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オールドイングリッシュシープドッグの基本情報|歴史・特徴・性格・特徴・育て方など

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牧羊犬はたくさんの犬種がいますが、代表的な犬種としてボーダーコリーやシェットランドシープドッグの他に「オールドイングリッシュシープドッグ」が挙げられます。オールドイングリッシュシープドッグは白い被毛に覆われた大型犬で、顔まわりの被毛が伸びるため目が毛に埋もれて見えない、というおちゃめなコもいます。ここでは「オールドイングリッシュシープドッグ」という犬種の生い立ちから特徴・性格を踏まえた上手な育て方などをご紹介します。

オールドイングリッシュシープドッグの基本情報|歴史・特徴・性格・特徴・育て方など

目次

  1. オールドイングリッシュシープドッグの歴史
  2. オールドイングリッシュシープドッグの外見的特徴・大きさ・体重
  3. オールドイングリッシュシープドッグの寿命・かかりやすい病気
  4. オールドイングリッシュシープドッグの基本的な育て方
  5. オールドイングリッシュシープドッグの性格
  6. オールドイングリッシュシープドッグは家庭犬として優秀

オールドイングリッシュシープドッグの歴史

オールドイングリッシュシープドッグ

オールドイングリッシュシープドッグという犬種名から牧羊犬だったのかな?という印象を受けますが、どのように生まれて、どのような特徴があるのでしょうか?それを知る上で重要な犬種の生い立ち・歴史からまずは見ていきましょう。

オールドイングリッシュシープドッグの歴史

オールドイングリッシュシープドッグはイギリス原産の大型犬です。定かではありませんが、イギリスにもともと住んでいた犬、ビアデットコリーやヨーロッパ大陸・ロシア経由の犬などの複数の犬種と交配したことにより生まれた犬だと言われています。文献には18世紀後半~19世紀に初めてオールドイングリッシュシープドッグのような犬が見つかっています。「オールド」と名前がついていますが、生まれた歴史は比較的新しい方と言えるでしょう。

また、その犬種名の通り、牧羊犬として活躍をしてきた犬種たちとなります。鉄道が発達する以前の19世紀中頃まで、いわゆる「群れ追い犬」として、長距離を移動する家畜を護衛しながら誘導することで人の生活をサポートしてくれていました。

オールドイングリッシュシープドッグの外見的特徴・大きさ・体重

オールドイングリッシュシープドッグ

オールドイングリッシュシープドッグは全身密な被毛に覆われているため、骨格や抜け毛の量などは見た目では分かりづらいです。ここでは犬種の外見的な特徴として、体型・体質・体重、毛色・被毛・抜け毛事情などをお伝えします。

オールドイングリッシュシープドッグの毛色・被毛タイプ・抜け毛

毛色はグレーの胴体に、頭・胸・首・手足などはホワイトです。被毛はオーバーコートと水を弾く役割を持ったアンダーコートを持ったダブルコートです。被毛が密に生えているため1日1度のブラッシングは必須で、怠ると全身毛玉になることもあるため、注意が必要です。抜け毛も多いため、ブラッシングだけでなく、生活環境を清潔に整えてあげるために毎日の掃除は欠かせません。

被毛のケアについてはこちらの記事をチェック!

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オールドイングリッシュシープドッグの体重・体型・体質

オールドイングリッシュシープドッグは、体高61cm前後、体重30kg前後の大型犬で、体長と体高がほぼ同じのスクエアタイプの体型をしています。牧羊犬として活躍していた頃は作業犬としての目印として断尾をしていましたが、動物愛護の概念から徐々に断尾を行わない犬も増えてきました。

断尾についてはこちらの記事で解説しています

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オールドイングリッシュシープドッグの寿命・かかりやすい病気

オールドイングリッシュシープドッグ

オールドイングリッシュシープドッグの平均寿命は10~12歳です。平均寿命はその犬の生活環境や遺伝的要因などにより変わります。できるだけストレスの少ない生活を心がけるようにしましょう。かかりやすい病気として「皮膚疾患」「心臓疾患」「進行性網膜萎縮症」などが挙げられます。

①皮膚疾患

オールドイングリッシュシープドッグは、皮膚疾患は被毛量が多いため、皮膚が蒸れ、汚れが溜まりやすく、炎症を起こしやすいからです。できるだけ毛玉を作らないようブラッシングを行い、梅雨などの湿気が多い時期はトリミングで被毛を短くし、通気性を良くするなどの対策を取りましょう。犬が体を痒がる、皮膚が赤いなどの症状が見られる場合は早めに動物病院を受診しましょう。

