赤ちゃんトイプードルの基本情報!生まれる頭数や成犬との違いごはんの量など
まるでぬいぐるみのように可愛らしいトイプードルの赤ちゃん。ジャパンケネルクラブ発表の犬種別犬籍登録頭数によれば、2018年のトイプードルの登録頭数は7万頭を超え、その人気の高さはトップクラスと言えます。今回は、そんなトイプードルの赤ちゃんについて、生まれる頭数の目安や成長のスピード等、基本的なことを解説していきたいと思います。トイプードル好きの方は必見です!
トイプードルの生まれる頭数は何匹?
大型犬になるほど出産頭数は多くなる傾向にありますが、トイプードルが1回に出産する頭数は3〜4頭くらいだと言われています。 トイプードルは元々体が小さい犬種だけに、それほど多産というわけではありません。とは言え、1度に7頭くらい出産する母犬もいるらしいので、個体差はあります。
妊娠から出産までの過程とは?
トイプードルの妊娠期間は他の犬種と同じで、平均して63日。妊娠1ヶ月程度でお腹を触診すれば、何頭くらいお腹の中にいるのかが分かるとされていて、逆に妊娠1ヶ月を過ぎてしまうと、赤ちゃんが大きくなりすぎて判別できなくなると言われています。
いよいよトイプードルの赤ちゃんの出産が近くなると、兆候として母犬は落ち着かなくなります。荒い息をしたり、食事を食べなくなったり、あるいは嘔吐したりします。
子宮が収縮してくると胎水という透明な水が流れ出てきます。そして時間をかけてトイプードルの赤ちゃんの1頭目が産道から出てくるのです。 最初の子から最後の子が生まれるまで、約3〜4時間程度掛かりますが、難産や逆子などの場合はもっと時間が掛かることもあります。
生まれてきた赤ちゃんの見た目と体重
これも個体差によりますが、出産してすぐのトイプードルの赤ちゃんの体重は約150〜200g程度です。体高は約7センチ、体長は約7.5センチとなり、赤ちゃんが大変小さいことが分かります。
JKC(ジャパンケンネルクラブ)では認定されている犬種ではありませんが、「ティーカッププードル」が生まれてくるときは、もっと小さいことが想定されます。
トイプードルの赤ちゃんは産まれてから右肩上がりで体の大きさや体重は成長し続け、生後6ヶ月程度でピークを迎えます。成犬になるまでにはまだもう少し掛かりますが、トイプードルの場合は、おおむね生後6ヶ月でカラダの成長が完成すると言えるでしょう。
トイプードルの赤ちゃんと成犬の違い
トイプードルの赤ちゃんと成犬とでは、明らかに体の大きさが違いますが、他にどんな違いがあるのでしょうか。
毛色の退色・変化
トイプードルの特徴としては、生後数か月程度あたりから毛色の退色が起こります。これは体内で合成されるメラニンの量にもよるのですが、メラニンが足りないと毛色が薄くなるという現象が起こり、トイプードルの赤ちゃんが生まれたときはレッドだったけど徐々にアプリコットのように変化したり、ブラウンだったけどカフェオレのような毛色に退色する場合があります。
チロシンについて
退色を予防するためには、チロシンという栄養素が必須で、このチロシンを配合したパピーフードを食べさせることでメラニンの合成を促すという方法があるそうです。ただ見た目の毛色だけの問題ですので、トイプードル本来の自然な毛色が良いという方であれば、あまり気にしなくてもいいかも知れません。
また逆に、生まれた時は毛色が薄いのに、トイプードルが成長するにつれて色が濃くなるという毛色の発現という逆の現象が起こることもあるそうです。
トイプードルの赤ちゃんに与えるご飯は?
トイプードルの赤ちゃんは、非常に活発で運動量も多く、意外とご飯の量をしっかり食べます。
食べる量について
生後2ヶ月程度のトイプードルの赤ちゃんであれば、1日の食事回数は3回程度が理想ですので、1日72gの量を適正とした場合、1回の食事は24g程度となります。 よく食べてよく運動する犬種ですので、カロリーの摂り過ぎによる肥満には気を付ける必要があります。特にトイプードルは室内飼いがほとんどですので、運動不足に陥りやすいため、赤ちゃんの頃から日々の健康チェックが大事になります。
体を触ることで、肋骨と肉付きの状態が分かるため、トイプードルが痩せすぎてないか?太りすぎてないか?を、赤ちゃんや子犬の頃から意識的にチェックしてあげるようにしましょう。
トイプードルを愛情たっぷりに育てよう!
トイプードルの人気の高さは本当に衰え知らずで、その見た目の可愛さもさることながら、明るく活発な性格も人気の秘密と言えるでしょう。
ただし、いくら可愛く見えても基本的なしつけは必要となりますので、赤ちゃんや子犬の頃から「名前を呼ぶ」等の簡単なしつけからトライしてみるようにしましょう。生後数か月の子犬の頃に自宅にトイプードルをお迎えされる方が多いと思いますが、ぜひ健康管理に気を付けて、愛情たっぷりにトイプードルを育ててあげてください。
トイプードルに関する記事はこちらもチェック
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
トイプードルに関する記事
健康管理/病気
トイプードルの白髪は抜いても大丈夫?白髪の原因や予防法についてご紹介
バリエーション豊富な毛色のカラーが大人気のトイプードルですが、そんなトイプードルに飼い始めた時...
2023年7月13日
健康管理/病気
トイプードルが吐くのは何が原因?問題がないケースと病院に連れていくべき症状
突然愛犬が吐いてしまったら驚くとともにとても心配になりますよね。実は、犬は吐くことが多い生き物...
2023年7月13日
飼い方/育て方
トイプードルは臭いがない犬種?臭いと感じるときの原因や対策方法をご紹介します
可愛らしいルックスはもちろん、頭のよさや抜け毛の少なさに加えて犬独特の臭いが少ないことでも人気...
2023年7月12日
健康管理/病気
トイプードルがご飯を食べない理由は?食べない原因や対処法・フードの選び方など
愛犬のトイプードルが最近食欲がない、餌を残すようになった、おやつは食べるのにご飯は食べないなど...
2023年7月11日
健康管理/病気
トイプードルの涙やけを治したい|放置は厳禁?原因と対策を知ろう
比較的涙やけを起こしやすい犬種であるトイプードル。毛色の薄い子は目立ちやすいので、気になってい...
2023年7月10日