banner

banner

パグってどんな性格をしてる?特性を理解して上手にしつけよう

お気に入りに追加

鼻ぺちゃな犬と聞いてパグを思い浮かべる方は多いと思います。笑っているような困っているような愛嬌のある表情やコミカルな座り方、まるでおじさんのような寝顔など、さまざまな魅力を持つ人気の犬種です。そんなパグですが、いったいどんな性格をしているのでしょうか?本記事ではパグの基本的な性格傾向や性格に合わせたしつけのコツについてご紹介します。

パグってどんな性格をしてる?特性を理解して上手にしつけよう
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. パグの基本情報について
  2. パグの性格を知ろう
  3. パグの性格に合わせたしつけのコツ
  4. パグのしつけは根気よく!

パグの基本情報について

パグ

パグの性格をご紹介する前に、まずはパグの基本的な情報について簡単に見ていきましょう。

 原産国 

 中国 

 サイズ 

 小型犬 

 体重 

 約6~8㎏(理想体重:6.3~8.1㎏) 

 体高 

 約25~33㎝ 

 被毛 

 ダブルコート 

 平均寿命 

 12.8歳 

ジャパンケネルクラブのグループでは「9G:愛玩犬」に分類されるパグ。その祖先は、一説には約2000年前には存在していたと言われており、とても古い歴史を持つ犬種です。

名前の由来は諸説ありますが、ラテン語で「握りこぶし」を意味する「pugnus(パグナス)」が有力だと考えられています。国によって以下のように呼び方が変わる犬種でもあります。

  • 中国:覇歌(パー・クー)
  • イギリス:ダッチ・パグ
  • オランダ:モプスホンド
  • ドイツ:モプス
  • フランス:カーリン

小型犬に分類されますが、がっしりした体格をしており筋肉質です。スクエアな体型が望ましいとされています。

短毛ではあるものの、ダブルコートのため抜け毛は非常に多いです。毛足が短いのでお手入れが簡単そうに見えますが、普段はもちろん換毛期にも大量に毛が抜けるので、覚悟が必要かもしれません。顔のしわには汚れや食べかすなどが溜まりやすいので、こまめに拭いてあげてください。

毛色はフォーン、ブラック、シルバー、アプリコットの4色ですが、最も多く見かけるのはフォーンの毛色でしょう。シルバーやアプリコットは日本ではほとんど見かけないとも言われており希少なカラーとされています。ブラック以外の毛色の子は鼻から口にかけてが黒い「ブラックマスク」が特徴です。

小型犬は比較的長生きすると言われていますが、「アニコム家庭白書2023」を参照するとパグの平均寿命は12.8歳で、一般社団法人ペットフード協会の「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査(※)」によれば、小型犬の平均寿命は14.62歳となっているため、小型犬の中ではやや短い傾向にあることが分かります。これは短頭種という身体構造により呼吸器トラブルや肥満による負担、熱中症にかかりやすいことなどが関係していると考えられています。

慢性的に呼吸がしづらい状況であることやそれにより健康上の問題を引き起こしやすいことが問題視され、動物福祉の観点から、オランダでは鼻が短い犬(具体的には、鼻の長さが頭蓋骨の長さの3分の1より短い犬)の繁殖を禁止することが法律で決定し、事実上、パグをはじめフレンチブルドッグやイングリッシュブルドッグなどの繁殖が禁止となりました。

他国でも同様の法律はあり、犬種で禁止されている一方、オランダは「鼻の長さ」で決めているため、鼻の長いパグを作出しようとしているブリーダーもいるようです。また、現在は「繁殖」の禁止ですが、ゆくゆくは「飼育」も禁止にすることも検討されています。

※「犬 飼育・給餌実態と支出P64」参照。(2024.10/11現在)

