犬も昼寝をする?昼寝をしている時の注意点もご紹介
皆さんは、ワンちゃんが昼寝をしている姿を見たことがありますでしょうか。一般的に、我々人間と同じようにワンちゃんも昼寝をすることがあると言われています。昼間に外出してしまい、愛犬をひとりにさせている飼い主さんは、愛犬が昼寝をしている姿を見る機会が少ないかと思います。本記事では、ワンちゃんの昼寝について、注意点も併せて解説していきます。ワンちゃんを今飼っている方も、これからワンちゃんを迎える方も是非参考にしてみてください。
ワンちゃんが昼寝をする理由
なぜワンちゃんは昼寝をするのでしょうか。ここでは、ワンちゃんが昼寝をする理由をいくつかご紹介していきます。
理由①一日の大半を寝て過ごすから
ワンちゃんを飼っている方であればご存じかと思いますが、ワンちゃんは年齢を問わず一日の大半を寝て過ごしています。
成犬のワンちゃんの場合、一日に必要な睡眠時間は9〜14時間と、我々人間よりもはるかに長いことが分かります。一日に9〜14時間寝るとなると、夜に寝るだけでなく昼寝もするということになります。特に幼犬や老犬の場合だと、一日に必要な睡眠時間は約20時間とも言われています。睡眠がワンちゃんにとっていかに重要なものかが分かりますよね。
また、ワンちゃんは一日の大変を睡眠に充てていますが、ワンちゃんの睡眠のほとんどは浅い眠りであることが多く、外部の音や動きに敏感で簡単に目を覚ましてしまいます。
ワンちゃんが寝ていても小さな物音や動きですぐに目を覚ましてしまうのは、眠り自体が浅いからなのですね。そのため、昼寝はワンちゃんにとって重要な時間と言えます。
理由②暇だから
ワンちゃんは、暇だと感じた時に昼寝をすることがあります。
ワンちゃんの一日は、「エサを食べて散歩に行き、寝る」の繰り返しのため、暇を感じることがあります。
特に家でひとりでお留守番をしている時は、かまってくれる相手もいないので、することが無ければ昼寝をしている子がほとんどです。
このように、ワンちゃんが昼寝をしている時はワンちゃんが暇と感じている場合があるため、かまってあげたりしてみてもいいかもしれません。
ワンちゃんが昼寝をしている時の注意点
ワンちゃんが昼寝をする理由についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ここでは、ワンちゃんが昼寝をしている時に気を付けなければいけない点をいくつかご紹介していきます。愛犬が頻繁に昼寝をしている場合は、是非参考にしてみてください。
注意点①無理に起こさない
ワンちゃんが昼寝をし始めた場合、無理に起こさないようにしましょう。基本的に、ワンちゃんは眠りが浅いことから一日の大半を寝て過ごすことが多く、一日の睡眠時間は人間よりも多いと言われています。
ワンちゃんが気持ちよさそうにスヤスヤと昼寝をしている姿は可愛らしいものですが、ワンちゃんの眠りは浅く、敏感なので少しでも撫でたり抱っこしたりすると起きてしまいます。
昼寝をしているワンちゃんを頻繁に起こしてしまうと、睡眠不足やストレスを引き起こしてしまうこともあり、体調不良の原因にもなる可能性があるので、ワンちゃんが昼寝をしている時は、なるべく構わないようにしてあげましょう。
注意点②音量に気を付ける
ワンちゃんが寝ているときには、テレビや携帯電話、ミュージックプレイヤーなどの音量に配慮してあげましょう。
我々人間もうるさい環境の元では寝ることができないですよね。それと同様に、ワンちゃんも音がうるさい空間では眠りにつくことができません。
また、話し声などもワンちゃんにとってはうるさいと感じる場合があります。ワンちゃんは、寝ていても常に警戒心を張っていることが多く、音や声には敏感です。
そのため、人間の話し声や笑い声が、うるさいと感じることがあるので、ワンちゃんがゆっくり寝られる環境にしてあげることを心がけましょう。
注意点③できるだけ暗くしてあげる
ワンちゃんが昼寝をする際は、電気を消してできるだけ暗い空間にしてあげるのもおすすめです。
ご紹介した通り、ワンちゃんの一日の平均睡眠時間は人間よりも長いとされていますが、そのほとんどが浅い眠りと言われています。
