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犬は鱈(タラ)を食べても大丈夫!食べさせる際に気をつけることと栄養素について解説

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冬になると美味しい鱈(タラ)は、お鍋に入れたりムニエルにしたりと、家庭での楽しみ方の幅も広い食材です。そんな鱈は基本的には犬に与えても問題ありません。

今回は、愛犬に鱈を食べさせるときの注意点や、おすすめ犬用レシピなどを紹介します。犬と暮らす皆様はぜひチェックしてみてくださいね。

犬は鱈(タラ)を食べても大丈夫!食べさせる際に気をつけることと栄養素について解説

目次

  1. 犬に鱈を食べさせても大丈夫!
  2. 犬に鱈を食べさせる際に気をつけること
  3. 鱈を使ったおすすめレシピ
  4. 旨味たっぷりの鱈を愛犬にも食べさせてあげよう

犬に鱈を食べさせても大丈夫!

ごはんを食べる犬
cottonbro studio Pexels

 鱈は白身魚なので、他の青魚などに比べるとアレルギーを起こしにくいとされています。また、高タンパク低脂質のため消化に良く、犬が食べてもよい食材とされており、老犬やダイエット犬などにもおすすめの魚です。冬が旬の魚で、鮮度が落ちやすいため刺身として食べることはほとんどなく、加熱用として販売されていることが多いです。 

鱈の栄養素・成分を紹介

 鱈は脂質やカロリーなどが低い食材として知られており、100gあたり約77kcal、脂質は100gあたり0.2gとされています。(※1)タンパク質と水分を主成分として、ビタミンやミネラルを含む魚です。鱈に含まれている栄養素を詳しくご紹介します。 

  1. タンパク質
  2. ビタミンB12
  3. ヨウ素

【栄養素・成分1】タンパク質(※2、3)

 タンパク質は犬の身体の細胞を構成する主要成分で、生命維持に欠かすことができない重要な栄養素です。タンパク質が欠乏すると、体力や免疫力などの低下や成長障害が起こる可能性があります。 

【栄養素・成分2】ビタミンB12(※2、3)

 ビタミンB12は、身体の機能を正常に保つために欠かせない栄養素です。体内で作ることは難しいため、食材から摂取する必要があります。赤血球に含まれているヘモグロビンを生成するのに必要で、貧血予防などに効果があるとされている栄養素です。 

【栄養素・成分3】ヨウ素(※2、3)

 ミネラルの一種であるヨウ素は、体内で作ることができないため食材から摂取する必要があります。ヨウ素は、体内に取り入れられると、その多くは甲状腺に取り込まれ、甲状腺ホルモンを作る原料となります。甲状腺ホルモンや成長、発達を促す効果があると言われている栄養素です。 

犬に鱈を食べさせる際に気をつけること

犬
victor_vector Unsplash

 犬に鱈を食べさせるときには、どのような点に注意すればよいかまとめました。 

  1. 加工品は与えないこと
  2. しっかり加熱すること
  3. 塩鱈は避けること

注意点【1】加工品は与えないこと

 チー鱈やおつまみ鱈など、人間用の加工品は調味料や保存料などの添加物が使用されています。犬にとって添加物はあまりよくないですし、塩分も多すぎるため、欲しがってもあげないように気を付けましょう。犬用の鱈を使ったおやつなども販売されているので、それらを与えるといいですね。 

注意点【2】しっかり加熱すること

 鱈には、アニサキスなどの寄生虫が付着している場合があります。アニサキスは熱に弱く、加熱することでほぼ死滅すると言われている寄生虫です。加熱せず生のまま食べてしまうと、食中毒になってしまう可能性があるため、必ず加熱してからあげましょう。また加熱したからといって、大量に食べさせて良いわけではありません。与えるとしても少量にとどめましょう。

注意点【3】塩鱈は避けること

 塩鱈は、保存できるように塩漬けされた鱈のことです。犬が塩分を取りすぎると、心臓や腎臓などに負担がかかり、病気の原因となってしまう可能性があります。犬に与える際には、塩鱈ではなく生鱈を選ぶようにしましょう。 

鱈を使ったおすすめレシピ

ドッグフード
okeykat Unsplash

 鱈を使ったレシピを紹介します。味つけをすれば人間も食べられるレシピなので、愛犬と同じメニューを楽しむこともできるはずです。 

  1. 野菜たっぷりお鍋
  2. 焼き魚の汁かけご飯
  3. 鱈のリゾット

レシピ【1】野菜たっぷりお鍋

 かぼちゃ、えのき、小松菜などの材料を食べやすい大きさにカットします。お鍋にかぼちゃ、えのき、水、昆布を入れて、野菜に火が通るまでしっかり煮ましょう。火が通ったら、小松菜と鱈を入れてさらに煮込みます。すべてに火が通ったら完成。元気がない時にも食べやすい栄養満点レシピです。

レシピ【2】焼き魚の汁かけご飯

 鱈は焼いておきます。ほうれん草はゆでて食べやすい大きさにカットし、海苔は手で適当な大きさにちぎっておきましょう。器にご飯を入れて、骨を取り除きほぐした鱈の身を上に乗せます。そして、ほうれん草を盛り付け、ごまと焼きのりを散らします。最後に上からお湯をかければ完成。

ほうれん草はしっかりゆでてアク抜きをしてから使いましょう。焼き魚の香ばしい香りが、犬の食欲をそそるはずです。

レシピ【3】鱈のリゾット

 お鍋で煮るだけの簡単リゾットを紹介します。かぶ、じゃがいも、しめじなどお好みの食材を犬が食べやすい大きさにカットしておきましょう。深めの鍋にオリーブオイルを少し入れて、あたたまったら鱈を皮のほうから焼いていきます。焼き色がついたら裏返し、少量の水を入れフタをして蒸し焼きにし、火が通ったら鱈を取り出します。

同じ鍋にしょうがを入れ香りがたったら、かぶやじゃがいもなど硬めの食材を入れて、被るくらいの水を加え煮てください。煮立ったら、しめじなど柔らかい食材を入れてさらに煮ます。

鱈は、身をほぐし骨を取り除いておきましょう。鍋に炊いたご飯と鱈の身を入れてざっくり混ぜ、少し煮たら完成です。しっかり冷ましてから盛り付けてあげましょう。

旨味たっぷりの鱈を愛犬にも食べさせてあげよう

犬
Dominika Roseclay Pexels

 島国の日本で育っている犬なら、たくさん魚を食べて育ってほしいものです。中でも鱈はアレルギーを起こしにくく、高タンパク、低脂肪で旨味たっぷりの食材なので、ダイエット中や肉類アレルギーの犬でも食べることができます。病気を持っている子はどんなに栄養豊富なものであっても、与えることで害になってしまう場合もあります。

まずはかかりつけの先生に食べても大丈夫か確認をしたうえで、注意点に気をつけて安全に与えてあげてくださいね。

参考文献

※1:文部科学省
※2:厚生労働省 e-ヘルスネット
※3:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)
komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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