新しい実態調査が掲載されると過去の調査は削除される可能性あり。

パグの歴史についてはこちらの記事で触れています

パグとフレンチブルドッグの違いって分かる?それぞれの特徴をおさえて見分けられるようになろう

あわせて読みたい

パグとフレンチブルドッグの違いって分かる?それぞれの特徴をおさえて見分けられるようになろう

パグとフレンチブルドッグはどちらも大人気の犬種なので、その名前を聞いたことがある人は多いと思います。彼らの特徴と言えば何と言っても「鼻ぺちゃ」なお顔ですが、両犬種にどんな違いがあるのか詳しく知っているという人は案外少ないのではないでしょうか。そこで今回はパグとフレンチブルドッグの違いについてまとめてみました。この記事を読み終えたころにはきっと両犬種の区別がつくようになるはず。「見分けられない!」という人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

パグの性格を知ろう

パグ

どのような性格になるかは犬種の傾向のほか、遺伝や性別、生活環境なども関わってくるため、すべての子が同じ性格になるわけではありませんが、ここでは一般的に言われているパグの性格についてご紹介します。

陽気でフレンドリー

愛玩犬であるパグは陽気で人懐っこく、飼い主さんに対して愛情深いと言われています。穏やかで攻撃性が低いため無闇に吠えることもほとんどありません。他の犬や飼い主さん以外の人に対しても比較的フレンドリーな子が多いです。そのため初心者でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

マイペースなので留守番は苦手ではないとされる一方で、人懐っこいがゆえに寂しがりやでもあるため、長時間の留守番には向いていないという意見もあります。

こちらの記事もチェック!

愛犬が落ち着いてお留守番できるようにするために!トレーニング方法や環境作りのポイントを教えます

あわせて読みたい

愛犬が落ち着いてお留守番できるようにするために!トレーニング方法や環境作りのポイントを教えます

犬はひとりで過ごすことが苦手な動物なので留守番は得意ではありません。とはいえ、仕事や用事などにより、やむを得ず愛犬に留守番させることもあるので、早いうちからひとりで過ごすことに慣れてもらう必要があります。今回は、留守番のトレーニング方法や、愛犬が安心して留守番できる環境作りのポイントなどをご紹介します。

遊ぶことが大好き

小型犬ではありますが、活発で遊ぶことが大好きです。公園やドッグランでは見知らぬ犬や人にも積極的に挨拶をしに行くことも多いんだとか。毎日のお散歩はもちろん、一緒に遊ぶ時間を設けてあげると喜びます。ただし、中にはゆったり過ごすことが好きな子もいるので、愛犬の性格に合わせてあげるようにしてください。

短頭種のため、興奮すると呼吸が苦しくなってしまいます。運動は好きですが、必要な運動量は多くないため、無理させすぎない範囲で遊ばせるように注意しましょう。

頑固な一面も

基本的にはのんびりしているパグですが、意外にも頑固な一面も持ち合わせています。自分の気のすむまでおもちゃを離さなかったり、お散歩中に座り込んで歩いてくれないなどの行動をとることも。自分のペースを大切にするのは魅力的な部分でもありますが、しつけやトレーニングでは忍耐が必要になると言えます。

こちらの記事もチェック!

愛犬が突然走り出す!「パグ走り」の理由ってなに?

あわせて読みたい

愛犬が突然走り出す!「パグ走り」の理由ってなに?

普段はまったりしている愛犬が、何の前触れもなく全速力で走り出して驚いた経験はありませんか?急に狂ったようにダッシュする姿を見て、何事かと心配になってしまう方も多いと思います。実はこの行動自体は犬ではよく見られるものです。しかし、なぜ唐突にこのような行動をとるのか気になりますよね。そこで今回は突然猛ダッシュする「パグ走り」について、その理由やパグ走りをしているときに飼い主さんがとるべき行動についてご紹介します。愛犬の謎の行動の理由を知りたい方や走り回っているときにどうしたらいいか分からないという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