②進行性網膜萎縮症

進行性網膜萎縮症は遺伝病で、現在までに予防や治療法は見つかっていません。視力が低下していき、最後は失明してしまう怖い病気です。

オールドイングリッシュシープドッグの病気を予防するためには1年に1度健康診断、心臓検査などを積極的に行う必要があります。それと同時にトリミングを行い、皮膚の状態を健康に保つように工夫してあげるようにしましょう。

③心臓疾患

心臓疾患では三尖弁閉鎖不全症や拡張心筋症などが多く見られるようです。心臓疾患は病状が進行しないと症状が現れないため、飼い主が気付きにくい病気です。動物病院で健康診断だけでなく、心臓検査などを行うことで病気を早く見つけることができますので、不安な場合には相談してみてください。

オールドイングリッシュシープドッグの基本的な育て方

オールドイングリッシュシープドッグ

犬には犬ごとに最適な生活環境、運動量、しつけトレーニングの難易度、気を付けたい日常ケアがあります。ここでは、オールドイングリッシュシープドッグの育て方をご紹介します。

環境|暑さに弱いので注意

オールドイングリッシュシープドッグはダブルコートの犬種なので、寒さには強いですが暑さには弱いです。そのため室温・湿度の設定には注意が必要です。特に夏場は熱中症を引き起こす危険性も高いので、水分補給の場所を増やす、冷却マット・シーツなどを準備する、生活スペースを涼しい場所に設置するなど対策が必要です。

しつけ|基本トレーニングを徹底

しつけは比較的覚えさせやすいですが、大型犬のためしっかりとトレーニングを行いましょう。賢く、習得までに長い時間はかかりませんが、頑固な一面もあるので誤って教えてしまった場合訂正させるのに一苦労します。外に連れ出す機会が多い犬なので、座れ、待て、伏せなどの基本トレー二ングは徹底して覚えさせましょう。

運動|太りやすい体質なので運動はしっかり

運動量は1日2回、1回1時間程度必要です。広大な敷地を駆け回っていたため、しっかりと運動をさせてあげましょう。全身被毛で覆われているため分かりにくいですが、太りやすい体質なので、できるだけ多く散歩に連れ出してあげましょう。

ケア|ブラッシングを念入りに

オールドイングリッシュシープドッグのケアで一番重要なのが「ブラッシング」です。ダブルコートなので抜け毛も多く、1日に1回はブラッシングをし、必要に応じて回数を増やしてあげましょう。被毛量が多いため、ブラッシングが出来ないと全身毛玉に覆われ家庭ではどうすることもできなくなる場合もあります。定期的なトリミングはもちろんですが、毎日のブラッシングが必須です。

オールドイングリッシュシープドッグの性格

オールドイングリッシュシープドッグ

見た目は穏やかで温厚な性格をしているように見えますが、実際はどんな性格をしているのでしょうか。ここではオールドイングリッシュシープドッグの性格について調べてみました。

賢くて穏やか

オールドイングリッシュシープドッグは賢く、穏やかな性格をしています。牧羊犬として活躍していた頃は臨機応変に動き回り、羊の動きに合わせて行動していたため、しつけトレーニングでもすぐに習得します。穏やかなので家庭犬としても優秀です。

勇敢で誠実

オールドイングリッシュシープドッグは勇敢で誠実な性格をしています。家畜を移動・護送していたため、家畜を狙うものに対して勇敢に立ち向かいます。さらに、人懐こい一面もあるため、子供や他の犬とも仲良くすることできます。

オールドイングリッシュシープドッグは家庭犬として優秀

オールドイングリッシュシープドッグ

ここでは「オールドイングリッシュシープドッグ」の歴史、特徴、性格、育て方などをご紹介しました。オールドイングリッシュシープドッグは賢く、人懐こく、穏やかな性格なので、家庭犬としても優秀です。しかし、全身被毛で覆われているため毎日ブラッシングを行い、大型犬ゆえしつけトレーニングはしっかり行い、運動量かなりの量が必要になるなど大変なことも多いです。犬に合った生活スタイルで過ごすことで飼い主も犬も感じるストレスを軽減させることができます。飼育するときには、生活、育て方などをしっかり検討した上で飼育を決めるようにしましょうね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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