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犬が怯えている原因は?正しい対処法を詳しく解説

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愛犬が突然怯えるようなしぐさを見せ、震えが止まらなかったり、動けなくなったりして困った経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか。

特に、何に怖がっているのか理由が分からないときには、どうすればいいか困ってしまいますよね。

怖がっている原因によっては、愛犬を甘やかす方法は逆効果になることもあります。

本記事では、犬が怯える原因となるものや、怯えているときのしぐさ、怖いものがあるときの正しい対処法についてご紹介します。

犬が怯えている原因は?正しい対処法を詳しく解説
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目次

  1. 犬が怯える原因となるものは?
  2. 犬が怯えているときの行動・しぐさ
  3. 犬が怯えているときの対処法
  4. 愛犬が怯えているのは視力低下のサインかも?
  5. まとめ

犬が怯える原因となるものは?

犬 けんか

愛犬が怯えるようなしぐさを見せるときには、必ず何か原因があります。

犬にとって、どのようなものが怖いと感じるのか、代表的なものを紹介します。

大きな音

犬は大きな音に驚き、怯えてしまうことがよくあります。

特に、雷や花火の音を怖がる犬が多いです。

大きな音に怯えているだけでなく、大きな音がすることで起こる空気の振動に怯えているということもあります

そのほかにも、バスやトラックなどのエンジン音や掃除機、工事現場の音、踏切の音を怖がる犬もいるようです。

大きな音がするものの近くを通るときには、愛犬が極度に怖がっている様子がないか、しっかり観察してあげましょう。

飼い主さん

ある日突然、愛犬が飼い主さんのことを怖がり、噛みつくようになることがあります。

そのような場合、ほかの家族が犬に暴力をふるったり、威圧的な態度をとったりして、犬が人を怖がるようになってしまった可能性があります

特に理由が思い当たらないときは、愛犬が体のどこかに不調をかかえているかもしれません。

犬は、体調が悪く弱っているときに、自分を守るため攻撃的になることがあります。

なぜ、飼い主さんに怯えているのか、原因をしっかり確認しましょう。

ほかの犬

散歩中にほかの犬を見ると唸って吠えたり、ほかの犬から逃げたりするような行動をしていませんか?

犬は、出会った犬すべてと仲良くなれるわけではありません

ほかの犬がどうしても怖くて苦手な犬もいます。

犬を怖がっているときの行動は、吠えたり、逃げたりする以外にも、犬を見てじっと動かなかったり、飼い主さんにしがみついて抱っこを要求したりします。

どの行動も、なるべく相手を遠ざけたい、ここから離れたいという心の表れです。

そのような行動が見られたら、なるべく苦手な犬から距離をとるようにしましょう。

犬が怯えているときの行動・しぐさ

犬隠れる

犬は怯えると以下のような行動やしぐさをします。

  • 震える
  • 目を合わせない
  • 粗相をする
  • 耳やしっぽが垂れている
  • へっぴり腰になる
  • 片足をあげて静止する
  • 隠れる
  • 吠える・噛む

