犬がベッドで寝ないのはどうして?ペットベッドを使ってもらうためにできること
最近では数多くのペットベッドが販売されているので、自宅に愛犬用のベッドがあるという方は多いのではないでしょうか。高級感のある見た目のものや丸洗いできるものなどデザイン、機能性はもちろん価格もさまざまですよね。そんなベッド、「買ったはいいものの寝てくれない・・」なんてことはありませんか?愛犬のためを思って買ったのに気に入ってもらえないとちょっぴり悲しいですよね。そこで今回は犬が新しいベッドを気に入ってくれない理由と、使ってもらうためにできることをご紹介します。愛犬がベッドを使ってくれないとお悩みの飼い主さんは是非チェックしてくださいね。
犬がベッドで寝ない理由とは?
ふわふわなベッドでぐっすり眠ってほしい、なるべく身体に負担がかからない環境で寝てほしいなどの思いから愛犬のためにベッドを買った飼い主さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、「ベッドではなかなか寝てくれない」、「一向に慣れてくれる気配がない・・」ということも多いですよね。せっかく買ったのに使ってくれないとなると心もお財布も寂しいですが、犬がベッドで寝ないのにはどんな理由が考えられるのでしょうか?
嗅いだことのない匂いがするため警戒している
犬は人間よりもはるかに嗅覚が優れている生き物です。一説には人間の数千~何十万倍もの嗅覚を持つと言われ、わたしたちが感じることのできない匂いにも敏感に反応します。中でも酢臭は人間の1億倍感知できるんだとか!
新しく買ったものは「なんだか新品の匂いがする」と思う場面も多々あると思いますが、私たちが感じることができる匂いは犬はもっと敏感にその匂いを感じ取っていることになります。そのため、真新しいベッドは嗅いだことのない匂いに警戒していたり新品特有の匂いが苦手でベッドを使ってくれないのかもしれません。
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サイズや感触が合わない
身体の大きさに合っていない、寝心地が悪いなどの理由からベッドを使ってくれないこともあります。大型犬の愛犬に小型犬用のベッドを用意することはないと思いますが、身体よりも小さいベッドだと寝づらいことはもちろん、大きすぎるものも落ち着かないので寝ないというケースも珍しくありません。
また、犬はふわふわした素材や柔らかい素材のものを好む子が多いですが、個体差もあるので好まない子もいます。そのため、ベッドに使われている素材の感触が苦手で寝ないのかもしれません。季節が夏であれば、暖かそうな素材は単純に暑いだけという理由で寝ないこともあります。
ベッドが置いてある環境が悪い
ベッドを使ってくれない理由の1つにベッド自体が悪いのではなく、ベッドを置いている環境が原因となっていることもあります。ベッドの周りが明るすぎる、うるさすぎる、寒すぎる・暑すぎるなどの環境では落ち着くことができずベッドを使ってくれないのかもしれません。
特に神経質な性格や警戒心の強い性格の子であれば、周りの環境が気になって眠れないというケースも多いのです。
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愛犬にベッドで寝てもらうようにするには
愛犬のために買ったベッド、せっかくなら使ってほしいですよね。ここでは、愛犬にベッドを使ってもらうためにできることをご紹介します。
匂いが原因の場合
先述した通り犬は嗅覚が優れているので嗅いだことのない匂いに対して警戒することも珍しくありません。愛犬がいつも使っているタオルやお気に入りの毛布がある場合には、新しいベッドにシーツのように敷いてみてください。自分の匂いが新しいベッドに移れば警戒しなくなり使ってくれるかもしれません。飼い主さんの匂いがするものも効果的です。
新品特有の匂いが強くて気になっているようであれば、商品を陰干ししたりしばらく放置して匂いをとってあげましょう。
サイズや素材が原因の場合
ペットベッドは小型犬用、中型犬用などと表記されていることもあれば、中型~大型犬用など幅が設けられていたり、Sサイズ=適応犬種チワワ、トイプードル~となっていることもありますよね。とはいえ身体の大きさには個体差があるので同じ犬種でもぴったりの子もいれば胴長で少し長さが物足りないかも、というケースも珍しくありません。
ベッドは寝返りをうてる、手足をぐーっと伸ばせるくらいの余裕があるものが望ましいとされているため、愛犬の身体よりも少し大きめのものを選ぶようにしましょう。シニア期に入ると寝ていることがほとんどになりますが、身体を丸めるよりは手足を伸ばして寝ることが多いので、やや大きめのベッドがおすすめです。
また、素材が好みではない場合なかなか寝てくれないので、愛犬が普段過ごしている場所に似た素材のもので探すとよいかもしれません。
環境が原因の場合
ベッドが置いてある場所が原因だと考えられる場合は、ベッドを設置する場所を見直してみましょう。犬は飼い主さんの姿が見えるところで寝たいと思っている子も少なくないので、居間にベッドを置いているご家庭も多いと思います。
その際にはテレビの近くや家族の往来が多い場所、出入口付近、エアコンが直風になる場所は避けてください。臆病な性格の子や警戒心の強い子の場合は外の様子が見える場所も避けましょう。
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そもそも犬にベッドは必要なの?
