banner

banner

犬が散歩中に動かなくなる原因と散歩に行けないときの対処法とは

お気に入りに追加

愛犬が散歩中に突然動かなくなった、もしくは動くのを嫌がるようになった、といった経験はありますか?以前は散歩が大好きだった愛犬が突然動かなくなってしまうと、とても心配になりますよね。この記事では散歩中に犬が動かなくなる時に考えられる原因や対処法、注意点などを詳しく解説していきます。

犬が散歩中に動かなくなる原因と散歩に行けないときの対処法とは

目次

  1. 犬が動かない6つの理由
  2. 犬が動かない!散歩中の対策方法とは
  3. 犬が病気で動かない場合
  4. 犬が動かない(元気ない)ときに大切なこと

犬が動かない6つの理由

犬の散歩
MabelAmber

 愛犬を散歩させている時に急に動かなくなったという経験のある方は多いと思います。犬が散歩中に動かない理由や心理には様々なものが考えられます。まずは健康な犬が散歩中に動かなくなる場合について考えられる理由を挙げていきます。 

  1. 行きたい方角が違う
  2. 疲れ
  3. 恐怖や嫌な経験から
  4. 怪我や病気の可能性
  5. ハーネスが気に入らない
  6. 夏の暑いとき

愛犬が動かない理由①:行きたい方角が違う

 道が分かれている場所で立ち止まった場合は、愛犬が行きたい方角と異なる可能性があり得ます。 

愛犬が動かない理由②:疲れ

 いつもより長めに歩いたり、年をとってくると若い時は散歩できた距離も疲れを感じやすくなり途中で動かなくなることがあります。 

愛犬が動かない理由③:恐怖や嫌な経験から

 以前に怖い犬にほえられたり、散歩で通る場所で何か怖い経験をしてその場所を通ると恐怖を感じ動けなくなることがあります。 

愛犬が動かない理由④:怪我や病気の可能性

 犬が散歩中に急に歩かなくなる時には、怪我の可能性があります。 何か異物を踏んでしまって傷ついたなどの理由や、関節炎や膝蓋骨の脱臼なども考えられます。

その他に、散歩中に歩かなくなることが続く様であれば、病気の可能性もあります。 心臓病で歩くことが辛い、また肥満症の場合は、四肢に負担がかかりやすく、歩けない状態になるという事も考えられます。

愛犬が動かない理由⑤:ハーネスが気に入らない

 ハーネスを新しくしたり、サイズが合っていないと動きたがらなくなることがあります。 

愛犬が動かない理由⑥:夏の暑いとき

 夏場は地面に熱がこもり、アスファルトが熱くなっていることがあります。人間よりも体高が低い犬は、地面からの熱を感じやすくなり、暑さでダレてしまうということがあります。

もし『動かない』という症状が見られたら、散歩ルートや愛犬の状態を見て、上記のような原因がないか点検してみましょう。

犬が動かない!散歩中の対策方法とは

犬の散歩
Peggychoucair

 それでは、実際に散歩中に犬が動かなくなってしまった時の対策方法を解説します。 

心理的な理由の場合

散歩の時間や距離を短くする

 シニア犬は徐々に体力が落ちてきます。以前よりも疲れやすくなっているなと感じられた場合は、散歩の時間・距離を見直してみてください。 

散歩のルートや時間を変えてみる

 散歩ルートの途中に苦手な犬がいる・過去に嫌な経験をした場所がある等の場合、愛犬が怖がっている可能性があるため、散歩の道を変えたり、時間帯をずらして、恐怖を感じないようにさせてあげましょう。 

安心させてあげる

 どうしても散歩ルートが変更できない場合には、その時だけは抱っこしたり、カートに入れてあげることで、愛犬を安心させてあげるようにしてみてください。 

おやつやおもちゃをあたえる

おやつ・おもちゃを与えるのも対処法の1つです。根本的な解決にはなりませんが、おやつ・おもちゃで愛犬の気分転換になることもあります。

病気が原因と考えられる場合には

動物病院へつれていく

 夏場の場合、熱中症も疑われるので素早く動物病院に連れて行きましょう。近くに動物病院がない場合は、すぐに身体を冷やして体温を下げましょう。また夏場の暑い時期はアスファルトがとても暑くなっている可能性があります。夏は暑い時間帯を避けるなど散歩する時間を変えるようにしてください。心臓に疾患がある場合は、激しい運動は避けて安静にし、直ちに動物病院に連れて行きましょう。 

犬が病気で動かない場合

犬の散歩
RebeccasPictures

 愛犬が散歩中に動かなくなる原因が身体的な理由である場合、どのようなものが原因として考えられるか、少し細かく見ていきたいと思います。 

前足や後ろ足・関節が原因

 散歩が大好きな犬の場合、最初は楽しさから歩けていても、痛みのために途中で動きたがらなくなることがあります。シニア犬になってくると足や関節が弱ってくることが多く見られます。また、ミニチュアダックスフンドのような胴の長い犬はヘルニアになりやすい傾向が見られます。 

心臓病

 心臓病になるとすぐに息切れをし疲れやすくなります。そのため散歩の途中でも動かなくなってしまうことがあります。 

目や耳の病気

 動くことで痛みがでてしまうため、途中で止まってしまうことがあります。 

熱中症

 夏の暑い時は熱中症にかかることがあります。呼吸が苦しくなりゼーゼーして動かなくなります。こういった症状が見られた場合は、すぐに動物病院に連れて処置してもらう必要があります。 