そのため、熟睡できるタイミングが少なく、質の良い睡眠をとるのに適した空間でなければ落ち着いて寝ることができないことがあります。
ワンちゃんがゆっくりリラックスをして寝るためには、なるべく暗い場所で寝かせてあげましょう。
暗くしてあげることで、明るい時よりもより深い眠りにつきやすくなるでしょう。
注意点④寝言を言っている場合はほっておく
ワンちゃんが昼寝をしている時に、寝言を言っていたとしても気にせず寝かせてあげましょう。ご存じでない方もいるかと思いますが、ワンちゃんでも寝言を言いながら寝ることがあります。
「ワンちゃんが寝言を言うの?」そう思われた方もいるでしょう。ワンちゃんが寝ている時に寝言を言っている時は、寝ぼけていることが多く、寝言以外にも急に吠え出したり鳴いたりする子もいます。
また、夢を見ながら手足を動かしたりすることもあり、ワンちゃんの寝言は決して珍しいものではありません。
万が一、愛犬が昼寝の途中に寝言を言っているようであれば、それほど深い眠りについているということになるので、起こさないようそっとしておいてあげましょう。
ワンちゃんの睡眠時間
上記でワンちゃんの睡眠時間は人間よりも長いということについてご説明しましたが、年齢別に見るとどうなのでしょうか。ここでは、ワンちゃんの一日の平均睡眠時間を年齢別に解説していきます。
幼犬(0~1歳)
まずは0〜1歳の幼犬の睡眠時間について解説していきます。
幼犬はいわゆる人間で言う赤ちゃんに当てはまり、一般的には仔犬とも言われています。0〜1歳までの幼犬は、一日に約18〜19時間の睡眠時間が必要とされています。確かに言われてみると、仔犬のワンちゃんは一日中寝ていますよね。
幼犬は、好奇心旺盛な年頃で動き回ることが多く、一度にたくさんの体力を消耗するため、一日のほとんどの時間を睡眠に充てます。
幼犬の時期は、ワンちゃんの成長には最も大事なため、睡眠は十分にとらせてあげる必要があります。そのため、飼い主の皆さんは、ワンちゃんが深く眠りにつくことができる環境を用意してあげましょう。
成犬(1~7歳)
次に1〜7歳の成犬の平均睡眠時間について解説していきます。
一般的に、1〜7歳のワンちゃんを成犬と呼びます。幼犬の時期がかなり短いことが分かりますよね。成犬の睡眠時間は、成長のピークである1歳半を過ぎた頃から短くなっていきますが、それでも一日に9〜14時間を睡眠に充てると言われています。
幼犬期と比べると、睡眠時間が短くなっていますが、それでも我々人間よりもはるかに長いことが分かります。
成長期の過ぎた成犬でも、これほどの睡眠時間が必要であるということは、ワンちゃんにとって睡眠はいかに大事なものであるかが分かります。
老犬(8歳以上)
シニア期の8歳以上になると、幼犬期と同じくらいの睡眠時間に落ち着いてきます。
老犬のワンちゃんは、一日に約18〜19時間ほど寝ると言われており、仔犬と同じように一日のほとんどを寝て過ごします。
老犬がこれほどまでに長く寝る理由は、高齢で体力が衰えた分、体力回復にも時間がかかるためだと言われています。そのため、愛犬が高齢の場合は睡眠の妨げにならないよう、飼い主が十分に注意してあげる必要があります。
老犬のワンちゃんが寝ている時は、起こさないよう工夫してあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事では、ワンちゃんの昼寝について解説しました。
我々人間が昼間になるとウトウト眠くなるように、ワンちゃんも昼寝をすることがあります。
皆さんの愛犬はいかがでしょうか。普段は昼寝をしない子でも、飼い主が外出している時や、一人になったタイミングで昼寝をしているかもしれませんね。
愛犬が昼寝をしている場合は、本記事でご紹介した注意点を是非参考にしてみてください。
また、これからワンちゃんを迎える方は、ワンちゃんでも昼寝をするということを覚えておきましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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