をご紹介しましたが、同じ毛色でも価格の幅は広く、毛色の他にも価格に影響する要因があると推測できます。
被毛の種類で価格は変わる?
チワワにはスムースコートとロングコートが存在します。ロングコートのチワワの方が人気の傾向にありますが、価格は異なるのでしょうか?
ブリーダーサイトで調べてみたところ、スムースコートは10万円弱〜45万円、ロングコートは10万円弱~54万円ほどの幅が見られました。多少の違いはあるものの、そこまで大きな差はありません。ロングコートの方が人気であることから価格が高い子も多いですが、頭数も多いので価格が比較的低い子も少なくないようです。
その他の生体価格に影響する要因
犬の価格は毛色の他にも、価格に影響する要素がいくつかあります。
■月齢
犬の価格には月齢が大きく影響します。基本的には幼いほど価格が高く、大きくなるほど(だいたい生後3ヶ月を過ぎると)価格は下がっていきます。
犬はあっという間に大きくなってしまうので、可愛い子犬期から一緒に過ごしたいと思っている人が多いことや、新しいことを吸収しやすいこの時期から迎えてしっかりしつけたいと考えている人が多いため、生後3ヶ月頃の子犬は人気なのです。
そのため、ペットショップなどでは生後3ヶ月の子犬は最も値段が高く設定されています。この時期を過ぎた子犬は飼い主さんがなかなか見つからなくなるので、セールの値札がつけられていたり、価格が下げられたりしていきます。
■性別
性別も価格に影響します。一般的に、オスよりもメスの方が価格が高い傾向にあります。というのも、メスは子どもを生むことができるのでブリーダーさんが抱えていることが多く、市場に出回る頭数が少ないからです。また、大人しい性格の子が多いことも価格が高くなる要因になります。だいたいオスよりも3~5万円ほど高く設定されていることが多いようです。
■両親犬の血統や顔立ち
親犬の要素は子犬に大きく遺伝します。そのため、親犬がチャンピオンであったり、顔が整っている、身体のバランスが良いなども価格に影響します。ブリーダーサイトを見ていても、「顔が可愛い」、「コロンとした体型」と紹介されている子犬は価格が高く設定されていました。
また、JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種標準に近いほど生体価格も高くなります。チワワの場合、理想体重は1.5~2.5㎏の間、頭の形がアップルヘッド、腰の方へカーブしている尻尾などです。ただし、ドックショーに出品するなどの予定がなければ血統書付きや犬種標準にこだわる必要はありません。
ブリーダーとペットショップ、どちらでお迎えするのがいいの?
犬を家族として迎え入れたいなと思っている場合、ブリーダーさんからがいいのかペットショップからがいいのか迷いますよね。ここではそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
ブリーダーから迎え入れる場合
ブリーダーさんから迎え入れるという場合、諸経費がかからないので安いと言われることが多いものの、実際には値段にかなりのばらつきがあります。両親犬がチャンピオン犬であったり人気の毛色や珍しい毛色であるなどの理由から高くなることも珍しくありません。
ただし、専門的な知識を有しており、疑問の解消に繋がったり飼育方法のアドバイスを受けられることも多いです。良心的なブリーダーであれば血統書や親犬、兄弟犬の様子も見せてくれるので、飼育環境や親犬の状態などを確認することもできます。
一方で、犬舎が遠く気軽に行けないという難点もあります。希望している犬種のブリーダーが遠方で近くにいないということも少なくないでしょう。また、訪問する際には他の犬舎とのはしごは感染症予防の観点からNGです。ペットショップと異なり、1日の間に何件も回ることはできません。お金儲け重視の悪質なブリーダーではないかを見極める力も必要になります。
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ペットショップから迎え入れる場合
ペットショップではさまざまな犬種を1度に見ることができ、好きな時に立ち寄ることができるので、お迎えするハードルは低いでしょう。飼育に必要なものも一通り取り揃えられているので便利です。
しかし、ペットショップにいる子犬たちは、ブリーダーさんのもとにいる子犬よりも、母犬や兄弟と引き離される時期が早いので、社会性を身に着けることが難しいという側面があります。
また、狭いスペースで長時間過ごすことでストレスがかかりやすく、運動不足にもなりやすいです。親犬の状態も見ることができないので、遺伝性疾患の有無なども分かりません。価格が月齢によるものであれば心配ありませんが、悪質なペットショップによっては身体が弱い子を安く販売していることもあるので注意が必要です。
犬の価格は幅広い
チワワに限らず犬には定価がないため、ペットショップやブリーダーさんによって価格が大きく異なります。毛色や顔立ち、両親犬など、価格に影響する要因はさまざまですが、中にはお金儲けのために疾患がある子でも高値をつけている悪徳なブリーダーや、身体が弱いことを隠し安く売るペットショップも存在しているので、しっかりと見極めることが重要です。
価格が高いから良い、安いから悪いということはありません。清潔な飼育環境か、子犬たちが元気か、健康状態は悪くないかを確認することが大切です。
また、犬を飼うということは生体費用だけでなく、さまざまなお金が断続的にかかります。病気になったときに病院に連れて行く時間やお金がちゃんとあるのか、介護が必要になった時に生活環境を見直したりお世話することができるのかなど、事前によく考えましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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