犬は椅子の下やソファ、カーペットの上などさまざまな場所で寝るので、どこでも寝れるなら犬にベッドは必要ないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、愛犬専用の寝床はなるべく用意してあげるのが望ましいと言われています。その理由をご紹介しましょう。
身体への負担軽減が期待できる
犬は人間と比較すると寝ている時間がとても長いです。硬い床で寝ることを好む子もいますが、長時間寝ていたら身体が痛くなってしまいますよね。シニア期に入った子はごはんやトイレの時間以外は寝ていることがほとんどになるので、床ずれしやすくなります。床ずれは最悪の場合、命に関わるケースに発展することもあるので、予防に努めることが大切です。
1日の大半を睡眠に充てる愛犬のためにも、身体へ負担がかかりにくいように設計されているベッドを用意してあげましょう。
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自分専用のスペースがあることで安心できる
犬は縄張り意識が強い生き物なので、家全体を自分のテリトリーだと認識してしまうことがあります。そうすると、自分のテリトリーを守るために常に警戒して過ごさなければいけません。しかし、自分だけの空間があると必要以上に警戒する必要がなくなり、落ち着きやすくなります。
また、自分専用のスペースがあることで怖いことがあったときや不安な気持ちになったときの避難所としての役割も果たします。ベッドは寝床としてだけでなく、安全地帯としての意味も持つので、なるべく用意してあげるのが望ましいのです。
旅行や災害時の備えになる
愛犬と一緒に旅行に行く人であれば、宿泊先の愛犬の寝床としてもペットベッドが活躍します。備え付けのベッドに犬を乗せてもいいというホテルや旅館もありますが、基本的にはNGであるケースがほとんどです。いつもと違う環境でも安心できるベッドがあれば旅先でもぐっすり眠ってくれることも多いので、日頃から安心できる場所としてベッドで眠るようにしておくことをおすすめします。
また、万が一災害が起きたときには一緒に避難することになりますが、多くの避難所では人とペットの生活スペースが分けられています。普段とは異なる環境、さらになかなかクレートから出られない状態が続くので少なからずストレスを感じることになりますが、自分が安心できるベッドがあれば、少しは寝やすくなるでしょう。安全地帯は愛犬の心理的ストレスの軽減に繋がるので、もしものときに備えておく意味でもベッドを用意してあげてください。
おすすめのペットベッドは?
ベッドを選ぶ際にはお部屋のインテリアに馴染むデザインや手の届きやすい価格、お手入れの簡単さ、寝心地などどこを重要視するかは人それぞれなところもありますよね。
Petan編集部が企画開発したペットベッド「Doggy Base」は、身体への負担の軽減が期待できる体圧分散マットとソフトウレタンで体圧分散性と寝心地を兼ね備えつつ、体圧分散マットは洗濯機での丸洗いOKでお手入れらくらく、カラーも5色展開でお部屋の雰囲気に合わせたベッドをお選びいただけます。サイズは小型~中型犬でお値段は29,700円とちょっぴりお高めですが、寝心地だけでなく素材や機能性にもとことんこだわったベッドです。気になった方はぜひ公式サイトを覗いてみてください。
愛犬が安心して眠れる環境を整えよう
「どうしてもベッドで寝てもらいたくて色々試したけど、何をしても使ってくれない・・」というケースも残念ながらあります。無理強いすることで余計にベッドを嫌いになってしまうので、強制は禁物です。しかし、諦めて放置していたらいつの間にか使いだしたということもあるので、できることを試したらあとは放っておくというのも1つかもしれません。
犬は寝ている時間がとても長い生き物なので、快適な寝床を提供するためにお高めのベッドを購入したという飼い主さんも多いと思います。もしも愛犬が新しいベッドを使ってくれない・・という場合には、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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