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子犬と成犬の食事内容・回数・与え方は?NGな食材や注意したい食材

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愛犬が子犬から成犬へと成長していく過程で、食事の内容や与え方はどのように変化していくのでしょうか?

食事は大事な愛犬の体をつくるものですから、正しい知識を身につけておきたいところです。

この記事では、子犬からシニア犬までそれぞれにどのような食事が適しているのかを解説していきます。

与えてはいけないNG食材についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

子犬と成犬の食事内容・回数・与え方は?NGな食材や注意したい食材
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目次

  1. 子犬の食事内容・回数・与え方
  2. 成犬の食事内容・回数・与え方
  3. ドッグフード以外に食べても良い食事・食材
  4. 犬にあげてはいけない食事・食材
  5. 犬にあげるとき注意するべき食事・食材
  6. 犬が食事を取らないときにするべきこと
  7. まとめ

子犬の食事内容・回数・与え方

子犬の食事内容や回数や与え方

子犬の成長は早く、小型犬なら8~12ヶ月ほど、中・大型犬なら24ヶ月ほどで立派な成犬に成長します。

この短い期間に子犬がしっかりと成長するためには、栄養バランスを考えた食事内容はもちろん、食事の回数や与え方にも気を配る必要があります。

愛犬が健康に育つために、知っておきたい食事の与え方について見ていきましょう。

まずはふやかしたドッグフードから

子犬は歯や顎、消化器官などが未発達なので、やわらかく消化によいフードを与える必要があります。

生後間もない子犬には、子犬用のウェットフードか水やお湯でふやかした子犬用のドライフードを与えるようにしましょう。

子犬の成長には成犬よりも多くのタンパク質やカロリーが必要なので、これらのフードは必要な栄養素を効率よく摂取できるようにつくられています。

強い歯と骨を作るためのカルシウムや腸内細菌の発達をサポートする成分も含まれているので、子犬の成長のためにもこれらのフードを与えるようにしましょう。

子犬の食事は1日3~4回に分ける

子犬は消化器官が発達しきっていないため、一度にたくさんの食事を与えると体調不良を起こしてしまうことがあります。

そのため、生後6ヶ月頃までは食事を1日3~4回に分けるのがよいでしょう。

ドッグフードのパッケージに記載されている給与量を目安に、子犬の体型や運動量を見ながら、毎日の食事量を調整してみてください。

注意点としては、子犬の時期に食事をたくさん与えて太らせてしまうと、成犬になってからも太りやすい体質になることがあります。

肥満はさまざまな病気の原因になるので、子犬に与える食事の量には注意しましょう。

また、運動の直前や直後の食事は消化に悪い影響を与えるので避けてください。

乳歯が生えてくるタイミングを見計らいながら、少しずつぬるま湯や水の量を減らすことでドライフードに慣れさせていきましょう。

成犬の食事内容・回数・与え方

成犬の食事内容や回数や与え方

子犬が成長すると食事の内容や回数も変わってきます。

