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パグは抜け毛が多い犬種!愛犬の抜け毛とうまく付き合っていくためにできることとは?

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パグは短毛のため、長毛の犬種と比べると抜け毛が少なそうな印象を受けますよね。しかし、毛足が短いからといって必ずしも抜け毛が少ないというわけではありません。数ある犬種の中でもパグは抜け毛が多いほうであると言われているため、「抜け毛が少なそう」というイメージで飼ってしまうと後悔してしまう可能性があります。本記事ではパグの抜け毛が多い理由と、抜け毛対策をご紹介します。

パグは抜け毛が多い犬種!愛犬の抜け毛とうまく付き合っていくためにできることとは?

目次

  1. パグはなぜ抜け毛が多いの?
  2. パグの抜け毛対策について
  3. パグの抜け毛を効果的に掃除する方法
  4. 抜け毛はうまく付き合うことが大切

パグはなぜ抜け毛が多いの?

パグ 抜け毛

短い被毛は抜け毛が少なくお手入れも簡単そうに見えますが、どうして抜け毛が多いのか気になりますよね。まずはじめにパグの抜け毛が多い理由について見ていきましょう。

被毛の構造が関係している

犬の被毛には「シングルコート」と「ダブルコート」と呼ばれる2つの構造があります。シングルコートとは、オーバーコートと呼ばれる上毛のみ生えているタイプです。オーバーコートは硬い毛質をしており、紫外線や雨などの外部の刺激から皮膚を守っています。シングルコートの犬は決まった時期に毛が抜けるわけではなく、1年を通して生え変わっており、比較的抜け毛が少ないのが特徴です。

一方のダブルコートは、オーバーコート+アンダーコートと呼ばれる下毛も生えているタイプです。アンダーコートは柔らかい毛質で、保温性に優れています。ダブルコートの犬種の多くは寒冷地や四季のある地域が原産です。1年に2回、春と秋の換毛期でアンダーコートが生え変わることで気温の変化に対応しています。パグはダブルコートの犬種のため、換毛期(※)には大量の毛が抜けますが、短毛であることから毛周期が短く、普段から抜け毛の量は多いです。

※最近では、1年中室内で飼われることが大半であるため、気温や日照時間の変化をあまり感じることができず、換毛期がずれてしまうことも多いと言われています。

■シングルコートの代表犬種

  • トイプードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャーテリア
  • ダルメシアン
  • ドーベルマン
  • ミニチュアピンシャー

トイプードル、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどの犬種は長毛のため比較的抜け毛が少ないですが、毛玉を防いだり綺麗な被毛の状態を維持するために定期的にトリミングに行く必要があります。シングルコートでも短毛のダルメシアンやドーベルマン、ミニチュアピンシャーは毛の生え変わりのサイクルが短いので、抜け毛は多いほうです。

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■ダブルコートの代表犬種

  • シーズー
  • ミニチュアシュナウザー
  • ビションフリーゼ
  • フレンチブルドッグ
  • パグ
  • 柴犬

ダブルコートの中でもシーズーやミニチュアシュナウザー、ビションフリーゼは毛周期が長かったり毛質的に抜け毛が少ないほうだと言われています。一方でフレンチブルドッグ、パグ、柴犬などはとても抜け毛が多い犬種です。

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パグの抜け毛対策について

パグ 洋服

パグは抜け毛が多い犬種なので、日頃のお掃除の手間を減らしたり、換毛期をできるだけ楽に乗り切るためには普段からの抜け毛対策が欠かせません。ここでは、パグの抜け毛対策として飼い主さんができることをご紹介します。 

対策①ブラッシングはできるだけ毎日行う

毛が抜けることは生理現象のため、抜け毛自体を減らすことはできませんが、工夫次第で抜けた毛をできるだけ室内に落とさないようにすることはできます。パグに限らず、抜け毛をできるだけ犬の体から落とさないようにするためには、ブラッシングが有効です。できれば毎日ブラッシングをし、体の上に残っている抜け毛(死毛)を取り除きましょう。特に抜け毛が多くなる換毛期には念入りに行うのがポイントです。ただし、パグは皮膚が強くないと言われているので、何度も同じところをブラッシングしたり、強い力でブラッシングするのは避けてください。

ブラッシングは抜け毛対策となるだけではなく、血行の促進やノミ・ダニ、皮膚の異変の早期発見、毛艶をよくする、フケやほこりの除去など、たくさんのメリットがあります。また、ブラッシングは愛犬とのスキンシップ、コミュニケーションの時間にもなるので、習慣化するのがおすすめです。

