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柴犬は毛が抜けやすい?換毛期のタイミングや注意点は?

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キツネのような黄金色の毛並みが特徴の柴犬は、その見た目の可愛らしさとは裏腹に飼い主にしか見せない忠実さや、勇敢で自立心が強い性格が人気です。今では見ない日がないと言っていいほど、柴犬を連れている方が増えてきました。その人気は日本国内にとどまらず世界中でも「SHIBA」として愛されています。柴犬好きの界隈では「柴犬は毛がよく抜ける」とよく耳にしますが、実際はどうなのでしょうか。抜け毛の程度によっては柴犬を断念される方も少なくはありません。本記事では、柴犬の抜け毛について、換毛期のタイミングや注意点を踏まえて解説していきます。柴犬を飼っている方も、柴犬を飼おうか迷われている方は是非参考にしてみてください。

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目次

  1. 柴犬の毛がよく抜ける理由
  2. 柴犬の換毛期
  3. 柴犬の抜け毛対策
  4. まとめ

柴犬の毛がよく抜ける理由

柴犬

柴犬は、換毛期がある犬種の中でも抜け毛が多いと言われています。柴犬を飼っている方であればご存じかと思いますが、柴犬は換毛期を迎えると綿毛のような毛の塊が被毛の表面に浮き出てきて、軽くつまむと簡単に抜けてしまいます。ここでは、柴犬の毛が抜けやすい理由と、豆柴や小豆柴の場合についても簡単に解説していきます。 

なぜ柴犬は抜け毛がひどい?

一般的に、ワンちゃんの被毛には季節による換毛期のないシングルコートと、年に2回換毛期があるダブルコートの2種類があります。

ダブルコートは、太くてしっかりした上毛(オーバーコート)と細くて柔らかい下毛(アンダーコート)の二層構造で、アンダーコートには保温や保湿の効果があり寒さに強いという特徴があります。しかし換毛期になると体温調整のためアンダーコートが抜け変わるため、シングルコートの犬を比べると抜け毛が多くなります。

柴犬の被毛は換毛期のあるダブルコートに分類されるため、抜け毛がとても多いのです。

これは柴犬以外のワンちゃんにも当てはまるので、ワンちゃんを飼うときにシングルコートなのか、それともダブルコートなのか確認してみましょう。

豆柴や小豆柴もよく毛が抜ける?

では柴犬とそっくりな豆柴や小豆柴も柴犬と同じように毛が抜けやすいのでしょうか。

一般的に、豆柴や小豆柴も柴犬の一種に分類されるので、被毛もダブルコートです。

そのため、換毛期には抜け毛が多くなると言われています。

柴犬ほどの大きさはないので、毛が抜けやすくても毛の量はそこまで多くありませんが、柴犬と同じようなケアや抜け毛対策が必要となってきます。

柴犬の換毛期

柴犬

換毛期とは、その名の通り毛が生え変わる時期のことを言いますが、その時期がいつなのかについてご存じでない方も多いかとおもいます。また、換毛期がいつから始まったりどれくらいの期間であるかも意外と知られていません。ここでは、柴犬の換毛期について簡単に解説していきます。柴犬を飼っている方やこれから飼う方は必読です。 

換毛期の時期

まずは換毛期の時期から解説していきます。

一般的に柴犬の換毛期は1年に2回で、時期としてはだいたい5〜7月頃と9〜11月頃です。

季節の変わり目になると、体温調整を行うために細くて柔らかい下毛であるアンダーコートが抜けたり生えたりして毛量が変化します。

しかし、室内で飼われることが一般的になった現在では、1年中快適な温度が保たれた空間で過ごしているので換毛期が通常の時期よりずれることもあります。

換毛期はずれることがある?

上記で少し解説しましたが、換毛期はさまざまな理由でずれてしまうことがあります。

特に室内で飼われているワンちゃんは、季節の変化を感じにくいため換毛期がずれることがあります。

外で飼われているワンちゃんの場合、季節の変化を肌で感じることができ、アンダーコートが抜けたり生えたりすることで体温の調整を行います。

一方室内犬の場合だと、常に過ごしやすい室温を保たれているので、気温差をほとんど感じることができず、アンダーコートが抜けにくかったり生えにくかったりするのです。

一般的に、換毛期はワンちゃんが寒暖差や日照時間の変化を感知して自然と起こると言われていますが、室内で過ごしているとそれらを感じることができず、換毛期がずれるという仕組みになります。

また、室内犬は換毛期がずれるだけでなく、外で飼われているワンちゃんよりも換毛期が長引くこともあると言われています。

換毛期の期間

次に換毛期の期間についてです。

換毛期の期間は犬種に問わず平均して約1ヶ月ほどと言われています。

「1ヶ月も毛が抜け続けるの…?」と少し長く感じますよね。

換毛期の期間には環境の違いや日頃のお手入れによって個体差があり、3週間程度で終わる子や、2、3ヶ月続く子もいます。

このように、1ヶ月程度の換毛期が年に2回あるので、柴犬を飼うにあたって愛犬の抜け毛とはしっかりと向き合う必要があります。

換毛期は何歳から始まる?

