体を左右に揺らしながら一生懸命歩く姿が特徴的なシーズーですが、子犬の頃は更に可愛さが倍増しますよね。 低い鼻と大きなおでこがチャームポイントのシーズーの子犬ですが、性格もとても魅力的です。子犬なのに時々ボーッと何を考えているのか分からない表情をしているところを見ると、思わず笑ってしまい、とても幸せな気持ちに浸ることができます。 

 シーズーの子犬は普段はのんびりしていることが多いのですが、実は活発で遊びが大好きです。おもちゃを目の前にした時や、ご飯の準備を始めたときなどに、見たこともないテンションになることがあります。 シーズーが子犬の頃は特に興味のある人や物に対してリアクションが大きくなりやすく、陽気な性格で周囲を明るくしてくれるでしょう。 

 元気に遊んでいたと思ったら突然落ち着いて周りの状況を見ているなど、子犬の頃からマイペースな一面が見られるのもシーズーの魅力です。笑えるマイペースさもありますが、頑固な面でマイペースさが出るとワガママな犬に育ってしまう可能性もあります。子犬の頃から家庭でのルールをしっかりと教えておけば、マイペースなシーズーとも上手に付き合っていくことが出来るでしょう。 

 シーズーの子犬はたくましく短めの脚にがっちりした胴体で成犬と同じような体型をしています。 成犬時の平均体重は４～８kgと幅があり、親犬が分かっている場合は、子犬が将来どのくらいの大きさになるかが大体想像出来るのですが、シーズーを保護犬として引き取った場合やペットショップなどで購入した場合には、なかなか将来の大きさを想像するのは難しいと言えます。 成長には個体差があるので、平均体重はあくまでも目安と考えておきましょう。それでは、シーズーの子犬の体格や体重をご説明します。 

 シーズーの子犬の体型バランスは、成犬とほぼ変わらず、丸く大きめの頭に短めの脚が特徴です。 チワワなどの小型犬のように華奢な脚とは違い、シーズーは子犬の頃からたくましい四肢を持っています。 簡単に骨折してしまうような犬種ではありませんが、家の中には子犬にとって危険な段差が多いので注意しましょう。特にソファーやベッドからの飛び降りは気をつける必要があります。

 シーズーは、一般的な小型犬と同様に生後８～10ヵ月ほどで成犬になります。子犬期の成長はとても早く、生後10日もすると体重は産まれた時の２倍になります。生後４～５ヵ月で成犬時の約半分ほどの体重まで一気に成長していきますので、シーズーのような小型犬は、犬の中でも子犬から成犬になるまでの期間は短く、成長スピードは早いと言えるでしょう。シーズーの成長スピードに合わせて、しっかりと栄養を摂取していけるよう、子犬期に食べるドッグフードは、成長に必要な栄養素がしっかりと補えるものを選ぶ必要があります。

 シーズーは太りやすい体質をしているため、子犬といえども餌の量やカロリーには十分に気をつけましょう。ドッグフードのパッケージ裏面に体重別の目安量が書かれているので、まずは参考にしましょう。 徐々に、ウンチの状態や体型を見ながら、子犬に合った量を調節していきましょう。目安としては、ウンチが緩くなったら食べ過ぎです。シーズーが子犬の頃はくびれがほとんど無いのが普通ですが、触ってみてあばらの感触が全く分からないほどであれば、太り気味の可能性があります。

 シーズーの子犬は、必要回数の予防接種が終われば外の世界にも出かけることが出来ます。まずは自宅や室内などで首輪とリードに慣らせ、徐々に屋外に連れ出し、その距離を伸ばしていきましょう。

シーズーは短頭種で喉の圧迫に弱いため、パニックを起こして暴れるようであれば首輪ではなくハーネスにするのがおすすめです。 

 予防接種の前後１週間を除けば子犬であってもシャンプーを使用しシーズーを洗うことが出来ますが、子犬の頃は、風邪をひきやすかったり寒い時期だと低体温症になる心配もあるため、無理に洗う必要はありません。汚れやすい足元やお尻周りを濡れたタオルで拭く程度でも問題ありません。 

 穏やかで可愛いシーズーの子犬は魅力がいっぱいです。遊びまわってみたり寝てみたり、マイペースに自分の時間を過ごしている姿もとても愛らしいですよね。子犬を飼うと成長ペースが正常かどうか気にされる方が多くいらっしゃいますが、シーズーは成犬時の平均体重に幅がありますので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。毎日体重を測ってみて、全く増えていない状態であれば、動物病院やブリーダーさん等に相談してみましょう。

シーズーの小さくて可愛らしい子犬の時期はあっという間に過ぎてしまいます。今しかない時期を存分に可愛がってあげてくださいね。 

シーズーに関する記事はこちらもチェック！