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雑種犬とミックス犬って何が違うの?雑種犬の里親になる方法や気を付けたいこと

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「犬と暮らしたい」と思ったとき、雑種でなく純血種や血統書つきなどにこだわらず、「雑種犬」も視野に入れてみてください。雑種という語につきあまりよくないイメージをもっている方がいるかもしれませんが、雑種犬は体が丈夫で、豊かな個性を持った魅力溢れる存在です。

ここでは、そんな雑種犬の持つ魅力や、家族として迎え入れる方法もご紹介します。

雑種犬とミックス犬って何が違うの?雑種犬の里親になる方法や気を付けたいこと

目次

  1. 雑種犬の定義とミックス犬との違い
  2. 雑種犬の里親になりたい場合は愛護団体などから迎えよう
  3. 雑種犬を迎える際に気をつけたいこと
  4. 雑種犬は個性的で魅力がたくさんある!

雑種犬の定義とミックス犬との違い

雑種犬
ShebleyCL

雑種犬は2種類以上の犬種が混血した犬のことを指し、日本で一番頭数が多いと言われています。日本では昔から、犬を外飼いの番犬としている家庭があり、外飼いの犬と野良犬が交配した結果、新たな雑種犬が生まれるということも頻繁に起きていました。

雑種犬の特徴

一般的に雑種犬と呼ばれる犬は、体が丈夫で寿命が長い個体が多いことで知られています。郊外などで庭などの屋外飼育を目にすることがあります。こうしたことから、その土地の気候に馴染みやすい体質となるのも要因の一つでしょう。

雑種犬の体が丈夫で寿命が長い理由として、純血種のように遺伝性の病気が少ないことが挙げられます。また、代々その地域内で交配されていることがほとんどなので、土地の気候に合った体質へと進化をしてきたことも関係しているのでしょう。

雑種犬の持つ魅力

雑種犬の魅力といえば、その子だけが持つ「特徴」ではないでしょうか。今までに交配されてきた犬種の特徴が反映されていることもあり、見た目や性格が日本犬っぽかったり、洋犬っぽかったりとその特徴は様々です。

純血種のように性格の特徴がはっきりわからない分、飼ってみて初めて見つかる魅力もたくさんあるのが雑種犬です。

ミックス犬との違い

 ミックス犬とは、血統書が発行されている純血種の親犬の間に生まれた子などのことを指します。例えば「マルチーズ×トイプードル=マルプー」「チワワ×ミニチャダックスフンド=チワックス」のように、ミックス犬とされる犬には呼び方があるのが特徴です。

しかし、ミックス犬に関する定義はきちんと決まっておらず、雑種犬とミックス犬が同義に扱われることもあります。純血種同士のミックス犬を雑種犬と呼ぶ、自然にできた種を雑種犬、人の手で作出した種をミックス犬と呼び分ける例もみられます。

雑種犬の里親になりたい場合は愛護団体などから迎えよう

雑種犬
manfredrichter

雑種犬を家族として迎えたいと思っても、どこを探したら良いのか分からない方が多いのではないでしょうか。雑種犬を家族として迎える場合、選択肢には「動物愛護センター」「動物保護団体」「里親募集サイト」などが挙げられます。

その他に知人の紹介などがありますが、ここでは3つの方法について詳しくご紹介していきます。

雑種犬の探し方

いわゆる雑種犬は、ペットショップで販売されていることはほとんどありません。そのため、地域の動物愛護センターや保護団体を尋ねてみるのが良いでしょう。各センターや保護団体のホームページには、日々里親募集が出されている子がたくさんいます。

また、最近注目を浴びているのが里親募集サイトです。様々な理由で飼育が出来なくなってしまった飼い主さんが里親を募集しているので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

里親として迎える方法

里親として雑種犬を迎える方法は、大きく3つに分けられます。それぞれ譲渡に関する決まりが違い、募集されている雑種犬の性格や特徴も異なります。里親募集されている雑種犬は子犬から成犬までおり、妊娠していた野良犬がセンターで出産したというケースも少なくありません。

気になる子がいる場合は、まずは会いに行って相性を確かめてみましょう。

動物保護団体

 動物保護団体では、様々な犬種を保護しています。中には、雑種犬も多く保護している団体もあります。

雑種犬の保護に慣れている保護団体であれば、飼育をする上で気をつけるポイントもよく知っているので、一度話を聞きに行ってみてはいかがでしょうか。

保護団体から雑種犬を迎えるには、申請と面談をした後に一定期間のトライアルをおこないます。実際に家に連れて帰り、1週間~10日間ほど一緒に暮らしてみて問題がなさそうであれば正式譲渡になります。

正式譲渡の際に譲渡金がかかる場合があるので、始めに一連の流れと必要なものをしっかり確認しておきましょう。

動物愛護センター

 最近では動物の引取を拒否する保健所も増えてきましたが、それでも全国の動物愛護センターには多くの雑種犬が収容されています。引取から一定期間経つとに殺処分になってしまう場所が多いのも現状ですが、その期間内でなんとか新しい飼い主さんを見つけたいと職員さんも頑張っています。

地方の動物愛護センターで保護される雑種犬は、飼育放棄の他に野良犬が多いのも特徴です。それぞれの子の性格を判断して里親募集が行われているので、まずはサイトページを確認して、気になる子がいないか調べてみましょう。

動物愛護センターから雑種犬を迎えるには、申請と面談をしてから飼い方講習を受ける必要があります。各センターのホームページに里親募集中の犬が掲載されているので、気になる子がいたら問い合わせをしてみましょう。

里親募集サイト

大手の里親募集サイトでも、多くの雑種犬が新しい飼い主さんを待っています。掲載主のほとんどは個人の飼い主さんですが、保護団体も里親募集サイトを利用している場合があります。

個人の掲載主さんから迎え入れる場合、譲渡に関する決まりはしっかりと確認しておきましょう。トラブルが起きやすいのが、譲渡費用に関してや譲渡後の返還要求です。譲渡誓約書や契約書などの有無は確認しておくと良いでしょう。

雑種犬を迎える際に気をつけたいこと

雑種犬
Found Animals

雑種犬を迎える場合、注意したいのはどのような状況で保護されたかということです。

例えば、成犬であっても飼育放棄であればほとんどの場合飼育されることに対して抵抗感がないことが多いのですが、野犬(野良犬)として保護されていた場合は注意が必要です。動物愛護センターや保護団体ではある程度人に慣れてから譲渡に移りますが、それでも野犬としての生活が長かった犬は譲渡先で隙をみて脱走しようとすることがあります。

上手く信頼関係が出来たとしても、どんなタイミングで抜け出してしまうかは分かりません。家への出入りや窓などには十分に注意を払いましょう。

雑種犬は個性的で魅力がたくさんある!

雑種犬
manfredrichter

雑種犬とひと言で言っても、性格や体格、見た目などその特徴は様々です。そんな特徴に惹かれる方も、多いのではないでしょうか。

どんな犬種を祖先に持っているのか分からないので、意外な得意技などもあるかもしれません。警戒心が強い子は慣れるまでに時間がかかることもありますが、飼い主さんの愛情は必ず伝わるはずです。

「ベタベタされたくないけど、飼い主さんと一緒の空間にいられることが幸せ」という子もたくさんいるので、その子に合った接し方で幸せな時間を共有していきましょう。

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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