アイリッシュセッターのお手入れの仕方!被毛の特徴とブラッシング・シャンプーのコツ
光沢がある美しい赤毛が特徴的なアイリッシュセッターは、気品溢れる姿が多くの人を魅了していますが、活発な性格のため美しい被毛を保つには家庭でのお手入れが欠かせません。そこで今回はアイリッシュセッターの被毛の特徴や家庭でのお手入れ方法、トリミングサロンでのお手入れや抜け毛・毛玉対策について紹介していきます。
目次
アイリッシュセッターの被毛の特徴
アイリッシュセッターの日頃のお手入れの仕方や抜け毛の量などを知るためには、被毛の特徴を知る必要があります。ここでは、コートタイプや被毛の構造、毛色について紹介します。
代表的なカラー
アイリッシュセッターの特徴的な毛色は、リッチ・チェスナットと言われる濃い栗赤色です。
アイリッシュセッターが作出された当初は赤と白からなる毛色をしており、現在でも原産国のイギリスなどヨーロッパ等では、リッチ・チェスナットだけでなくレッド&ホワイトが認められています。しかし、日本やアメリカではレッド&ホワイトを認めておらず、胸、喉、指趾、前頭部にある小さなホワイトは認められています。
コートタイプ
アイリッシュセッターは、光沢のある美しいロングコートです。 尻尾や足足の後ろ側、胸元などに長い飾り毛があるのが特徴です。この美しい被毛は、狩猟犬として活躍していた時に、茂みの中を走り回っても皮膚が傷つかないよう保護する実用性を兼ね備えています。
被毛の構造
アイリッシュセッターは、シングルコートの犬種です。 シングルコートは、保湿・保温の役割をもつアンダーコートがないためにロングコートであっても寒さに弱くなります。そのため、冬場には洋服を着せたり暖房器具を使用するなど、防寒対策を行ってあげましょう。
アイリッシュセッターのブラッシング・シャンプーのコツ
アイリッシュセッターの美しい被毛を保つためには、家庭での定期的なお手入れが欠かせません。ここでは、シャンプー・ブラッシングの頻度などについて紹介します。
ブラッシング
アイリッシュセッターの被毛は絹のように細く絡まりやすい毛質のため、定期的なブラッシングでもつれを防ぐ必要があります。できれば毎日ブラッシングを行い、毛玉を防止するとともに、ゴミや虫などの付着物を取り除きましょう。
シャンプー
アイリッシュセッターは、室内・室外問わず活発に動き回るため、被毛に汚れが付きやすいといえます。
特に他の部分より長毛である飾り毛は汚れやすく、ゴミが溜まりやすいです。そのため、月1~2回程度汚れ具合に合わせてシャンプーを行いましょう。あまり頻繁にシャンプーをしてしまうと必要な皮脂まで落としてしまい返って皮膚の健康を害するため、水のみで洗ったり、蒸しタオルで定期的に体を拭いてあげるなどするといいでしょう。
お手入れにはトリミングサロンも活用しよう
アイリッシュセッターの美しい光沢のある被毛を保つためには、やはりプロの手を借りるのが一番です。ここでは、アイリッシュセッターにおすすめのトリミングメニューや頻度、料金の目安について紹介します。
頻度の目安
トリミングサロンを訪れる頻度は、月1回程度を目安としましょう。
アイリッシュセッターにおすすめのメニュー
アイリッシュセッターは基本的にカットの必要がない犬種のため、トリミングサロンではシャンプーコースをお願いすることになります。必要であれば汚れが付きやすい部分などをカットしてもらうなど、シャンプーコースにオプションで部分カットをお願いするといいでしょう。
料金の目安
お店によって差がありますが、犬のサイズや毛量、長さなどによって料金が設定されています。大型犬で長毛種のアイリッシュセッターは、シャンプコースで6,000〜9,000円程度です。
アイリッシュセッターの毛玉・抜け毛対策
ここでは、アイリッシュセッターの抜け毛・毛玉対策について紹介していきます。
毛玉
アイリッシュセッターの毛質上、毛玉ができやすいためしっかりと対策をとる必要があります。
毛玉を予防する方法としては、根元から梳かしもつれが残らないようにブラッシングすることです。特に飾り毛の部分や動くことで摩擦が起こる耳の裏や脇、お腹など毛玉ができやすい部分は、入念にチェックしてあげましょう。
抜け毛
アイリッシュセッターは、抜け毛の少ないと言われるシングルコートですので、抜け毛が特に多い犬種ではありません。
しかし、長毛で体も大きいため、抜け毛が多い感じる方も少なくないようです。抜け毛の量を減らすためには、日頃からブラッシングとシャンプーによって抜けかけの死毛を取り除くことです。スリッカーブラシやピンブラシ、コームを使い分けながら、抜け毛を取り除きましょう。
日頃のお手入れでアイリッシュセッターの美しい被毛をキープしよう
アイリッシュセッターの特徴でもある美しい被毛を保つためには、日頃のお手入れが欠かせません。皮膚炎が起きやすい犬種でもあるため、被毛と皮膚の健康を維持するためにも、丁寧なお手入れを習慣化しましょう。体が大きく力も強いため、自宅でのお手入れが難しい場合は、無理せずトリミングサロンを利用したり、相談しながら美しい被毛を保っていきましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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