愛犬との散歩を快適にするために|引っ張る・歩かない理由と解決のヒント
散歩は、愛犬にとっても飼い主さんにとっても大切な時間です。お散歩を上手にすることで、愛犬との信頼関係を築くことにも繋がってきます。この記事では、毎日行うことだからこそ心がけたい、愛犬との散歩を快適にする方法をご説明します。
犬にとって散歩とは|お散歩がもたらす効果
犬の散歩とは、犬にとってどのような効果が期待できるのでしょうか。
私たち人間は、気分転換や運動不足解消を目的に散歩することが多いです。犬も同様な効果が期待できますが、ほかにも様々な理由が挙げられます。
飼い主とのコミュニケーションタイム
飼い主と犬が仲良くなる一番の方法は、散歩です。
散歩は飼い主と犬の2人きりになることが多く、犬に話しかけながら散歩をしたり、公園でボール遊びなどをしてあげることで、犬は飼い主のことをさらに好きになっていくでしょう。
また、散歩をしながら犬の様子をチェックすることもできます。
足を引きずって歩いていたり、何か違和感がある場合にも早めに気が付くことが可能です。
匂い嗅ぎで好奇心を刺激
犬は人間よりも嗅覚が優れており、日常生活においても匂いを嗅ぐということは重要な役目を果たしています。
特に子犬の場合は、見るもの嗅ぐものすべてが新鮮に感じます。
社会化ができていない子犬の頃から様々な匂いを嗅がせることで、社会化が身についていくでしょう。
時には散歩中にほかの犬と出会うこともあります。
その際には、相手の犬のおしりの匂いなどを嗅ぐことで、相手のことを知ることができます。
このように、犬の散歩は匂いを嗅ぎながら歩くことで、様々な刺激に順応できるようになることが期待されます。
歩行運動で筋力アップ
小型犬であっても、一日中室内にいては運動不足になってしまいます。
運動不足は肥満や股関節などの病気のリスクが高まりますし、何よりもストレスが溜まってしまいます。
毎日の適度な散歩をすることで、運動不足解消のほか、犬の気分転換にもなるのです。
愛犬との散歩をスムーズにするための方法を徹底ガイド
犬の散歩は、簡単に思えてとても奥が深いです。 犬の散歩方法を間違っていると、快適に犬との散歩を楽しむことができなくなってしまいます。 そこで、犬の散歩をスムーズに行うことができるように、犬の散歩方法をお教えします。
散歩時間の目安とタイミング
散歩時間は、犬種によって異なります。
大体ですが、小型犬では1回の散歩に15分程度、中型犬の場合30分程度、大型犬になると1時間程度の散歩時間が目安となります。
ですが、小型犬でも運動量が多い犬種は1回の散歩で30分以上必要になることもあります。
散歩をするタイミングとしては、朝晩2回がおすすめです。
特に早朝と夕方以降の2回にすることを推奨します。
日中だと、太陽の熱によってアスファルトが熱くなっているため、肉球が火傷をしてしまう危険があります。
試しに夏場の日中にアスファルトの地面を素手で触ってみてください。日中に犬の散歩をしてはいけない理由が理解していただきやすいと思います。
お散歩時にあると便利なアイテム
犬の散歩をする際は、散歩バッグを持ち歩くと便利です。
散歩バッグとは、トイレシートや水、ウェットティッシュなどが入ったバッグです。
これを持ち歩くことで、人の家の前で犬が排泄してしまった際にも迷惑をかけずに片付けることができたり、疲れてきた犬の水分補給をすることができます。
いつから始めればいい?子犬のお散歩開始タイミング
子犬は、ワクチン接種が完了しないと散歩をさせることはできません。
ワクチン接種を完了する前に散歩をしてしまうと、ウイルスなどから感染症を引き起こし、最悪の場合死に至る危険性もあります。
そのため、子犬の散歩をするのはワクチン接種が完了する5か月頃から行うようにしましょう。
高齢犬は『インターバル速歩』散歩法
高齢犬は、毎日の運動量が落ちていきます。
しかし、歩くことが辛そうだからと言って散歩をやめてしまうと、さらに運動能力が低下してしまいます。
そこでおすすめしたいのが、インターバル速歩散歩法です。
高齢犬になると長時間の散歩は難しくなります。
インターバル速歩散歩法は、ゆっくりと2分程犬と歩き、その後いつもよりも少し速めに歩きます。
そしてまたゆっくりと2分程ゆっくりと歩くことを繰り返すことで、毎日の運動不足解消に繋がることが期待できます。
お散歩中の問題行動の原因とは
犬の散歩をしていると、犬が飼い主を引っ張ったり、逆に歩いてくれなくなったりと問題行動をしてしまうことがあります。
そのような行動にも必ず理由があります。
散歩中の問題行動の原因と解決法を知ることで、快適に犬との散歩を楽しむことができるでしょう。
「愛犬が歩いてくれない」その理由と解決法
犬が散歩中に立ち止まることもあります。
それにも理由は様々ですが、主に不安を抱えていたり、飼い主に甘えたいという理由が挙げられます。
散歩コースに苦手な匂いのものがある、苦手な犬がいるなど、いつも同じ場所で立ち止まるのであればこれが理由でしょう。
その際は、違う散歩コースにしてあげることで、犬の不安を取り除いてあげることができます。
散歩中に立ち止まることで、飼い主に甘えたいと考える犬もいます。
犬が立ち止まると、犬に優しく声をかけたり、犬を抱きかかえたりといったことをしていませんか?
そういったことを毎回してしまうと、犬に主導権を与えてしまい主従関係にヒビが入ってしまう可能性があります。
犬が飼い主に甘えたいと考えて立ち止まっていても、無視して散歩を進めることで、立ち止まる癖は治っていくでしょう。
「リードを引っ張る」その理由と解決法
犬の散歩中に、犬がリードを引っ張るという悩み相談が多く見られます。
犬がリードを引っ張る理由は様々ですが、ひとつは散歩コースが決まっていることが挙げられます。
散歩中は楽しいため、どうしても犬は先へ先へと行きたくなってしまいます。
そのため、いつもの散歩コースであれば、犬も覚えているためつい先に行ってしまいがちです。
しかしそれでは「飼い主と犬の散歩」ではなく、「犬の散歩」になってしまい、犬とコミュニケーションをとることができません。
散歩コースを毎日少し変えることで、犬は「今日はどこに行くのだろう?」とリードを引っ張り先に進むようなことをしなくなります。
仮に引っ張ってきたとしても、飼い主の行きたいコースで散歩することを心がけましょう。
先述したとおり「飼い主と犬の散歩」ということを意識して散歩をすることが大切です。
愛犬との毎日の散歩を楽しく快適にするために
今回は犬の散歩がもたらす効果と快適にお散歩するための方法をご紹介しました。犬の散歩は運動だけでなく、愛犬の好奇心を刺激したり、コミュニケーションを図る上で重要な習慣です。
愛犬にとってもオーナー様にとっても楽しく快適な散歩時間になるよう、お散歩の方法を見直してみましょう。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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