フレンチブルドッグは赤ちゃんも魅力的!妊娠・出産や成犬との違いについて
大きな立ち耳に、ペチャッとした鼻が魅力的なフレンチブルドッグは、根強いファンが多い犬種です。今回は、フレンチブルドッグの人気の理由や、妊娠・出産、赤ちゃんと成犬との違いなどについて解説します。
フレンチブルドッグ、なぜ人気?
「ブサかわ」で有名なフレンチブルドッグ。日本では人気犬種ランキングのトップ10入りするほど人気があります。フレンチブルドッグの人気の理由について、外見と性格から考えてみましょう。
愛嬌のある性格
性格に個体差はありますが、フレンチブルドッグは明るく友好的な子が多い犬種です。愛情深く穏やかな性格から、子供がいる家庭でも飼いやすいと言われています。
ユニークな姿
短頭種の特徴である「鼻ペチャ」やくりくりした目、バットイヤー(こうもりの耳)と呼ばれる大きく広がった耳など、フレンチブルドッグの特徴的な姿は、ブサかわ好きな人々を魅了します。むちむちした筋肉質な身体に魅力を感じる飼い主さんもいるようです。
フレンチブルドッグの子犬が産まれるまで
犬の妊娠期間は約58〜63日です。妊娠から出産までの体調の変化や注意点を、3つの時期に分けてご説明します。
妊娠前期(交配した日~21日)
交配してから18〜21日ほどで受精卵が子宮に着床します。個体差はありますが、食欲不振や嘔吐などのつわりの症状が見られることがあります。
妊娠中期(22~40日)
安定期に入ります。乳房が少しずつ膨らみピンクになりますが、妊娠が成立していないのに身体が変化する「偽妊娠」の可能性もあるので、動物病院で検査を受けましょう。また、フレンチブルドッグの出産の多くは帝王切開になります。手術についての説明や出産予定日を確認するためにも、病院を受診することが大切です。
適度な運動は必要
フレンチブルドッグは太りやすい犬種なので、お腹が重そうだからと運動を控えると肥満になってしまいます。肥満は様々な病気を引き起こすだけでなく難産の原因になるので、妊娠から出産までの期間もお散歩や適度な運動は必要になります。
妊娠後期(41日~出産日)
お腹の膨らみが目立つようになり、50日頃からは胎児が動く様子が確認できます。乳腺が張り、膨らんだ乳頭からは分泌液が出ます。出産予定日より早く産まれたり夜中に出産が始まることもあるので、かかりつけの病院で緊急時にも対応してもらえるか確認しておきましょう。
食餌の切り替え
妊娠中のフレンチブルドッグには、エネルギーが必要です。妊娠後期頃からは専用のフードに切り替えましょう。フードを急変すると便が緩くなったり吐くことがあるので、それまで与えていた食餌に少しずつ混ぜながら7〜10日ほどかけて徐々に切り替えましょう。
フレンチブルドッグの赤ちゃんと成犬の違いは?
フレンチブルドッグの赤ちゃんと成犬との違いは、見た目だけではありません。
赤ちゃんは成犬以上に食餌管理や体調管理が重要で、特に体調を崩した場合には急に悪化することも多いため、飼い主さんは赤ちゃんの様子を良く観察して何かあった場合にはすぐ対処する必要があります。成犬との違いで特に注意すべき点には次のようなものがあります。
感染症に注意
赤ちゃんは元気そうに見えても、成犬と比べ免疫力が弱く体力もありません。特に母乳を十分に飲めなかった場合、母親からもらう「母子免疫」が十分に獲得できていない可能性があります。感染症にかかると急激に衰弱したり、最悪の場合亡くなってしまうこともあるので、予防措置を十分に行い異常があれば早急に動物病院で治療を受けましょう。
体温調節が苦手
赤ちゃんのうちは体温調節がうまくできません。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように飼い主さんが注意して温度や湿度を管理する必要があります。エアコンや保温マットなどを上手に活用し、赤ちゃんの様子を見ながら管理しましょう。
低血糖を起こしやすい
赤ちゃんは成犬と違い血糖値の維持ができないため、長時間食餌をとれないとすぐに低血糖を起こしてしまいます。低血糖症になるとふらついたり、ぐったりとして食欲不振になります。食餌の間隔は空けすぎないよう注意しましょう。
体温調節が苦手
赤ちゃんのうちは体温調節がうまくできません。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように飼い主さんが注意して温度や湿度を管理する必要があります。エアコンや保温マットなどを上手に活用し、赤ちゃんの様子を見ながら管理しましょう。
かわいいフレンチブルドッグの赤ちゃんをお迎えしたら
可愛らしいフレンチブルドッグの赤ちゃんを迎えると、つい構ってしまいたくなりますが、新しい環境に慣れるには時間が必要です。1週間くらいはそっとしておいてあげましょう。また、体調管理を十分に行い、気になる症状があれば動物病院に相談しましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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