パグの性格に合わせたしつけのコツ

パグ

犬をしつけるにあたっては、その子の性格・特性にあわせてトレーニングを進めるのがコツです。具体的に見ていきましょう。

コマンドで落ち着けるようにしておこう

パグは興奮しやすい一面がありますが、短頭種という身体構造上、呼吸器トラブルを招く恐れがあるので、愛犬の様子をみて飼い主さんがコントロールすることが大切です。

お座りや伏せ、待てといった基本的なコマンドを繰り返し練習し、興奮してしまった場合にはこれらのコマンドでクールダウンできるようにしておきましょう。

褒めて伸ばそう

ちょっとしたことでは動じないようなイメージがありますが、繊細で傷つきやすい面もあるので、厳しく叱ったりするとうまくしつけが進まなくなってしまう可能性があります。パグのしつけは「褒めて伸ばす」が基本です。上手にできたら好きなおやつをあげる、撫でるなど、思いっきり褒めてあげましょう。

傷つきやすいとはいえ、好ましくない行動に対して叱らずに甘やかしてしまうと飼い主さんの言うことを聞かなくなってしまうので、さじ加減には注意してください。

普段からコミュニケーションをよくとり、信頼関係を構築できれば、スムーズにトレーニングができるはずです。

無理強いしない

パグは自分のペースを大切にするため、急かしたり無理強いするのは得策ではありません。これはどの犬種にも言えることではありますが、しつけには忍耐が必要です。犬の集中力は長くても5分程度といわれているので、集中力が切れたら終わりにする、など焦らずにメリハリのあるトレーニングを積み重ねていきましょう。

パグのしつけは根気よく!

パグ

パグは愛情深く初心者でも比較的飼いやすい犬種ではありますが、マイペースでちょっぴり頑固な一面もあるので、しつけが入りやすいというわけではありません。

吠える、噛むといった問題行動はあまり起こさないものの、しっかりしつけをしなければ飼い主さんの言うことを聞かない子になりかねないので、子犬のうちから根気よくトレーニングをしましょう。

また、短頭種であるがゆえに興奮させすぎないように注意する必要もあります。呼吸器に負担がかからないよう、待て、お座り、伏せなどのコマンドは早めに練習しておくことをおすすめします。

こちらの記事もチェック!

パグの赤ちゃんをお迎えしたい方必見!子犬期のお世話の仕方を解説します!

あわせて読みたい

パグの赤ちゃんをお迎えしたい方必見!子犬期のお世話の仕方を解説します!

子犬はみんな可愛いですが、もちもちころころなパグの子犬は困っているかのように見える表情も相まって庇護欲を掻き立てられる存在ですよね。日本でも飼っている人が多い人気の犬種なので、いつかパグをお迎えしたいと考えている人も多いと思います。そこで本記事では、子犬期ならではのお世話の仕方についてや、子犬期にやっておくべきしつけなどをまとめて解説します。パグの赤ちゃんをお迎えしたいと考えている方はぜひ目を通してみてくださいね。

「パグ座り」って知ってる?特徴的な座り方をする理由と注意が必要なサイン

あわせて読みたい

「パグ座り」って知ってる?特徴的な座り方をする理由と注意が必要なサイン

みなさんは「パグ座り」という言葉を耳にしたことはありますか?その名の通りパグによく見られる座り方で、何とも言えない哀愁の漂った座り方はSNSでも人気となっています。しかし、ユニークで愛らしいパグ座りの中には注意が必要なケースもあり、早急に動物病院に連れて行かなければいけないことも。今回は、パグ座りをする理由と注意が必要なサインについてご紹介します。パグ座りについて知りたい方や、愛犬がよくパグ座りをしているというパグオーナーさんはぜひ目を通してみてくださいね。

愛犬の寿命に繋がる!?犬用ベッド徹底比較 2024年最新版 床ずれの防止、腰の負担予防など愛犬の健康のために考え抜かれた犬用ベッドを徹底比較!
choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード