ティーカッププードルってどれくらいの大きさなの?歴史や特徴など基本情報をまとめました
日本で飼われている犬の多くが小型犬ですが、その中でも超小型犬と言われるのがティーカッププードルです。プードル特有のふわふわの被毛と、コロンと小さい体でとても人気があります。
今回は、ティーカッププードルのルーツや大きさ、性格などについてご紹介します。ティーカッププードルをお迎えする予定の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ティーカッププードルの歴史
ティーカッププードルは、現在はまだ1つの犬種として認められていません。そのため、トイプードルに含まれています。
活躍の歴史
プードルの祖先は、猟師が仕留めた水鳥などを回収してくる水猟犬として活躍していました。17世紀ごろには貴族に愛されるようになり、小型化されトイプードルが誕生しました。
その後、トイプードルはアメリカへ渡り、ほんの十数年前にティーカップに入った小さいプードルが話題となり、ティーカッププードルと呼ばれるようになりました。
名前のルーツ
子犬のときのサイズが、ティーカップに入ってしまうくらい小さいことからティーカッププードルと呼ばれるようになりました。
分類される犬種グループ
ティーカッププードルを含めすべてのサイズのプードルは、愛玩犬のグループに分類されます。
ティーカッププードルの特徴
ぬいぐるみのようなフワフワの毛のティーカッププードル。子犬はティーカップに入るくらいのサイズですが、成犬になるとどのくらいの大きさになるのでしょうか。
適正体重・標準体高
日本では、1つの犬種としてまだ認められていないため、はっきりとした定義はありませんが、体重2kg以下、体高23cm以下が基準となっているようです。
サイズ展開
公認されているプードルには4つのサイズがあります。ティーカッププードルはその中の一番小さいサイズのトイプードルに含まれます。
- トイプードル 体重3~5kg・体高25~28cm
- ミニチュアプードル 体重5~8kg・体高28~35cm
- ミディアムプードル 体重8~15kg・体高35~45cm
- スタンダードプードル 体重15~20kg・体高45~60cm
この他にも非公認ですが、ティーカッププードルとトイプードルの中間くらいのサイズを「タイニープードル」と呼んでいます。
被毛の特徴
ほかのプードルと同じようにクルクルとカールした被毛をしています。
コートタイプ
細く柔らかい巻き毛で、抜け毛の少ないシングルコートです。カールした被毛は絡まりやすく毛玉ができやすいため、こまめなブラッシングをしてあげる必要があります。
代表毛色
毛色はトイプードルと同じカラーがあり、単色ではレッド、アプリコット、ブラウン、ブラック、ホワイト、シルバーなど、2色以上の毛色ではブラック&タンやパーティカラーなど、さまざまなカラーがあります。
お手入れの方法と注意点
ぬいぐるみのような姿を維持するためには、毎日のブラッシングが大切です。もつれやすい被毛をしているので、ブラッシングを怠ってしまうと毛玉だらけになってしまい、可愛いカットができなくなってしまいます。しっかりと行ってあげましょう。
ココがチャームポイント!
ティーカッププードルのチャームポイントは、なんと言ってもサイズではないでしょうか。動くぬいぐるみのような可愛らしさが人気となっています。
ティーカッププードルはどんな性格?
ちょこちょこと歩く姿が愛らしいティーカッププードルは、どのような性格をしているのかみていきましょう。
臆病で神経質な面も
小さいからと家の中にばかりいると、外の環境に慣れておらず怖がってしまい散歩ができない子が多いようです。子犬のころからいろいろな場所や人、犬などに触れ合わせ、さまざまな経験をさせてあげることが重要です。
遊び好きで甘えん坊
人に甘えることが上手で、一緒に遊んでもらえるととても喜びます。また、他の犬とも仲良くすることができるので多頭飼いにも向いています。
こんなしつけが必要
賢い犬種なので、しつけは比較的しやすい方です。しかし、小さいからと甘やかしてしまうとわがままな性格になってしまいますので、しっかりと行ってくださいね。
いろいろな経験をさせる
子犬のころの経験はその後の性格にも影響を与えます。家に籠りがちな犬は、不安や怖さから吠え癖や噛みつきなどの問題行動を起こしてしまう可能性があります。少しずつ時間をかけて慣らしてあげましょう。
飼い主がリーダーシップをとる
犬をしつけるときに大切なのが、飼い主がリーダーだと認識することです。何をするのにも犬中心になってしまっては、犬がリーダーだと勘違いをしてしまいます。そうならないためにも、飼い主の方が上だということを理解させましょう。
ティーカッププードルがかかりやすい病気と平均寿命
トイプードルより小さいティーカッププードルはどんな病気にかかりやすいのかみていきましょう。
気をつけたい病気
体が小さいティーカッププードルが特に注意したい病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
骨折
骨が細いティーカッププードルは、骨折しやすい犬種です。滑りやすいフローリングの部屋で生活している場合、滑り止めのマットを敷くなどの対策をしてあげましょう。
低血糖症
環境の変化や何らかの病気により、長時間食事が摂れないことで血糖値が下がる病気です。一度にたくさんの量を食べることができない子犬に多く発症します。
平均寿命
ティーカッププードルの平均的な寿命は14〜16歳くらいで、トイプードルと変わらないくらいの寿命と言われています。
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ティーカッププードルは可愛さとかしこさを兼ね備えた犬種!
人気犬種のトイプードルの中でもより小さいサイズのティーカッププードル。見た目の可愛さだけではなく、利口でしつけがしやすい犬種でもあります。その分、良いことも悪いことも覚えますので、しっかりとしつけを行うことでより愛おしい存在となってくれることでしょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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