今回は、わかりやすいしぐさ・行動を8つ紹介します。

震えている

怖いものがあるときに、一番よく見られるしぐさです。

身体をこわばらせて、全身がブルブルと震えます

人間も恐怖や緊張を感じると身体を震わせることがあると思いますが、それと同じように犬も怖いことがあると震えることがあります。

怯えていると一番わかりやすいしぐさですね。

目を合わせない

苦手な犬と出会ったときに、特に見られるしぐさです。

犬にとって目線を合わせることは、ケンカをするぞというサインになります。

目線を逸らすことで、相手に「自分は敵意はないですよ」ということを伝えています

粗相をする

この行動は、極度の恐怖を感じているときに見られます。

粗相をしてしまうときは、少し怖いなという気持ちを通り越して、命の危険まで感じているような心理状態です。

この時に叱ってしまうと、さらに緊張度が増してしまい、パニックなる可能性もあります。

叱らずに、黙って粗相してしまったものを片付けましょう。

耳やしっぽが垂れている

耳やしっぽを見ることで、今愛犬がどんな心理状態なのかを知ることができます。

怖がっている場合は、耳はペタンと後ろに倒した状態になります。

嬉しいときにも耳は倒しますが、怯えている場合は、お尻を丸めて、しっぽもお尻の間に挟んでしまうほど垂れるので、耳としっぽの両方を確認してみましょう。

へっぴり腰になる

犬の下半身が下がり、低姿勢になることもあります。

人間でいうとへっぴり腰のような体勢です。

このとき、強めの恐怖心を感じていることが多いので、唸り声を出す犬もいます。

早めに怖がっているものを取り除いてあげましょう。

片足を上げて静止する

突然、苦手な犬に遭遇したり、大きな物音を聞くと、片足を上げて静止したような行動をすることがあります。

この体勢は犬にとって、いち早く逃げるのに特化した姿勢になります。

固まってしまったかのように見えますが、逃げる準備をし、その場から離れたいと感じているので、早めにその場を離れてあげるようにしましょう。

隠れる

隠れるというのは、震えると同様に、犬が怖がっているときに見せるわかりやすい行動になります。

人間でも怖いことがあれば本能的に身を隠すことがあると思います。

特に雷や台風などの音に驚き、机の下などの狭い場所に隠れる犬が多いようです。

吠える・噛む

あまりの恐怖に、自分を守るために攻撃的になる犬もいます。

苦手な犬や人に吠えて、「これ以上こっちに来るな」という意思を伝えているのです。

吠えても近寄ってくる場合は、噛みついてしまうこともあります。

噛んでしまうと相手にケガを負わせてしまうので、吠えている場合は、その場をすぐ離れるようにしましょう。

犬が怯えているときの対処法

人と犬
NataljaDanilchenko

犬が怯えているものによって、対処法は変わります。

怯えている対象によって対処法を紹介するので、場面にあった対処法を覚えておきましょう。

大きな音に怯える場合

音に対して怯えているときの対処法は4つあります。

  • 音から遠ざける
  • 防音対策をする
  • 音に慣れさせる
  • 怯えているときは無視する

順番に見ていきましょう。

音から遠ざける

怯えている音から、犬を遠ざけてあげることが一番の解決方法です。

お散歩中に、踏切の音や大型車両のエンジン音に驚いてしまうようであれば、なるべく近づかず、その場を離れるようにしましょう。

防音対策をする

雷や花火などの音に怯えてしまう場合、室内にいるときは出来る限り防音対策をしてあげましょう

完全に音を遮断することは難しいですが、窓やカーテンを閉めたり、外の音が入らない部屋に移動したりすることで、音が犬に届かないように対処してあげてください。

音に慣れさせる

室内で使用する掃除機や洗濯機などの音は、雷や工事音と違って音をさえぎることができません。

この場合は、怖い音に慣れてもらいましょう。

初めは、小さいボリュームで短めに音を鳴らします。

愛犬が大人しくその音を聞いていることができれば、ほめてご褒美をあげましょう。

毎日、少しずつ音を大きくしていき、怖い音が通常の音量になるまで続けていきます。

怖い音が鳴っても何も起こらないし、じっと聞いていられたらご褒美がもらえるということを犬に学んでもらいます

慣らそうとしても、どうしても音に怯えてしまい、慣れることができない犬もいるかもしれません。

その場合は無理をせず、愛犬の様子をしっかり見ながら、平気そうであれば、徐々に音に慣らしてみましょう。

怯えているときは無視する

愛犬が怯えているようなしぐさを見せたら、飼い主さんなら「大丈夫だよ」と声をかけたり、なでてあげたくなってしまいますよね。

しかし、そのような行動は犬には逆効果になることもあります。

犬は「大丈夫」という言葉の意味を理解していません。

怖い音が聞こえるたびに「大丈夫」と声をかけられると、「大丈夫」という言葉が怖いものだと勘違いしてしまうことがあります

また、怯えているときに飼い主さんの手が伸びてくると、何かされるのではないかと余計に怯えてしまいます。

犬が怯えている様子を見せたときには、特に心配したり、構ったりせずに、いつもどおりの態度で接してあげるようにしましょう。

飼い主さんに怯える場合

次に、飼い主さんに怯えてしまう場合の対処法を2つ紹介します。

  • コミュニケーションを積極的にとる
  • しつけの方法を見直す

順番に見ていきましょう。

コミュニケーションを積極的にとる

愛犬の気持ちを考えながらコミュニケーションをとるようにしましょう。

例えば、犬の頭をなでるとき、腕を振りかぶるような動きをしていませんか?

