ポメラニアンのお風呂事情|シャンプーの頻度や上手なやり方、注意点まで
ポメラニアンの特徴でもあり魅力の1つでもあるふさふさの被毛を清潔に保つには、こまめなブラッシングと定期的なシャンプーが欠かせません。トリミングサロンでお手入れしてもらうこともできますが、仕事の都合で行けない場合や、自分で洗ってあげたいという飼い主さんもいると思います。そこで今回はポメラニアンを自宅でシャンプーする際の頻度や洗い方をご紹介します。
目次
ポメラニアンはいつからシャンプーしてもいいの?
子犬がシャンプーデビューできるのは、ワクチン接種が終わって1週間〜2週間経ってからが望ましいとされています。生後3ヶ月くらいまでは免疫力が低く、体温調節もうまくできないので、シャンプーすることによって風邪を引いてしまうことがあるからです。
ワクチン接種が済むまではブラッシングでなるべくほこりなどを取り除き、排泄物で汚れてしまった場合には濡らしたタオルで拭いてあげましょう。
はじめてのシャンプーは水に慣れてもらうことから始めます。手ですくったお湯を足先にかけて慣らしていくのがおすすめです。いきなり全身を洗おうとするのではなく、愛犬の様子を見ながら少しずつ進めてあげてください。
ポメラニアンはトリミング犬種ではありませんが、シャンプーをはじめとするお手入れをトリミングサロンでやってもらいたいという場合、ワクチンプログラムが完了し生後3~4ヶ月経っていることが受け入れの目安とされています。ただし、サロンによって「生後〇ヶ月以上」などの条件が設けられていることもあるので事前に確認しておくと安心です。
お風呂(=湯船につかる)は毎日でもOK?
シャンプーではなく、お湯につかるだけであれば毎日でも問題ないと言われています。皮膚病を患っている子の場合、獣医師の指導の下、薬浴でケアするという方法や、トリミングサロンによっては炭酸泉のお風呂というようなメニューもあるので、犬を湯船に入れること自体は問題ありません。湯船につかることで血行促進やリラックス効果があるとも言われています。
ただし、シャンプーをしている場合には基本的に湯船に入れる必要はないので、シャワーだと怖がってしまいシャンプーできないというようなケースを除いては、必要に応じて取り入れてあげればよいでしょう。
ポメラニアンをお風呂に入れる場合には、以下の点を守ることが大切です。
- ワクチンプログラムが完了していること
- 嫌がっている場合は無理強いしない
- 食後は避ける
- ぬるめのお湯で短時間
- 愛犬のサイズにあわせたバスタブを用意する
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ポメラニアンのシャンプーの適切な頻度は?
被毛や皮膚を健康に保つためにも、ニオイ・抜け毛対策としても効果のあるシャンプーですが、どのくらいの頻度で洗ってあげるのが良いのでしょうか。
1ヶ月に1回でOK
ポメラニアンはニオイの強い犬種ではなく、皮膚もべたつきにくいですが、長い被毛はニオイがこもりやすいので、日頃のブラッシングとあわせて1ヶ月に1回ほどの頻度でシャンプーをしてあげましょう。シャンプーは抜け毛対策にもなるのでおすすめです。月に2回以上トリミングサロンに通うのであれば自宅でのシャンプーは必要ありません。
梅雨の時期は湿度が高いので皮膚がべたつきやすくなる他、毛ぶきが悪くなったりニオイが気になることもあるので、その場合はシャンプーの回数を増やしましょう。
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1週間に1回はダメ?
犬独特のニオイが気になるので毎週シャンプーしてます、という飼い主さんもいますが、頻繁に洗ってしまうと必要な皮脂まで取り除いてしまい、かえって皮膚トラブルを招くことがあります。
また、犬の皮膚はとても薄く、人間の1/5~1/3の厚さしかないので刺激や乾燥に弱いです。皮膚病などを患っていて獣医師から指示がある場合などを除いて、毎週シャンプーするのは控えましょう。
ポメラニアンのお風呂|事前準備
犬をお風呂に入れる前に必要なものを用意しておくとスムーズです。あらかじめ準備しておくといいものをご紹介します。
- ブラシ
- 犬用バスタブ
- 犬用シャンプー・リンス
- タオル(2~3枚)
- ドライヤー
ポメラニアンは小型犬なので、身体のサイズにあわせたバスタブを用意しておくと洗いやすくなります。また、濡れたお風呂場は滑りやすくなるので、転ばないようタオルや滑り止めのマットをあらかじめ敷いておきましょう。シャンプーしたあとにすぐに拭いてサッと乾かせるようにタオルとドライヤーも近くに置いておくと◎
ポメラニアンのお風呂|シャンプーのやり方
それでは具体的にシャンプーの手順を見ていきましょう。
1.はじめにブラッシング
まずシャンプーをする前に全身をブラッシングしましょう。事前にブラッシングをすることで毛のもつれがほぐれたり、余計なごみを取り除くことができるのでシャンプーの泡立ちがよくなります。
2.全身を濡らす
足先やお尻など顔から遠い部位からお湯をかけていきましょう。身体になるべくくっつけるようにして動かすとシャワーの音や水圧が小さくなり、シャワーの音が苦手な子でも怖がりにくくなるのでおすすめです。温度はぬるいと感じる35~38度くらいにします。夏や冬は気温にあわせて愛犬の様子を見ながら変えてもいいでしょう。顔周りはシャワーを直接かけるのではなく、濡らしたタオルやガーゼなどで少しずつ濡らしてあげてください。
3.優しく洗う
全身が濡れたらシャンプーを手で泡立てて身体になじませていきます。お尻や背中など嫌がりにくいところからはじめ、顔周りは最後に洗いましょう。その際、目や鼻に入らないように注意が必要です。犬の皮膚はデリケートなので指の腹で優しくマッサージするように洗ってください。
4.しっかりすすぐ
シャンプーが残らないようにしっかりすすいでください。洗い流すときは顔周りから始めます。シャンプーのすすぎ残しがあると皮膚病の原因になるので、洗い流しにくい耳や足の付け根、指の間などは念入りに流してくださいね。
5.リンスも同様に行う
リンスはお湯に溶いてから身体全体にかけましょう。こちらも洗い残しがないようしっかりすすぎます。
6.丁寧にタオルドライ
しっかりすすげたら力加減に気をつけて拭いていきましょう。尻尾や耳は水気を含みやすいので優しく絞るようにして水気を取ってください。指の間も忘れず拭き取ってくださいね。タオルドライの時点でしっかり水気を取り除いておくことでドライヤーの時間を短縮することができます。
7.ドライヤー
タオルドライしたあとそのままにしてしまうと、せっかく洗ったのにニオイが発生したり皮膚病のリスクが高まります。ドライヤーを使って短時間で乾かしましょう。30㎝以上離し、断続的に動かしながら根元から乾かしてください。
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ポメラニアンのお風呂|注意点
ポメラニアンをシャンプーする際には気をつけなければいけないことがいくつかあります。1つずつ見ていきましょう。
温度に注意
犬は人間よりも皮膚が薄いので熱さを感じやすいです。そのため、人間にとってちょうどいい温度にしてしまうと犬にとっては熱い可能性があります。犬の身体を濡らす前に触って、ぬるいと感じる温度に設定しましょう。特に子犬の場合は体温が上がりやすいため、のぼせないように注意してください。
水分に注意
シャワーで洗い流す際には目や鼻はもちろん、特に耳の中に水が入らないように注意してください。犬は耳に水が入った場合、頭を振って出すことができますが、耳の中に水分が残っていると外耳炎や中耳炎の原因になるので、念のためしっかり拭き取りましょう。
体調がすぐれないときは避ける
犬にとってお風呂は身体に負担がかかります。疲れているときや体調がよくないときは無理にシャンプーするのは避けましょう。また、心臓病などの疾患を抱えている場合には、獣医師に相談して指示を仰ぐと安心です。
シニアの場合は無理しない
先述した通りお風呂は身体に負担がかかるので、愛犬が高齢の場合には身体を拭いてあげるのがおすすめです。汚れが気になりどうしても洗ってあげたいという場合には、万が一のことを考えて動物病院が開いている時間に行いましょう。
お尻周りや口周りなどの汚れやすい部分はドライシャンプーの活用もおすすめです。なるべく身体に負担がかからないよう工夫してあげてくださいね。
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犬用のシャンプーを使う
人間用のシャンプーを使っている飼い主さんもいるようですが、人間用のシャンプーは洗浄力が強く必要以上に皮脂が落ちてしまいます。成分や香料なども犬のことを考えて作られているわけではないので、必ず犬用の物を使ってください。低刺激性のタイプがおすすめです。
子犬のころから慣れさせよう
ブラッシングや爪切り、お散歩など他のことでも言えることですが、なるべく子犬のうちから色々なことに慣れさせておくと、成犬になってからのお手入れがスムーズに進みます。嫌がるときは無理強いせずゆっくり慣れさせてあげてくださいね。水に対する恐怖心をなくしてあげることが大切です。
トリマーさんにお願いするのも1つ
シャンプーが苦手なワンちゃんは多いです。1度無理強いしてしまうとやらせてもらえなくなることも珍しくありません。自分でシャンプーするのが難しいなと感じた場合には、トリマーさんを頼りましょう。
ポメラニアンは定期的にシャンプーしてあげよう!
ポメラニアンの綺麗な被毛を保つためにはブラッシングとシャンプーが大切です。換毛期をなるべく楽に乗り切るためにもこれらのお手入れは欠かせません。
しかし、水に抵抗感を示す子は多いです。シャワーの音が苦手という子もいます。その場合はバスタブにお湯を張って手ですくってかけてあげることからはじめましょう。それでも警戒して嫌がってしまうときには濡らしたタオルなどで拭いてあげるだけでもある程度の汚れは取れます。
また、愛犬のシャンプーにチャレンジする前に動画を見てイメージトレーニングをしておくといいかもしれませんね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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