アウトドアが得意な犬種をシチュエーション別にまとめて紹介!愛犬と一緒にレジャーを楽しもう
新しく犬を家族に迎えるとき、ゆくゆくは一緒に大自然の中でアウトドアを楽しみたいと思ったことはありませんか?しかし、犬種によっては本格的なアウトドアには向かない子もいるので、注意が必要です。
今回は、アウトドアにおすすめの犬種を、シチュエーション別に紹介していきます。自分が理想するアウトドアを思い浮かべながら、犬種選びの参考にしてみてください。
アウトドアが得意な犬種の特徴って?
猟犬や牧羊犬として働いてきた歴史を持つ犬種は、アウトドアのパートナーとして最適でしょう。過酷な環境でも走り回ることができる筋肉と、忍耐力を持っているからです。
また、猟犬や牧羊犬の中でも、水に強い犬種や山に強い犬種など、細かい得意分野があります。したがって、自分が好きなアウトドアの形式に最適な犬種を探すことをおすすめします。
アウトドアに向かない犬種
チワワやシー・ズーといった、コンパニオンドッグと呼ばれる犬種はアウトドアにはおすすめできません。室内で飼われることを前提として生まれた犬種であるため、激しい運動や環境に適応できないからです。
アウトドアへただ連れて行くだけならば問題ありませんが、山登りといったような負荷のかかる運動をさせる際は注意が必要です。
水場でのアウトドアに向いている犬種
夏のアウトドアといえば、海や川のある場所でのキャンプです。そういった水遊びが好きな方には、泳ぎが得意な犬種がおすすめです。ここでは、3つの犬種について詳しく紹介していきます。
ゴールデン・レトリーバー
原産国:イギリス
体高:54cm~61cm
体重:25kg~34kg
イングランドやスコットランドで猟犬として活躍していた歴史を持つゴールデン・レトリーバー。水陸両用の犬種として生み出されたこともあり、泳ぎがとても得意です。
穏やかな性格で賢いことから、過酷な環境においても飼い主の指示を落ち着いて聞く力を持っています。運動も大好きなため、アウトドアには最適な犬種だといえるでしょう。
ラブラドール・レトリーバー
原産国:イギリス
体高:54~62cm
体重:25~34kg
ニューファンドランド沿岸で漁師と共に仕事をしていた歴史を持つラブラドール・レトリーバー。船から落ちた魚や水鳥を回収する役割を持っていたこともあり、とても泳ぎが得意な犬種です。
現代では介助犬としても採用されることが多いほど、賢く優しい性格をしているため、普段と違った環境下でも落ち着いた行動がとれるでしょう。自ら泳ぎたがるので、水場のあるアウトドアに最適です。
ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
原産国:ポルトガル
体高:43~53cm
体重:16kg~25kg
ポルトガルの海岸で漁師と共に猟を行っていた歴史を持つポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ。名前に「ウォーター」という文字が入っている通り、水場が得意な犬種です。
冷たい水にも耐える忍耐力があり、しつけの訓練もしやすいことで知られています。泳ぐだけでなく潜ることも好きなので、海へ行くことが好きな方におすすめです。
山でのアウトドアに向いている犬種
続いて、春や秋の山登りに最適な犬種を3つ紹介します。アウトドアで少し足場の悪い場所に行くことが多い方は、ぜひ参考にしてみてください。
ジャーマン・シェパード・ドッグ
原産国:ドイツ
体高:56~66cm
体重:23~41kg
ドイツの山岳地帯で牧羊犬として活躍していた歴史を持つジャーマン・シェパード・ドッグ。その運動能力の高さから、現代では災害救助犬として採用されています。
とても賢く、飼い主に従順であることから、しっかり指示を聞きながら行動することができます。少し過酷なアウトドアを楽しむ際も、持ち前の運動能力で足場の悪い環境を乗り越えてくれるでしょう。
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
原産国:スイス
体高:60~70cm
体重:34~48kg
スイスで牧羊犬として活躍していた歴史を持つバーニーズ・マウンテン・ドッグ。バランスの良い体つきと、がっしりした筋肉を持つことから、荷物を牽引する仕事もしていました。
大人しい性格であまり吠えないことから、他のアウトドア客に迷惑をかけることも少ないでしょう。また、犬用リュックを背負わせることで、荷物を運ぶのにも活躍してくれる犬種です。
柴犬
原産国:日本
体高:35.5~41.5cm
体重:8~9kg
四国の山岳地帯で生活していたとされる柴犬。小動物の狩猟でも活躍していたことから、足場の悪い山道を走り回るのが得意な犬種です。
忍耐力があり、飼い主に従順な性格であるため、過酷な環境下であっても落ち着いた行動をとることができます。サイズが小型で飼いやすく、家庭犬として人気の高い犬種です。
ビーグル
原産国:イギリス
体高:30~38cm
体重:6~9kg
イギリスやフランスで猟犬として活躍していた歴史を持つビーグル。主にウサギ猟で活躍していたこともあり、足場の悪い道でも軽快に走り回ることができます。
とにかく走ることが好きなため、広場でのキャンプにも向いています。人になつきやすい性格であることから、親密なパートナーになってくれること間違いなしです。
冬のアウトドアに向いている犬種
スノースポーツが楽しめる冬も、アウトドア好きにとっては楽しい季節ですよね。ここでは、冬キャンプにおすすめの犬種を3つ紹介していきます。
セント・バーナード
原産国:スイス
体高:65~70cm
体重:66~75kg
雪山で遭難した人を探すための救助犬として活躍した歴史を持つセント・バーナード。恵まれた体格を持っていることから、雪道で犬ゾリを牽引するのにも利用されていました。
とても賢く、人になつく性格であることから、家庭犬としても人気の高い犬種です。荷物を牽引させたり、雪の中を走り回ったりと、冬のアウトドアに最適なパートナーとなってくれるでしょう。
シベリアン・ハスキー
原産国:ロシア
体高:51~60cm
体重:16~27kg
ロシアのシベリア地方でソリを引く役割を持っていたシベリアン・ハスキー。現代でも、犬ぞりと聞いて、誰もが真っ先に思い浮かぶ犬種かと思います。
人に対して友好的な性格であることから、子供との相性も良い犬種です。ソリを引くことが好きなため、雪道を歩く際は荷物を牽引するのにも役立ってくれるでしょう。
サモエド
原産国:ロシア
体高:48~53cm
体重:18~32kg
ロシアの極寒地域で猟犬として活躍していたサモエド。猟犬のころは、飼い主の体を温める暖房のような役割も担っていたそうです。
明るく元気な性格であることから、キャンプなどの際には良い遊び相手となってくれるでしょう。また、活発ですが攻撃的な面は無いため、他のアウトドア客に迷惑をかけることも少ない犬種です。
普段のお世話のことも考慮してお迎えしよう
犬種選びをする際は、その犬種の得意不得意を理解することが大切です。自分の思い描くアウトドアに適した犬種かどうかを基準に選ぶことで、お互いに楽しい時間が過ごせるようになるでしょう。
しかし、アウトドアに適した犬種は大型犬が多く、小型犬に比べて普段のお世話が大変です。
アウトドアに連れていきたいからという理由だけで犬を迎えるのではなく、普段のお世話がしっかりできるかどうかも考慮してから犬種を選ぶようにしてください。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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