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ヤギミルクは犬に優しい食材!牛乳との違いや成分、手作りレシピをご紹介

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「フードは全然食べてないのに、牛乳飲ませてたせいか太っちゃった」

「うちは牛乳飲ませるとお腹壊すからあげられないんだ」

「うちも牛乳ダメだけど、ヤギミルクなら平気だよ!」

ヤギミルクは犬の飼い主さんたちの中でも高評価を得ている食材です。

実はヤギミルクには、栄養面で牛乳とは違う特長があります。愛犬のダイエットを考えている飼い主さん、ヤギミルクはお助け食材かもしれません!

ヤギミルクは犬に優しい食材!牛乳との違いや成分、手作りレシピをご紹介
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目次

  1. 牛乳とヤギミルクの違いは?
  2. ヤギミルクが牛乳よりも魅力的な理由は?
  3. 手作りレシピ | ヤギミルクでシチューを作ってみよう
  4. ヤギミルクはおやつ以上の健康効果が!

牛乳とヤギミルクの違いは?

ヤギ
Couleur

 よく比較される牛乳とヤギミルクは、みなさんご存知のとおり、牛乳は牛の乳、ヤギミルクはヤギの乳です。そして、体格の違いはありますが、牛もヤギもウシ科の草食動物です。

それぞれのお母さんから出る乳は、それを飲む子牛や子ヤギにとってなくてはならない大切な栄養源です。一見、共通点の多い牛とヤギですが、その乳の内容はどのようになっているのでしょうか?

牛乳とヤギミルクの三大栄養素の比較

 100g当たりの牛乳とヤギミルクのカロリー、炭水化物、タンパク質、脂肪、カルシウム、リンを比較してみました。

■牛乳

  • カロリー:69kcal
  • 炭水化物:5.0g
  • タンパク質:3.4g
  • 脂肪:3.9g
  • カルシウム:114mg
  • リン:96mg

 ■ヤギミルク 

  • カロリー:63kcal
  • 炭水化物:4.5g
  • タンパク質:3.1g
  • 脂肪:3.6g
  • カルシウム:114mg
  • リン:50mg

 一見すると牛乳とヤギミルクでは大きな差はないようです。強いて言えば、カルシウムとリンのバランスは牛乳の方が良いように見えます。一方で、脂肪分が若干少ないせいか、ヤギミルクの方がカロリーは低めです。 

ヤギミルクは不調の原因になりにくい

 5大栄養素ではあまり差のなかった牛乳とヤギミルクですが、「αS1カゼイン」「乳糖(ラクトース)」の含有量には大きな違いがあります。

牛乳を飲むとお腹を壊す、アレルギー反応が出るというのは、この2つの成分が牛乳の方には多く含まれており、逆にヤギミルクには少ないということに理由がありそうです。

αS1カゼイン

 タンパク質の一種で、アレルゲンのひとつになると言われています。牛乳のタンパク質のほとんどはカゼインが占めており、さらにαS1カゼインを含むαカゼインがその中の半分以上に当たることから、体質によりアレルギーを起こす場合が考えられます。 

乳糖(ラクトース)

 小腸で分泌されるラクターゼは、乳糖を消化する消化酵素です。このラクターゼの分泌量が少ない体質である場合、消化不良が起こり下痢を起こしやすくなることがあります。また、牛乳はヤギミルクより脂肪分が少し多めであることも、お腹を壊しやすくする原因になると言われています。 

ヤギミルクが牛乳よりも魅力的な理由は?

ヤギミルク

 アレルギーが出にくい、お腹を壊しにくいという点で、ヤギミルクは牛乳よりも摂りやすい食材です。でもそのほかにもヤギミルクには大きな魅力が2つあります。

一般的な「ミルク」のイメージとは違う特長が、ヤギミルクには存在します。

中鎖脂肪酸で痩せやすい体になれる

 もうひとつ、牛乳よりもヤギミルクに多く含まれる成分に「中鎖脂肪酸」があります。

中鎖脂肪酸は子犬がすぐにエネルギーとして使えるように、消化しやすい形で体内に摂りこむことのできる栄養素です。また、脂肪の燃焼を促す効果もあり、ダイエット中に摂ることで痩せる効果も期待できます。

これは私の勝手な憶測なのですが、平原で生活する牛に対して、ヤギは断崖絶壁のような場所を無理なく移動して生活できる動物です。このような性質から、脂肪燃焼効果が高く筋肉質な体が必要なのかもしれませんね。

シスチンが導き出すタウリンの効果

 スタミナドリンクのイメージが強いタウリンですが、実はこんな健康効果があると言われています。

<タウリンの健康効果>

  • 子犬の脳の発達を助ける
  • 心臓や血管の機能を高める
  • 脂肪の消化を助ける

 犬は猫とは違い、体内でタウリンを作ることができますが、その際に使われるのが「シスチン」という成分です。

ヤギミルクには、このシスチンが牛乳の約1.5倍も含まれていることが分かっています。まだタウリンの生成が未発達の子犬や、体力が衰えがちなシニア犬のサポートとして、ヤギミルクは効果的な食材かもしれませんね。

手作りレシピ | ヤギミルクでシチューを作ってみよう

シチュー
Anestiev

 まだ寒い日が続いています。今回はヤギミルクで温かいシチューを作ってみました。脂肪燃焼効果を狙うなら、カルニチンを多く含むラム肉や牛肉の赤身がおすすめですが、子犬やシニア犬なら、消化しやすく代謝アップ効果もある豚のヒレ肉などがおすすめです。今回は豚ヒレ肉のシチューにしてみたいと思います。 

ヤギミルクの燃焼促進シチュー

 ヤギミルクシチューの材料と作り方です。

【材料】

  • ヤギミルク(粉でも液体※①でもOK)
  • 豚ヒレ肉
  • 愛犬が好きな野菜
  • ※量は愛犬に合わせて調整してください

 【作り方】 

  • 野菜と豚ヒレ肉をゆでる
  • ゆで汁ごと器に盛りヤギミルクを溶かす

 ※1:液体のヤギミルクで作る場合は野菜と豚ヒレ肉をレンジで加熱すると早く簡単にできそうですね。

ヤギミルクはおやつ以上の健康効果が!

犬
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 何となくおやつのひとつとして与えることの多いヤギミルクですが、心臓への働きかけや脂肪燃焼の効果が期待できる健康食材です。

初めて与える時は、愛犬の様子を見ながら、少しずつ量を増やしていくことをおすすめします。アレルギー反応やお腹の様子をよく見てあげてくださいね。

体に合えば、ヤギミルクはとても良い食材です。上手に利用して、愛犬を喜ばせてあげてくださいね!

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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