対策②定期的なシャンプー

抜け毛対策としてブラッシングのほかにも、シャンプーも効果的です。パグは脂性肌で皮脂の分泌が多く、ニオイの原因となりやすいと言われているため、定期的なシャンプーは抜け毛対策だけでなくニオイ対策としても期待できます。ただし、洗いすぎや洗浄力の強いシャンプーの使用、生乾きなどは皮膚トラブルの原因になるので注意が必要です。 

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対策③洋服を着せる

抜け毛対策として犬用の洋服を活用するのもおすすめです。洋服を着せることで抜け毛が室内に落ちたり、舞うのを軽減することができます。ただし、着せっぱなしは蒸れて皮膚トラブルを引き起こしたり、擦れて毛玉の原因となってしまうので、着用時間には注意してください。パグは皮脂の分泌が多めなので、洋服はこまめに洗濯して清潔さを保つことも大切です。洋服を嫌がる場合はストレスになってしまうので、無理に着せるのはやめましょう。

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お手入れをスムーズに行うには

パグに限らず犬を飼うにあたっては被毛のお手入れだけでなく、歯磨きや爪切り、耳掃除、肛門腺絞りなどさまざまなお手入れが必要になります。顔周りを触られるのが苦手だったり、ブラッシングやシャンプーを苦手としている子は少なくないので、お手入れをスムーズに行うためには、好奇心旺盛な子犬のうちにいろいろなお手入れに慣れさせておくことが重要です。

自分で行うのが難しいという場合にはトリミングサロンや動物病院を頼ることもできますが、飼い主さん以外の人に触られると暴れてしまう、噛みついてしまうといったケースではお手入れを断られてしまうこともあるので、どこを触られても大人しく受け入れる状態になるトレーニングをしておきましょう。

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パグの抜け毛を効果的に掃除する方法

掃除グッズ

愛犬の抜け毛の掃除に苦労しているという飼い主さんは多いのではないでしょうか。パグの被毛は短いため至る所に刺さりやすく、取り除きにくいことから掃除が大変という声も少なくありません。室内に落ちる抜け毛はご紹介した方法で減らすことはできますが、どんなに対策しても抜け毛は発生するものなので、お掃除のコツを知っておくことも大切です。抜け毛の掃除をする際のポイントをご紹介します。

まずは濡れ拭きしよう

抜け毛は軽いので、いきなり掃除機をかけてしまうと舞い上がってうまく集めることができません。そのため、まずはフローリングワイパーなどのアイテムを使って床を濡れ拭きしましょう。隅から真ん中に向かって集めるのがポイントです。ある程度抜け毛を取り除いてから掃除機をかけることで抜け毛を除去しやすくなるほか、このひと手間で掃除機に抜け毛が詰まるのを防ぐことができます。

仕上げは粘着シートで

布製品に刺さって掃除機ではうまく取り除けない抜け毛は、粘着シートを活用して取り除きましょう。濡れ拭きできないカーペットなども粘着シートが活躍します。粘着シートでも取り除けないという場合にはゴム手袋がおすすめです。抜け毛が気になるところをゴム手袋でさっとなぞると抜け毛が簡単に取れるので、試してみてください。

抜け毛はうまく付き合うことが大切

パグ

犬を迎えるにあたっては、人によって重視するポイントが異なりますよね。とにかく見た目が好みということもあれば、一緒にドッグスポーツをしてみたい、番犬として活躍していたルーツを持つ犬種がいい、賃貸でも飼えるサイズがいいなど、その人によって譲れない部分があるのではないでしょうか。その中で「抜け毛の量」も重要な判断基準になるケースも少なくないため、「パグを迎えたいけれど、抜け毛が多いなら厳しいかも・・」と諦めてしまう方もいるかもしれません。

確かにパグは抜け毛が多い犬種です。しかし、普段のブラッシングや定期的なシャンプーで、室内に落ちる抜け毛の量はある程度コントロールすることができます。

毛足が短いことからも掃除は大変ではありますが、抜け毛さえも愛おしいと感じる飼い主さんは多くいます。お気に入りのソファに毛が落ちていても、それは「ここで愛犬がくつろいでいた証拠」なのです。

抜け毛は犬と暮らすうえで切り離すことはできません。ネガティブなものとして捉えるのではなく、愛犬の一部として向き合うことが抜け毛とうまく付き合うポイントです。

一生のうちに迎えられる犬は限られているからこそ、「抜け毛も含めて、この子と一緒に暮らしていきたい」と思える子を迎えられるかどうかが大切ではないでしょうか。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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