成犬の食事内容や与え方について解説します。

できるだけドライフードを与える

成犬にはできるだけドライフードを与えるのがよいです。

ドライフードは重量あたりの栄養価が高く、少ない量で成犬に必要なエネルギーや栄養素を効率よく摂取できます。

また「噛む」という行為は集中力や学習能力を向上させ、痴呆対策にもなります。

ドライフードのようなかたいものを噛むことで、殺菌・抗菌作用のある唾液の分泌量も増え、歯垢や歯周病の予防にも効果的です。

ドライフードは水分量が少ないので、食事の際には新鮮な水を十分に飲めるようにしておくことも大切です。

成犬の食事は1日2回が目安

成犬の食事は、1日2回を目安に与えてください。できれば、食事の時間は多少ずらすのが理想です。

毎日判で押したように決まった時間に食事させると、愛犬が食事の時間を覚えてしまい、要求吠えにつながってしまう可能性があります。

あまり不規則すぎるのもよくありませんが、30分から1時間程度の幅をもたせて時間をばらけさせるようにした方がよいです。

食事の際に食べ物をよく噛まずに食べてしまう犬には、1回分の食事量をすべて器に出さないようにしましょう。

5~10分ほどの間隔をあけ、数回に分けてゆっくり与えることで消化器官への負担を軽くできます。

食事の前後に急激な運動をするのは避けて、愛犬がリラックスできる環境を作ってあげましょう。

シニア犬は食事回数を小分けにする

人間と同じように、犬も加齢によって代謝や消化の機能が弱まりますそのため、シニア犬の食事内容には配慮が必要です。

シニア犬用フードは成犬用フードよりも消化しやすく、シニア犬に必要な栄養素をバランスよく配合した栄養設計になっています。

低脂肪・低カロリーのものや、抗酸化物質が多く含まれているものなど、種類も豊富ですので、愛犬の年齢や状態に合ったドッグフードを選ぶようにしましょう。

加齢が進むにつれ、一度にたくさんの量を食べられなくなってしまう犬もいます。

そのときは1日の給与回数を多くし、1日3回以上に分けて与えるようにしましょう。

歯が弱くなってきたシニア犬には、子犬の頃と同じようにドライフードをぬるま湯やお水でふやかして与えることも必要です。

ドッグフード以外に食べても良い食事・食材

ドッグフード以外に食べてもいい食材

ドッグフードの与え方について説明してきましたが、ドッグフード以外にも犬が食べられる食材はあるのでしょうか?

ドッグフードを与えるメリットとドッグフード以外の食べられる食材について解説していきます。

犬の食事はドッグフードのみが理想

ドッグフードは総合栄養食として完成しているので、基本的に犬の食事はドッグフードのみが理想です。

ドッグフードには犬に必要な栄養素がすべて含まれているので、追加で何かを与える必要はありません。

それでも、自ら調理した野菜や肉を愛犬にあげたいと考える人もいるでしょう。

しかし、手作りの食事ではドッグフードに比べて栄養バランスを整えるのが難しいというのが現実です。

どうしても自分で調理したものを与えたいという人は、必要な知識を身につけてから与えるようにしてください。

犬が食べてはいけないものを知識不足がゆえに誤って与えてしまう可能性もないとはいえません。

愛犬が病気になるだけでなく、最悪の場合は万が一のこともあり得ますので気をつけましょう。

犬が食べられる野菜や果物

犬が食べられる野菜や果物にはどんなものがあるのでしょうか?

犬は人間よりも肉食に近い動物ですので、腸が短くたくさんの野菜や果物を消化することはできません。

そのため、消化に悪い種や皮にはとくに注意が必要です。

与える量は少なめにし、なるべく小さく切って、野菜は火を通したものを与えるようにしましょう。

果物に含まれる果糖は犬を太りやすくしてしまうので、こちらも与えすぎには注意が必要です。

以下に犬が食べられる野菜をいくつか紹介します。

  • キャベツ
  • にんじん
  • バナナ
  • りんご

キャベツ

 食物繊維が豊富です。

葉を細かく切って、火を通してから与えましょう。

にんじん

 食物繊維、βカロテンが豊富です。

必ず火を通してから与えましょう。

バナナ

 糖質と食物繊維が豊富です。

カリウムが含まれているので腎臓に問題のある場合は注意しましょう。

りんご

 ビタミン類が豊富です。

与えすぎると下痢の原因になるので、少量ずつ与えましょう。

犬が食べられる肉類や魚介

 犬に肉類や魚介類を与えることも可能ですが、いくつか注意点もあります。

まず、生の肉や魚介類は病原体を含んでいることが多いので、与えるのは控えてください。

肉類も大きな状態で与えると消化不良を起こしてしまうので、小さめに切って与えるようにしましょう。

魚介類については、消化のしづらい甲殻類・イカ・タコなどは避けましょう。

貝は毒素のある部位を取り除き、加熱処理してから与えるとよいです。

以下に犬が食べられる肉類や魚介をいくつか紹介します。

  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 白身魚
  • 赤身魚
  • 青魚

牛肉

 犬も好んで食べる肉類です。

与える場合はなるべく赤身の多い部位を選んで与えましょう。

レバーのような内臓も、加熱すれば問題ありません。

豚肉

牛肉に比べてビタミンが豊富です。

生は危険ですので、必ずよく加熱してから与えましょう。

鶏肉

脂質が少なく、タンパク質が豊富です。

皮の下の部分は脂が多いので、脂を取り除いてから与えるようにしてください。

白身魚

白身魚も問題なく与えられます。

骨は取り除いてあげてください。

赤身魚

白身よりやや脂質が多いですが、良質なタンパク質が豊富な食材です。

こちらも骨を取り除くことを忘れないようにしましょう。

青魚

魚の中では比較的脂質が豊富です。

老化防止によいですが、摂取量が多すぎると害になるので注意しましょう。

犬が食べられる炭水化物

犬の身体は人間ほど多くの炭水化物を必要としませんが、炭水化物の糖に甘みがあるため好んで食べる犬も多いです。

ただし、糖は肥満の原因になりますし、炭水化物には消化しづらいものが多いので注意しましょう。

以下に犬が食べられる炭水化物をいくつか紹介します。

  • イモ類

必ず炊いたものを与えるようにしてください。

玄米は消化に悪いので避けましょう。

麺類には塩が練り込まれているものが多いので、塩分量に注意してください。

こちらも与えるときは必ず火を通すようにしましょう。

イモ類

 さつまいもやじゃがいもなどは、火を通せば与えても問題ありません。

太りやすいので与え過ぎには注意が必要です。

犬が食べられる豆類

 豆類は適切な量であれば、犬にとっても良いタンパク源となります。

ただし、犬は消化能力が弱いので、そのままのものではなく加工されたものを与えましょう。

炒り豆や煮豆のように、豆の形のまま与えるとのどに詰まらせる危険性もありますので、細かく砕いたりすりつぶしたものを与えるようにしましょう。

以下に犬が食べられる豆類をいくつかご紹介します。

  • 豆腐
  • 豆乳
  • 納豆

豆腐

高たんぱく・低カロリーで犬の健康にもよい食材です。

ただし、薬味や調味料を加えると塩分過多になってしまうので注意してください。

また、大豆アレルギーをもっている犬もいますので、初めて豆腐を与えるときは少量からにしましょう。

豆乳

調製豆乳には砂糖が含まれているため、無調整豆乳を与えるようにしてください。

冷たいまま与えたり、一度に大量に与えたりすると下痢の原因になるので注意が必要です。

納豆

発酵食品の酵素が犬に不足しがちな栄養を補ってくれます。

こちらもタレや薬味の塩分に注意してください。

犬にあげてはいけない食事・食材

犬が食べてはいけない食材

ドッグフード以外に食べられる食材について説明しましたが、逆に与えてはいけない食事・食材も存在します。

これらを与えると中毒症状を引き起こし、最悪の場合死に至る恐れもあるので気をつけてください。

  • タマネギやニラなどのネギ類
  • チョコレート
  • ナッツ類
  • らっきょう・にんにく
  • アボカド
  • キシリトール
  • イチジク
  • ぶどう・レーズン
  • アルコール
  • お菓子
  • 加工食品

タマネギやニラなどのネギ類

ネギ類に含まれる成分が犬の赤血球を破壊してしまいます。

犬が誤って口にすると、下痢や嘔吐などの中毒症状を引き起こし、死に至ることもあります。

この成分は加熱しても変性しないので、ハンバーグのような加工食品にも注意してください。

チョコレート

チョコレートの原料であるカカオ豆には、犬にとって中毒となる成分が含まれています。

誤食した場合、過剰な興奮、嘔吐、けいれんなどを引き起こし、最悪の場合は死に至る危険性もあります。

ナッツ類

アーモンドやピーナッツは脂質が多いので、肥満や膵炎のリスクがあります。

また、ナッツ類は消化に悪いので下痢の原因にもなります。

らっきょう・にんにく

らっきょうは1粒程度でも中毒症状を引き起こす危険性があります。

らっきょうやにんにくもネギの仲間なので、タマネギやニラと同様に絶対に与えてはいけません。

アボカド

アボカドに含まれる成分には中毒性があり、犬が食べると嘔吐や下痢の原因となる場合があります。

また、アボカドに対してアレルギーを起こす犬もいるので注意しましょう。

キシリトール

犬がキシリトールを摂取すると、急激な低血糖を発症して運動失調やけいれんを引き起こす危険性があります。

最悪の場合死に至る可能性もあるので、絶対に与えてはいけません。

イチジク

イチジクに含まれる成分が口の中の粘膜を荒らしてしまうことで、よだれが止まらなくなることがあります。

口の中がひどく荒れると、水や食事を取れなくなることもあるので絶対に与えないようにしてください。

この成分はオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の皮にも含まれているので、イチジク以外にも注意が必要です。

ぶどう・レーズン

犬がぶどうを食べると嘔吐を起こし、重症化すると腎不全になってしまうこともあります。

死に至ることもあるので、1粒でも与えるのはやめましょう。

アルコール

犬の体にはアルコール分解機能が備わっていません。

少量のアルコールでも、急性アルコール中毒を発症する恐れがあるので注意しましょう。

お菓子

人間用のお菓子は犬にとってはカロリーが高すぎるため、与え続けると肥満の原因になります。

肥満は糖尿病や関節炎など様々な病気の原因になるので、お菓子を与えるのは避けたほうがよいでしょう。

加工食品

人間用に加工された食品は、犬にとっては塩分が多すぎることがほとんどです。

塩分過多は病気の原因になるので注意してください。

犬にあげるとき注意するべき食事・食材

犬にあげる時に注意する食材

具体的な食材についてあげてきましたが、それ以外にも注意すべき食事や食材はたくさんあります。

たとえば、犬は油っこくて脂肪の多い食物を食べると下痢や胃の不調を起こすことがありますし、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、生卵も与えてはいけません。

犬の栄養や健康を考えて設計されたドッグフードを与えるのが、犬にとって一番よいということになります。

どうしてもドッグフード以外の食事をあげたいときは、きちんとした知識を身につけてからにしましょう。

犬が食事を取らないときにするべきこと

犬が食事しない時の対処法

ドッグフードが一番よいといいましたが、犬がドッグフードを食べてくれないということもあります。

そのような状態になったらまずは病気を疑ってください。

元気がなかったり、体調が悪そうだったりしたら、できるだけ早く動物病院へ連れて行ってあげるべきです。

元気があるのに食事を取らなくなったときには、ストレスやわがままが考えられます。

ストレスの原因はさまざまですが、環境の変化や運動不足などが考えられるので、愛犬にとって心地よい環境を作ってあげましょう。

嗜好性の高いおやつを頻繁にあげていると、主食であるドッグフードを食べなくなってしまうこともあります。

そんなときはおやつの量を減らしたり、ドッグフードにトッピングをしたりと工夫して、愛犬の栄養バランスが崩れないように気をつけましょう。

まとめ

飼い主が食事をしているときに、愛犬から可愛く食べ物をねだられてしまうと、ついついあげたくなってしまうものです。

しかし、人間の食べ物は犬には不向きである場合がほとんどです。

昔は、人間の食べ物を平気で犬に与えていたため平均寿命も長くありませんでした。

しかし、ドッグフードのみを与える文化が根付いてからは、どんどん犬の寿命が伸びています。

それだけ、ドッグフードは犬の体にとって良いのです。

可愛い愛犬のためにも、人間の食べ物は極力あげないようにしましょうね。

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おもち

この記事のライター

おもち

パグ沼にはまり愛犬への想いがとまらないフリーライター。はじめて犬を飼う方にも分かりやすく役に立つ記事をお届けできたらと思います。

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