では、換毛期は何歳から始まるのでしょうか。

皆さんは「パピーコート」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

「パピーコート」とは、生後6〜7ヶ月までの子犬の毛のことを指し、ダブルコートの構造になっていないため、下毛(アンダーコート)がないのが特徴です。

そのため、アンダーコートが抜け落ちる換毛期はありません。

生後7ヶ月を過ぎて成犬の毛に生え変わったあたりから換毛期が始まると言われています。

柴犬の抜け毛対策

柴犬

柴犬の換毛期に関してご説明しましたがいかがでしたでしょうか。意外と知らなかったことも多かったのではないでしょうか。柴犬を飼っている方であればご存じかと思いますが、柴犬は換毛期以外でも、一年を通して抜け毛が多いワンちゃんです。そのため、抜け毛の対策は換毛期だけでは不十分です。ここでは、柴犬の抜け毛対策をいくつかご紹介していきます。愛犬を常に清潔な状態にするためにも、我々飼い主が気持ちよく愛犬と接するためにも、抜け毛の対策は徹底して行いましょう。 

ブラッシング

柴犬の抜け毛対策として最も重要なことは、何よりもブラッシングです。

ブラッシングは、既に抜けた毛を取り除くだけでなく、抜けかけの毛を綺麗に落とすことができます。

ブラッシングする際のポイントとしては、被毛の流れに沿って頭から尻尾の方へ優しく撫でるようにとかしてあげましょう。

不要な毛を取り除くことで綺麗に生え変わり、見た目も美しい上に清潔な状態を保つこともできます。

また、ブラッシングは皮膚のマッサージ効果もあり、定期的にしてあげることで愛犬がリラックスできるでしょう。

柴犬は他のワンちゃんと比べても毛の抜けやすい犬種のため、最低週に一度はブラッシングしてあげる必要があります。

換毛期は特に時間をかけてあげることを意識しましょう。

シャンプー

シャンプーも抜け毛対策としては重要な役割を果たしています。

シャンプーは、皮膚や被毛に付着した汚れを落として清潔にするのはもちろん、抜け毛や浮いた毛を同時に洗い流してくれるためおすすめです。

特に換毛期にシャンプーをすると毛がごっそり抜け落ちることがあるので、シャンプー前にブラッシングすることをおすすめします。

ご存じの通り柴犬はダブルコートの被毛構造をしているため、水をかける際は上毛(オーバーコート)を搔き分け、地肌に水が当たるようにしましょう。

地肌までしっかりと濡らしてあげることでより効果的にシャンプーを行うことができ、抜け毛対策としても効果があります。

柴犬のシャンプーの詳しい記事もあるので、気になる方は下記記事から是非ご覧ください。

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食事

食事も抜け毛対策には欠かせません。

換毛期は全身の毛が抜け落ち、新しい被毛が綺麗に生え変わるためには多くの栄養が必要です。

我々人間と同じように、柴犬も丈夫でしっかりとした被毛をつくり、健康的な皮膚を維持するには良質なタンパク質が必要とされています。

そのため、特に毛が抜け落ちる換毛期には、いつもの食事にタンパク質を加えて十分な栄養を確保できるようにしてあげましょう。

散歩

散歩も抜け毛対策になると言われています。

最近では柴犬を室内で飼うことが増えてきており、室内飼育に不足しがちな「日光浴」や「外気浴」は抜け毛対策に必要と言われています。

毛の生え変わりは、寒暖差や外気に触れることで促進されるため、室内で飼われている柴犬は外で飼われている柴犬よりも、換毛期がずれたりすることがあります。

そのため、適切な時期に換毛することができるようできるだけ毎日散歩に連れていき、外の空気に触れさせてあげましょう。

季節の変化や温度差をしっかり感じることで、換毛期のずれを防ぐことができます。

まとめ

柴犬

いかがでしたでしょうか。本記事では柴犬の換毛期について解説しました。

柴犬は数ある犬種の中でも毛が抜けやすいことで有名ですよね。

実際柴犬を飼っている飼い主さんの中にも、抜け毛がひどくて悩まれている方は少なくはありません。

そのため、これから柴犬を飼う方は柴犬の抜け毛事情についてしっかりと理解を深め、抜け毛対策をしてあげる必要があります。

愛犬の見た目を美しく保ち、健康的で清潔な被毛・皮膚にしてあげるためにも、抜け毛のケアはきちんと行いましょう。

抜け毛対策が疎かになっている方は是非一度見直してみてください。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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