病気かどうかを見分けるためには

 愛犬が動かなくなってしまった場合に、身体的な理由(病気)で動かなくなっているのか?を見分ける方法を紹介します。

見分ける上で、まず一番大切なのが愛犬の普段の状態を知っておくことです。動かない症状がいつからなのか、唸ったりしていないか等、普段とは違うことがないかを確かめることが重要です。もし普段とは違うと感じたら、まず下記を確かめてみましょう。該当する症状が見られたら身体的な原因で動かなくなっている可能性があります。

熱を計る:

 犬用の体温計を準備していただき、平熱との差がないか?を調べてみましょう。普段より「高い」または「低い」場合、身体に何らか症状が出ている可能性があります。 

直接ふれてみる:

 足、耳、目の周り、腹部など、愛犬の体を直接触ってみて痛がる場所がないか調べてみましょう。触られるのを嫌がったり、触ったときに唸ったり吠えたりする場合、該当の箇所に怪我または病気を患っている可能性があります。

このようなことが分かると、動物病院に行った時も原因が分かるまでにかかる時間が短くなるので、普段から愛犬の正常な状態を認識しておくことはとても重要です。

犬が動かない(元気ない)ときに大切なこと

犬の散歩
Chikilino

 今回は犬が散歩中に動かない時に考えられる原因や対処法、注意点をみてきました。

散歩が怖いものではなく、楽しいものであることが分かると、犬が動かない時に原因が明らかに分かっている場合には、その原因を取り除いてあげてくださいね。

また、病気の可能性がある場合はすぐに動物病院に連れて行った方が良いのか、家で様子をみていても大丈夫なものか考える必要があります。その時に重要なのが上でも説明した通り普段の犬の状態を知っていることがとても大切なことになってきます。

万が一のために、愛犬の状態やどういった時に恐怖を感じやすいのかなど知っておかれると良いと思います。

こちらの記事もチェック!

老犬の散歩は必要?歩きたがらない?頻度や注意すべきポイント

あわせて読みたい

老犬の散歩は必要?歩きたがらない?頻度や注意すべきポイント

「老犬が散歩に行きたがらない」という悩みはありませんか? 散歩は犬の健康にとってとても大切です。 今回は、老犬が散歩する必要性や注意すべきポイントについて紹介します。 この記事を読めば、散歩を嫌がる老犬との散歩の仕方についてもわかりますよ!

犬が散歩で歩かない原因は?対処法や散歩好きにさせるコツも紹介

あわせて読みたい

犬が散歩で歩かない原因は?対処法や散歩好きにさせるコツも紹介

道の途中で座り込み、飼い主さんの説得に抵抗している犬を見たことはありませんか。 犬は本能的に散歩が好きだと思っている飼い主さんもいますが、犬によっては散歩の途中で歩かなくなってしまう子や、家から出るのすら嫌がる子もいます。 今回は犬が散歩で歩かない原因について解説します。 対処法や散歩を好きになってもらうためのコツも紹介していますので、ぜひご覧ください。

犬の散歩のしつけ方法!散歩中の問題行動と対処法も紹介

あわせて読みたい

犬の散歩のしつけ方法!散歩中の問題行動と対処法も紹介

犬のしつけは、人と犬がお互いによいパートナーになるために必要不可欠なことです。 愛犬へのしつけをせずにただ可愛いがるだけになってしまうと、犬が飼い主の言うことを聞かなくなり、周囲へ迷惑をかけることにもなりかねません。 とくに愛犬が散歩中に問題行動を起こしてしまうと、ご近所トラブルに発展する恐れもあります。 この記事では、愛犬と幸せに暮らすために、散歩のしつけ方法や問題行動を起こしてしまったときの対処法について紹介します。

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

関連記事

【獣医師監修】犬のしつけは「褒める」ことが重要|ワンランク上の褒め方を知って効果的にしつけよう

しつけ

【獣医師監修】犬のしつけは「褒める」ことが重要|ワンランク上の褒め方を知って効果的にしつけよう

犬は賢く感受性も豊かで、感情を表現できる動物としても知られていますよね。犬が生まれて数ヵ月経つ...

2024年3月12日

【獣医師監修】子犬のしつけを始めるのに適切な時期は?褒め方・叱り方などしつけのコツを解説

しつけ

【獣医師監修】子犬のしつけを始めるのに適切な時期は?褒め方・叱り方などしつけのコツを解説

犬と人間が幸せに暮らすためにしつけは必要不可欠です。子犬のうちからしっかりとしつけて信頼関係を...

2024年1月26日

【獣医師監修】犬の噛み癖を治したい。子犬と成犬それぞれの原因を知って対処しましょう

しつけ

【獣医師監修】犬の噛み癖を治したい。子犬と成犬それぞれの原因を知って対処しましょう

犬の噛み癖は、多くの飼い主さんが悩んでいる問題だと思います。放っておくとケガや事故の原因にもな...

2024年1月24日

【獣医師監修】犬にマテを覚えさせるコツとは|しつけのポイントと注意点を知ろう

しつけ

【獣医師監修】犬にマテを覚えさせるコツとは|しつけのポイントと注意点を知ろう

犬の動きを制止させる「マテ」は、しつけの基本中の基本です。散歩時や来客の際など、愛犬の動きをコ...

2023年11月1日

【獣医師監修】しつけの時は愛犬の目を見よう|言うことを聞かない場合の理由と正しいしつけの順番について

しつけ

【獣医師監修】しつけの時は愛犬の目を見よう|言うことを聞かない場合の理由と正しいしつけの順番について

犬を飼い始めて、まずはじめるべきなのはしつけですよね。しつけは飼い主さんとの意思疎通や社会性を...

2023年10月17日

もっと見る

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード