愛犬が怪我をしてしまった!飼い主さんだけで応急処置できる?散歩時に携帯しておきたいアイテムとは
愛犬が怪我をしないよう、日頃から飼い主さんはいろいろな配慮をされていると思いますが、それでも散歩のときや愛犬が外で遊んでいるときに、怪我をしてしまうことってありますよね。そんなときに手元のバッグに応急手当ができるアイテムがあると、怪我を最小限に抑えることができて安心です。今回は、万が一の愛犬の怪我に備えて、散歩バッグに入れておきたいものや、応急処置の方法についてご紹介します。
犬が怪我をしやすいときってどんなとき?
犬がどんなときに怪我をしやすいかを知っていれば、それに合わせた応急手当用品を持参することができて、対策をすることができます。怪我は肉体的にも精神的にも愛犬にとっての負担となりますので、以下のシーンでは特に注意するようにしましょう。
散歩をしているとき
道路には木の枝やガラスの破片など鋭利なものが落ちていることもあり、愛犬がうっかり踏んでしまうと肉球が切れてしまいます。
また、夏の散歩時も注意が必要です。気温が40度近くになる夏場は、暑さに比例してアスファルトの表面温度も非常に高くなり、50度以上にも達します。そのため、日が落ちた夕方でも、アスファルトの温度が下がりきってない場合も多々あります。そんな中「この時間帯ならおそらく大丈夫だろう」と散歩に行くと、肉球を火傷してしまうことがあるのです。
海・川遊びに行くとき
海・川遊びでは、愛犬の肉球が濡れてしまうため、普段よりも肉球が柔らかく怪我をしやすい状態になります。その怪我をしやすい状態で、海辺・川場に落ちている鋭利な石ころ・貝殻などを踏んでしまうことで、犬の肉球が切れてしまうことがよくあります。特に海・川遊びに行く際には、応急手当用品を持参するといいでしょう。
高所から飛び降りたとき
高所から飛び降りた際に、愛犬の足に大きな衝撃がかかったことで、捻挫や骨折をすることも少なくありません。飛び降りる際は最初に前足から着地するので、後ろ足よりも前足をケガしやすい傾向にあります。
チワワやポメラニアンなどのような華奢な体格の小型犬、イタリアン・グレーハウンドやボルゾイなどの足が細長い犬種は骨折しやすいので注意が必要です。
【愛犬の怪我に備えて】散歩バッグに入れておきたいもの
愛犬が怪我をしたときに対処できるよう、散歩バッグに犬用の応急手当用品を入れておくと安心です。とはいえ、たくさん持ち歩くのは大変になってしまうので、最低限として以下の用品を揃えておくとよいでしょう。
- 包帯
- ガーゼ(できれば患部にくっつかないタイプ)
- ハサミ
- ウェットティッシュ
- 水
- ビニール袋
患部にくっつかないタイプのガーゼは、取り替える際に傷口に痛みを与えずに済みます。上記はどれも軽量で持ち運びの負担にならないので、常備しておくと安心です。
その他あると役立つもの
もし散歩バッグに余裕があれば、犬用の止血剤やワセリンも入れておくといざというときに役立ちます。特に大量に出血しているときは、止血剤があると心強いでしょう。例えば、川遊びなど怪我をしやすい場面に訪問する際には、止血剤・ワセリンを持参しておくと良いでしょう。
また、傷口の汚れを落とした後にワセリンを塗ると傷口を保護できるので、できれば揃えておきたいところです。
外で愛犬が怪我をしたときの応急処置方法について
万が一、散歩をしているときや外で遊んでいるときに愛犬がケガをしてしまったら、落ち着いて適切に対処することが大切です。応急処置の仕方を頭に入れておきましょう。なお、応急処置後は速やかに動物病院に連れて行くようにしてください。
捻挫をしたとき
捻挫をしたときも、炎症や痛みを抑えるために患部を冷やします。患部を触ると痛みが増してしまうので、極力触れないよう気をつけてください。そして安静な姿勢にして速やかに獣医師に診てもらいましょう。
出血しているとき
切り傷や擦り傷により出血しているときは、まず傷口に水をかけて汚れを取り除きます。そのあとガーゼを当てて圧迫し、出血を止めます。
やけどをしたとき
やけどをしたときは、応急処置がその後の回復具合に大きく影響するので、すぐに患部を冷やすことが重要です。水で濡らしたガーゼを患部に当てて冷やします。そして、患部を冷やしたまま動物病院に連れて行きましょう。重度ではない場合でも同様の対応を行ないます。
愛犬のケガに備え応急手当用品を揃えておこう!
愛犬がケガをしたときは、冷静に対処することが大切です。適切に応急処置をすることで、痛みや炎症の進行を抑えられます。そのためには、まず必要最低限の応急手当用品を揃えておきましょう。ガーゼや包帯などに加え、止血剤やワセリンもあったほうが安心ですが、あれもこれも散歩バッグに入れて持ち運ぶのは難しいと思うので、お出かけのシーンに合わせて無理のない範囲で携帯するとよいでしょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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