オールドイングリッシュシープドッグのカット事情|被毛の特徴やお手入れ方法を解説
ぬいぐるみのようにフサフサの被毛と大きな体が魅力のオールドイングリッシュシープドッグ。見た目からして、毛量が多くお手入れが大変そうなイメージがありますよね。果たして抜け毛は多いのでしょうか?今回は、オールドイングリッシュシープドッグの被毛タイプから自宅でのお手入れの仕方、トリミングサロンでのおすすめのメニュー、抜け毛・毛玉対策について紹介していきます。
目次
オールドイングリッシュシープドッグのカットについて
オールドイングリッシュシープドッグは、とにかく被毛の量が多く毛玉になりやすいため、定期的にトリミングサロンでお手入れしてもらうことをおすすめします。ここでは、おすすめのメニューや頻度、料金の目安などについて紹介します。
シャンプーコースを中心に組むのがおすすめ
オールドイングリッシュシープドッグにおすすめのトリミングメニューは、基本的にシャンプーコースです。夏場にはさっぱりとサマーカットを行う子も増えていますが、犬種の最大の特徴である被毛はできれば維持したいところですから、カットは顔まわりなど部分カットをシャンプーコースに追加するといいでしょう。
料金の目安…比較的高い傾向!
トリミングサロンでの料金は、体のサイズや被毛の量によって設定されていることが多いため、大型犬で毛量の多いオールドイングリッシュシープドッグの料金は高い傾向にあります。お店毎に差はありますが、シャンプーコースが10,000~13,000円、カットコースは15,000~18,000円程度です。
トリミングサロンに行く頻度
トリミングサロンを訪れる頻度は、基本的にシャンプーの頻度と同じですが、金銭的に難しい場合は月1回程度でもいいでしょう。
オールドイングリッシュシープドッグの被毛の特徴
オールドイングリッシュシープドッグの被毛のお手入れ方法を知るためには、まずコートタイプや被毛の構造などを理解する必要があるため、ご説明していきます。
ダブルコートで毛量多め
オールドイングリッシュシープドッグは、家畜を誘導する使役犬として働いていたために、雨風にも強くイギリスの厳しい気候下でも耐えられる被毛が全身を覆っています。そのため、被毛は粗く硬めのオーバーコートと、防水性のあるアンダーコートの2重構造になっているダブルコートです。大型犬であることに加えて、オーバーコート、アンダーコートともに毛量が多いため、抜け毛も他の犬種に比べて多くなります。
ロングコートが柔らかい毛質から硬く粗めの毛質に変化
オールドイングリッシュシープドッグは、毛量の多いロングコートです。目がどこにあるか分からないほどの豊富な被毛は、子犬のうちは柔らかい毛質ですが、大人になると硬く粗めの毛質へと変化します。
毛色
オールドイングリッシュシープドッグの毛色は、グレー、グリズル、ブルーを基調として頭部や胸部、下腹部、手足などにホワイトが広がっています。
オールドイングリッシュシープドッグの被毛のお手入れ方法
オールドイングリッシュシープドッグは、大型犬で被毛が生えている面積が広いことに加えて、被毛の量も豊富なのでお手入れはとても大変です。美しい被毛と皮膚の健康を保つためには、こまめなお手入れが必要になります。
ブラッシングは週3~4回以上は必須、できれば毎日してあげて
定期的なシャンプーに加えて、こまめなブラッシングが大切です。可能であれば毎日、少なくとも週3~4回以上はブラッシングを行いましょう。毛玉になりやすいため、アンダーコートまで根元からしっかりとスリッカーブラシで梳かしましょう。
シャンプーは月に2回以上は必須、月3回を推奨
体の大きいオールドイングリッシュシープドッグのシャンプーは、かなりの大仕事になりますが月に最低でも2回は行った方がいいでしょう。夏の季節は特に湿気によってダブルコートの被毛が粘つくこともあるため、できれば月3回シャンプーを行うようにして、皮膚が蒸れて皮膚炎になるのを予防しましょう。
Point:毛玉を作らないよう、ブラッシングは根元から念入りに
豊富なダブルコートのため、蒸れやすく毛玉が非常にできやすい犬種です。毛玉を作らないためには、こまめに根元からしっかりとブラッシングすることが重要です。特に、動くことで摩擦が起こり、毛玉になりやすい耳の根元や脇下、足の内側などの部分はこまめに行いましょう。春や冬など静電気が起こりやすい季節は、特に毛玉になりやすい時期なので注意しましょう。
Point:ブラッシングとシャンプーで抜け毛もケアを
ダブルコートの犬種は換毛期には特に抜け毛が増えるため、抜けかけのアンダーコートをブラッシングとシャンプーによってこまめに取り除く必要があります。オールドイングリッシュシープドッグも換毛期には念入りなケアが必要になります。日頃から抜け毛が多いため、日々のお手入れの延長線で換毛期は念入りなケアをしてあげるようにしましょう。
オールドイングリッシュシープドッグはお手入れに時間、体力、コストがかかる犬種
体が大きくフサフサの豊富な被毛を持つオールドイングリッシュシープドッグのお手入れはとても大変です。時間もかかりますし、シャンプーひとつとっても大仕事なので、体力も必要になりますが、手が掛かる子ほど可愛いといいますから、ぜひ愛犬と向き合う時間としてお手入れも楽しんでくださいね。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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