フレンチブルドッグのタイプや毛色の種類について解説する前に、フレンチブルドッグがそもそもどういう犬種なのか簡単にご紹介します。

短い手足に潰れた鼻、コウモリのようなキュートな耳が特徴のフレンチブルドッグですが、そのような見た目に惹かれてフレンチブルドッグに決めた方も多いのではないでしょうか。

ご存じの方も多いかと思いますが、フレンチブルドッグは短頭種に属しています。短頭種とは、その名の通り頭(鼻)が短い犬種のことを指します。短頭種のワンちゃんは、フレンチブルドッグだけでなくパグやペキニーズなども含まれます。鼻が潰れている姿は短頭種と呼ばれるのですね。

また、フレンチブルドッグ特有の「フレブル座り」という座り方も最大の特徴です。「フレブル座り…？」そう疑問に思われる方もいるかと思います。フレブル座りとは、お尻を地面にぺたんとおろした状態で、後ろ足を斜めにして座っている状態のことを言います。散歩の途中で座り込んでいる時や、ドッグランで遊び疲れた時などによく見かけますよね。

また、フレブル座り以外にも「手足足手座り」というものがあります。手足足手座りとは、その言葉の通り、手と足が交互に並んだ状態で座っている姿のことを言います。

顔だけでなく、このように座り方までお茶目で可愛らしいので、世代を問わず人気な理由が分かりますよね。

フレブル座りや手足足手座りに関する記事もあるので、気になる方は是非参考にしてみてください。

フレブル座り・手足足手座りに関する記事はこちら

次に性格について解説していきます。皆さんはフレンチブルドッグの性格と言われると何を思い浮かべますでしょうか。フレンチブルドッグと言えばわんぱくな姿を想像する方も多いと思います。

フレンチブルドッグは外向的で好奇心旺盛な性格をしており、その上寂しがり屋という意外な一面もあります。フレンドリーなフレンチブルドッグは、散歩中に通りすがりのワンちゃんや人間に近寄って行ったり、ドッグランなどではワンちゃんたちの輪の中心になって遊ぶことがあります。なんともフレンチブルドッグらしくてその魅力に惹かれますよね。

フレンチブルドッグが寂しい時は、高い声で鳴くことがあります。飼い主が外出する前や寝る前などシチュエーションはさまざまですが、甘えている時や何かを要求している時にも高い声で鳴きます。フレンチブルドッグの鳴き声に関して書いてある記事もあるので、併せて参考にしてみてください。

フレンチブルドッグの鳴き声に関する記事はこちら

フレンチブルドッグの見た目と性格について簡単に解説しましたがいかがでしたでしょうか。ここでは、フレンチブルドッグの毛色の種類をご紹介していきます。どの毛色のフレンチブルドッグを迎えるか迷われている方は必読です。

フレンチブルドッグと言えばまず最初に「ブリンドル」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ブリンドルとは、黒をベースとした毛に白やベージュを混ぜたような毛色のことを言います。

真っ黒ではなく少しグレー寄りのブラックと言えば想像できるかと思います。ブリンドルは、喉の辺りからお腹にかけて白い毛が生えているのが特徴であり、これを「エプロン」と呼びます。

また、手足にも白い毛が生えている子もいるため、それを「ソックス」と言います。ブリンドルのフレンチブルドッグは他の毛色よりも人気があるため、街中でよく見かけるかと思います。

詳しくはこちらの記事をチェック！

次に「クリーム」をご紹介します。フレンチブルドッグの中でも最もキュートで上品に見えるのがクリームです。クリームのフレンチブルドッグは身体に模様などは一切無く、全身がクリーム色で統一されています。

フレンチブルドッグと言えば、ブリンドルの次に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。全身がクリーム色なので雰囲気が柔らかく、優しい印象を持たれることがあります。

あまり街中で見かけないと思いますが、茶色い毛色のフレンチブルドッグが存在することをご存じでしたでしょうか。全身茶色の色をしたフレンチブルドッグを「フォーン」と呼びます。茶色なのでかっこよく見え、シックな印象があります。

また、同じフォーンのフレンチブルドッグでも、色の濃淡には個体差があります。また、ブリンドルと同じように、喉の辺りからお腹にかけての毛が白い「エプロン」があるのも特徴です。

最後に「パイド」についてご紹介していきます。パイドも人気の毛色の一つです。これまでご紹介したブリンドルやクリーム、フォーンとは異なって白い毛をベースとしており、そこにブリンドル(グレーっぽいブラック)やフォーン(ブラウン)のぶち模様が入っています。

パイドのフレンチブルドッグもよく街中やSNSで見かけますよね。他の毛色の子と違って模様があるので、フレンチブルドッグ好きの界隈では大変人気です。ぶち模様は身体だけでなく顔にも入っているので、とても可愛らしいお顔をしています。また、ぶち模様の大きさや形はさまざまなので個性的な子もいます。

毛色の種類を4つご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ここでは、フレンチブルドッグの2つのタイプについてご紹介していきます。「4つの毛色とは別に2つのタイプがあるの？」そのように思った方もいるはずです。フレンチブルドッグには大きく分けて「ヨーロピアンタイプ」と「アメリカタイプ」の2種類があります。同じフレンチブルドッグという犬種に属していても、タイプが分かれるって不思議ですよね。ここでは、「ヨーロピアンタイプ」と「アメリカタイプ」について解説していきます。

まず最初にヨーロピアンタイプについてご紹介します。ヨーロピアンタイプのフレンチブルドッグの見た目は、筋肉質でがっしりしているところが特徴です。アメリカタイプと比較すると、頭や顔は小さく、シャープな見た目をしています。顔の特徴で言うと、垂れ下がったほっぺが可愛らしく、四角い輪郭をしています。身体全体を見ても、アメリカタイプよりも胴が長いのが特徴的です。性格について説明すると、ヨーロピアンタイプのフレンチブルドッグは、落ち着いている性格をしており、冷静な一面があります。慎重な性格も持ち合わせているため、大人しいと感じる方が多いでしょう。

次にアメリカタイプのフレンチブルドッグに関して解説していきます。アメリカタイプは、ヨーロピアンタイプよりも胴が短いのが特徴です。同じフレンチブルドッグでも胴の長さに差があるのって面白いですよね。また、全体的なバランスで言うと顔と頭は大きく、身体自体は小さいのが特徴的です。顔は、ヨーロピアンタイプよりも目が大きく、くりくりとしています。また、アメリカタイプは丸い輪郭をしているため全体的に可愛らしい雰囲気をしています。一方性格は、人懐っこい性格をしており、ヨーロピアンタイプよりも更に穏やかで吠えるのが少ないと言われています。同じフレンチブルドッグでもここまで見た目と性格に差があって面白いですね。

フレンチブルドッグのヨーロピアンタイプとアメリカタイプについて詳しく書いた記事もあるので、気になる方は是非参考にしてみてください。

アメリカタイプとヨーロピアンタイプに関する記事はこちら

本記事ではフレンチブルドッグの毛色の種類やタイプについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。フレンチブルドッグを飼うとなるとこんだけの種類があるので、どの子にしようか迷ってしまいますよね。毛色やタイプの好みはそれぞれなので、どのような子を迎えたいか実際に確認するといいでしょう。

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