柴犬と信州柴犬は同じ犬種…?もしかしたらあなたのワンちゃんは信州柴犬かも?!詳しく解説!

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今や世界中で愛されている、日本が誇る人気犬種「柴犬」ですが、柴犬の中にもさらに細分化された種類があることを知っていますか?普段私たちがよく見かける柴犬のほとんどは「信州柴犬」と呼ばれる系統で、現在飼育されている柴犬のほとんどはこの信州柴犬がルーツだと言われています。今回は柴犬の中から「信州柴犬」に焦点を当ててご紹介します。

柴犬と信州柴犬は同じ犬種…?もしかしたらあなたのワンちゃんは信州柴犬かも?!詳しく解説!

目次

  1. 柴犬の種類は大きく3系統について
  2. 信州柴犬の特徴について
  3. 信州柴犬の性格について
  4. 信州柴犬の育て方について
  5. 信州柴犬は一番メジャーな系統の柴犬です!

柴犬の種類は大きく3系統について

柴犬
zimt2003

柴犬の種類は地域ごとの分類から見ると3種類の系統に分けられています。一般的な柴犬である「信州柴犬」、山陰地方で守られている「山陰柴犬」、岐阜などの美濃地方の希少犬種「美濃柴犬」です。

それに加えて、最古の日本犬とも言われている「縄文柴犬」や長野県の川上村を中心として保存活動がなされている「川上犬」も、柴犬カテゴリーとされる場合もあります。

信州柴犬の歴史について

信州柴犬
Yuya Tamai

柴犬が国の天然記念物に指定されているのはご存知の方も多いと思いますが、天然記念物に登録されている日本犬6犬種の中でも柴犬は一番古くから存在していたと言われています。

「公益社団法人 日本犬保存会」によると、現在の柴犬の祖犬は島根県の「石号(いしごう)」であり、石号とそのひ孫にあたる「中号(なかごう)」の存在によって今の柴犬の発展につながったのだそうです。

地域ごとに独自に発展した「地犬」たち

柴犬の発展と並行して、日本の各地で「地犬」や「地柴」と呼ばれるその地域独自の柴犬も発展していきました。それが先ほどご紹介した「美濃柴犬」「山陰柴犬」「信州柴犬」です。 頭数は少ないながらも、美濃柴犬と山陰柴犬は現在もその土地で大切にその系統が守られています。

 

一方、信州柴犬はというと、現在の柴犬のほとんどは信州柴犬がルーツだと言われているため、普段私たちが目にする柴犬は信州柴犬であると言い換えることもできそうです。

信州柴犬の特徴について

信州柴犬
Yuya Tamai

信州柴犬の大きな特徴として挙げられるのが、「タヌキ顔」です。

 

柴犬の顔の特徴は大きく分けて「タヌキ顔」と「キツネ顔」の2種類に分けられますが、信州柴犬は「タヌキ顔」の代表と言われています。張り出した頬と丸っこいフォルムが特徴で、全体的にかわいらしい印象です。

信州柴犬の性格について

信州柴犬
Yuya Tamai

信州柴犬の性格は、一般的な柴犬と同じです。飼い主さんには従順ですが、一歩外に出れば周囲に対して警戒心を持ち、他人にはあまりなつきません。それどころか、飼い主さん以外の家族にすらなつかないコもいます。これぞ柴犬という性格ですよね。

やっぱり「柴距離」な性格

「柴距離」という言葉もあるほど、甘え下手なことでも有名な柴犬。抱っこされるのが嫌いなコも多く、ベタベタされるのも苦手で、大好きな飼い主さんともつかず離れずの距離をとる柴犬が多いことからこの言葉がうまれました。

信州柴犬の育て方について

信州柴犬
Yuya Tamai

信州柴犬は甘え下手だからといって、甘やかされるのが嫌いなわけではありません。むしろ、飼い主さんからの愛情は喜んで受け入れてくれます。それは、飼い主さんへの従順さからもうかがえますよね。

褒めていいコに育てよう

信州柴犬にとって、飼い主さんにほめられることはこの上ない喜びです。愛犬が飼い主さんの指示を聞けた時には、愛犬が一番喜ぶ方法で思い切り褒めてあげましょう。体を触られるのが苦手なコには、オヤツをあげるなどしてほめると効果的です。

 

愛犬と飼い主さんの主従関係がうまく築ければアイコンタクトでこちらの指示を待ってくれるようになり、理想の忠犬になってくれるかもしれません。

信州柴犬は一番メジャーな系統の柴犬です!

信州柴犬
Thorsten1970

もともと信州地方の地犬だった信州柴犬がこれほど全国に広がった経緯はあまりよく分かっていませんが、ほかの系統の地犬の数が少ないことから考えると、柴犬の中でも信州柴犬は一番メジャーな系統と言えるでしょう。

あなたの愛犬の柴犬も、もしかしたら信州柴犬をルーツに持っているかもしれません。今まで気にしたことのなかった愛犬のルーツも、考えてみると興味深いのではないでしょうか?

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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