また、寝ている犬に急に触れたことはありませんか?

臆病な犬にとって、どちらも怯える原因になります。

日頃から、犬の気持ちに寄り添ったコミュニケーションをとるように心がけましょう。

しつけの方法を見直す

常に高圧的な態度で、犬に「叱ること」がメインのしつけは愛犬を苦しめるものです。

時には叱ることも必要ですが、厳しすぎるしつけは愛犬との信頼関係をなくす原因となります。

とくに、体罰を与えたり、威圧的な態度で大声で叱ったりを日常的にしていると、犬は委縮してしまい、自分を守るために攻撃的になることがあります。

今一度、愛犬のしつけ方法を見直してみましょう。

ほかの犬に怯える場合

最後に、ほかの犬に怯えてしまうときの対処法を2つ紹介します。

  • 社会化をさせる
  • 慣れさせる

順番に見ていきましょう。

社会化をさせる

犬には社会化期というものがあり、生後1カ月~3カ月ごろの期間のことを指します。

この期間に、たくさんの犬と接する機会を作ることで、大人になってもほかの犬を怖がることは少なくなります。

子犬のころから、ほかの犬と仲良くする成功体験を積み重ねて、どんな犬とも仲良くなれるようにしていきましょう。

慣れさせる

大人になってからでも、ほかの犬に慣れさせることはできます。

まずは、比較的どんな犬にも優しい子に協力してもらい、一緒に過ごす時間を作りましょう。

そのとき、愛犬が威嚇をせず大人しくしているようであれば褒めて、自信をつけてあげます。

一緒に過ごす時間を長くしていき、その犬に慣れたら、今度はほかの犬にも加わってもらい、少しずつ怖くない犬を増やしていきましょう。

ほかの犬にすぐに慣れることは困難です。

ゆっくり時間をかけて、慣らしていくことが大切です。

愛犬が怯えているのは視力低下のサインかも?

犬 目
Sabrinasfotos

愛犬に触れると犬が驚き、急に攻撃的になることがありませんか?

もしかしたら、愛犬の視力が低下しているサインかもしれません

目が見えにくいことで、飼い主さんが近くにいることに気付かず、急に触られて驚き、咄嗟に噛んでしまうことがあります。

また、周りの様子が見えにくいため、普段から臆病になってしまう犬もいるでしょう。

犬の視力の低下には、老化と目の病気の2つの原因があります。

老化の場合、8歳ごろから徐々に目が見えにくくなり、日常生活に影響がでる犬もいるので、飼い主さんのサポートが必要です。

目の病気の場合、視力低下の原因となる病気の代表例を3つ紹介します。

  • 白内障
  • 緑内障
  • 結膜炎・角膜炎

白内障は緩やかに進行していく病気です。

目の表面が白く濁り、暗い場所だと周りが見えにくく感じることがあります。

日常生活に支障がでるようであれば、一度獣医さんに相談してみてください。

緑内障は、眼圧がとても高くなる病気です。

目が、突出しているように見え、犬の顔が変わったように感じます。

緑内障は痛みがあり、進行すると失明する可能性が高い病気なので、獣医さんに行き、早めに治療を開始してもらいましょう。

結膜炎・角膜炎は、白目が充血し、かゆみがあるため、犬がしきりに目を気にします。

愛犬が目を掻いたり、こすりつけたりして悪化してしまうこともあるので、動物病院を受診しましょう。

まとめ

人と犬2
StockSnap

今回は、犬が怯える原因になるもの、怯えているときのしぐさ、対処法について解説しました。

犬が怯えているものを見極めて、正しい対処法を実施することで、愛犬も飼い主さんも安心して暮らすことができます。

ぜひこの記事を参考にして、少しでも愛犬の苦手なものが少なくなるように、対処法を実践してみてください。

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これから犬を飼う方はもちろん、今現在、犬と暮らしている方のお悩みを解決できるような情報を提供していきたいと思います。

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