人気の小型犬種をまとめて紹介!小型犬は飼いやすいって本当?
初めて犬を家族に迎えようとしている方の中には、最初は小型犬を選んだほうがいいのかなと、何となく考えている方もいるのではないでしょうか。今回は、小型犬は初心者にとって飼いやすいのか、小型犬とはどのような基準で定義されているのかをご説明します。また人気の小型犬種も紹介するので併せてチェックしてくださいね。
小型犬の定義について
純血犬種の登録や犬籍管理などを行っている、国際的な愛犬団体JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)やAKC(アメリカン・クラブ)などでは、各犬種の標準サイズの基準は定めていますが、実は小型犬・中型犬・大型犬という区分では定義を設けていません。
一般的に犬種のサイズ区分は体重によって分類されていることが多く、10kg未満の犬を小型犬とみなしているケースがよく見られます。また、10kg未満の小型犬の中でも、体重が5kg未満の犬種は「超小型犬」と扱われることもあります。
小型犬は飼いやすいって本当なの?
小型犬はその体の小ささから、住居の広さにあまり左右されずに迎え入れることができるイメージが一般的ですが、だからといって一概に中型犬や大型犬に比べて「飼いやすい」とは言い切れません。
もともと猟犬として活躍していたことから吠えやすい気質の小型犬も存在し、そうなると集合住宅に住んでいる方にとっては根気強いしつけが必要と言えるでしょう。また、抜け毛が多い犬種の場合は、日頃のお手入れに手間がかかるので、容易に飼いやすさを定義できないのが現実です。
しかし、身体が小さいからゆえ、家庭に迎えやすいと言える側面があるのも事実です。
お手入れの手間や費用を抑えられる
お手入れの手間や費用のことを考えると、物理的に質量の小さい小型犬の飼いやすさが認められます。体が大きいほど、当然ながらシャンプーや抜け毛のお手入れなどに手間がかかるからです。
また、ペットサロンの料金体系は、体の大きさによって設定されていることがほとんどなので、小型犬と大型犬とでは料金が異なります。トリミング料金の相場は、小型犬の場合は5,000円前後、中型犬は7,000前後、大型犬は1万円前後です。
仮に月に1回トリミングをした場合の年間費用は、小型犬は約6万円ですが、大型犬においては倍の約12万円かかります。これだけの差は家計に大きく影響するため、費用面においても手間においても小型犬のほうが負担が少なくて済むと言えます。
運動量が少ない
小型犬が幅広い家庭に迎えられやすい理由の1つは、運動量が少ない点でしょう。犬種や年齢によっても必要な運動量は異なりますが、一般的に小型犬の散歩は、1回15〜30分程度の散歩を1日2回するのでOKと言われています。
一方、中型犬や大型犬の場合、中型犬においては1回30分〜1時間程度の散歩を1日2回、大型犬は1回1時間以上の散歩を1日2回する必要があります。また、中・大型犬の中でもスタミナがあり、抜群の運動能力を誇る犬種の場合は、散歩の途中にランニングを取り入れるなどして、運動欲求を満たしてあげなければなりません。よって、時間的な余裕と体力も求められます。
このように、散歩時間が比較的短く、体力的な負担も少ない小型犬が多くの飼い主さんにとって迎えやすいと言える側面もあります。
人気の小型犬種
最後に、人気の小型犬をご紹介します。
トイプードル
小型犬の中で、現在も根強い人気を誇るのがトイプードルです。ぬいぐるみのように可愛らしい見た目だけでなく、しつけのしやすさや友好的で明るい性格も人気の理由です。とても頭がよく、教えたしつけはどんどん覚えていくので、初心者でも安心して迎えられます。
また、見た目に反して抜け毛は少ないため、ブラッシングや部屋の掃除の手間はあまりかかりません。定期的なトリミングは必要ですが、トイプードルはカットのバリエーションが豊富なので、いろいろなカットスタイルを楽しめるのが嬉しいところです。
シーズー
シーズーは穏やかな性格で無駄吠えが少ないので、集合住宅でも飼いやすい犬です。また、理解力に長けているため、飼い主の言うことをしっかりと覚えてくれます。
人とも犬とも仲良くできる社交性を持っており、全体的にバランスの取れた性格なので、初めて犬を飼う人に特におすすめです。
マルチーズ
マルチーズは、もともと愛玩犬として誕生した犬種なので、家庭で人間と一緒に暮らすのに向いている素質を兼ね備えています。飼い主や家族に従順で友好的な性格なので、小さなお子さんや高齢者がいる家庭でも比較的迎えやすい犬種です。
しつけを覚えられる賢さも持っていますが、甘え上手なところがあるので、わがままにならないようメリハリをつけて接することが大切です。
飼いやすさは犬種の特性により異なる
体の小ささや見た目のかわいさから、小型犬は飼いやすいイメージがあるかもしれませんが、飼いやすさはその犬種の特性によって異なります。そのため、性格や体質などをしっかりと調べたうえで、家に迎え入れるようにしてくださいね。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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