可愛らしい見た目で多くの人を虜にしているトイプードルですが、人気の理由の一つに「賢いこと」「毛が抜けにくいこと」があげられます。まずはどんな犬種なのかトイプードルの歴史から見てみましょう！  

トイプードルはヨーロッパ諸国で広まった犬種で、原産国は「フランス」「ドイツ」など諸説あり、断言はできないようです。ただ、人気が広まった中心がフランスだったことから一般的にはフランスだと考えられています。  

トイプードルは小型犬に属しており、体高25cm～28cm、体重は約3～5kgがスタンダードとされています。

起源の「プードル」にはトイプードル以外に、ミニチュア・プードル（体高28～35cm）・ミディアム・プードル（体高35～45cm）・スタンダード・プードル（体高45～60cm）があり、トイプードルは中でも一番小さいサイズです。

最近ではティーカッププードルといって、さらに小さい犬種が出てきていますが、犬種の正式な血統登録ではトイプードルが最小のサイズです。

犬には換毛期といって、春～7月にかけての1回と、秋～11月にかけての1回の年に2回、毛が抜け落ちて生え変わる時期がありますが、トイプードルは季節性の換毛期がありません。ただ、毛が抜けにくい代わりに生え続ける傾向があるので、こまめなブラッシングとカットをおこなう必要があります。（余談：カット代は人間と同じくらいの金額です！泣笑） 

トイプードルの生態が分かったところで、次はトイプードルの性格をご紹介します！トイプードルの特徴としてよくあげられる性格は以下の3点です。 

トイプードルはとても賢いので、しつけがしやすい犬種と言われています。もともと鴨猟で活躍していた犬種なので、自分で判断をして行動するという能力には長けています。ただしつけがしやすいといっても、小さい頃に主従関係ができていることが重要で、この人の言うことは聞いたほうがいいな！と早い段階で思わせられるかが鍵です！  

トイプードルは鴨猟で水の中を泳ぐことが多かったので、身体能力が高く、カラダを動かすことが大好きなので、アクティブな性格な子が多いでしょう。自己主張がやや強めなので、ボールの取り合いや追いかけっこなどは日常茶飯事になるかも。  

心を許した相手にはとことん甘える一面もあります。家族に対して愛情表現がしっかりできる子なので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して飼えるのではないでしょうか。  

ここまで見てきて、トイプードル可愛い！飼ってみたい！と思った方も多いのではないでしょうか。でも可愛いだけではないのがワンちゃんの難しいところ。飼い始めてこんなはずではなかった…！と思うことがないように、トイプードルを飼っている先輩飼い主さんたちのお悩みをご紹介します！  

これはトイプードルに限ったことではありませんが、子犬の時期に家でずっと過ごしていて、家族以外の人や他の犬と触れ合う機会が少ないと、はじめて出会う人や犬に拒否反応を示すことがあります。危険だ！と思ったら攻撃的になるケースもあるので、小さい子犬の時期から家以外の環境に慣れさせてあげることをおすすめします！  

前述の通り、トイプードルは毛が抜けにくい代わりに毛が伸びやすい犬種なので、こまめにブラッシングとカットをしてあげる必要があります。カットは定期的に美容室にいき、プロの方にお任せすれば問題ありませんが、ブラッシングは日常的におうちでしてあげないと毛玉の原因になってしまいます。毎日は大変そう。。と思われるかもしれませんが、ブラッシングは愛犬とのコミュニケーションの時間にもなるのでプラスに捉えると◎！ 

賢い性格だからこそ、自分よりも強い存在なのか弱い存在なのかを瞬時に判断できてしまうため、しつけに苦戦する飼い主さんが多いようです。何事も最初が肝心なので、子犬の時期にトイレ・歯磨き・ブラッシング・お風呂・散歩の仕方など教えてあげるとよいでしょう。  

鴨猟をしていた頃の血が騒ぐのか、一度火がつくとすごいスピードで走り回ったり、おもちゃを振り回したり…となかなかやんちゃな一面も。元気なことはいいことですが、毎日だと大変に感じるかもしれません。しつけをしていく中でオンオフの切り替えがうまくできるようになるので、根気強く寄り添ってあげてください。 

と、先輩飼い主さんたちの悩みをあげていきましたが、大変なことはあるものの、トイプードルの可愛さを持ってすれば頑張れることが多いのではないでしょうか！ 

人気ランキングで不動の一位を誇るトイプードルは、可愛らしい見た目だけでなく、育てやすさも人気の理由です！いいところも悪いところもトイプードルの魅力と言えるでしょう！これから家族に迎えたいと思っている方は、先輩飼い主さんたちの声も聞きながら検討してみてください！