キュートな表情から真剣な表情まで、さまざまな顔を見せてくれるのもボーダーコリーの魅力のひとつでしょう。 

 成犬になっても長いベロを見せながらニコニコと子犬のような無邪気な笑顔は、たまらない可愛さです。特に、外で自由に走り回ったりと体を動かしているときの笑顔は、満足げで楽しさが顔に出ていて別格の愛らしさがあります。

 飼い主の指示を集中して聞いているときの顔は、口をキュッと閉めて真剣な表情そのもの。じっと飼い主を真剣な眼差しで見つめてくる姿には、笑顔とは違う魅力があります。 

 ボーダーコリーは、知能の高さもそうですが、運動神経の高さも忘れてはいけません。 

 ボーダーコリーは、人と遊ぶことが大好きです。体を動かす遊びに加えて、ゲーム感覚で行える頭脳を使う遊びを取り入れるのも喜んで行います。

愛犬と一緒に毎日アクティブに体を動かしたい方には、最高の愛らしいパートナーですね。

 ボーダーコリーは、飼い主とともに作業をすることを好むため、ドッグスポーツも楽しく行うことができます。

ディスクドッグやアジリティ競技、曲に合わせてダンスするドッグダンスなど愛犬と一緒にできることは無限大です！

 ボーダーコリーは、プライドが高く初心者の方には扱いにくい犬種ですが、心を開いた家族には深い愛情を示し、忠実な姿を見せてくれます。 

 飼い主にとても従順で愛情深いボーダーコリーは、優れた観察力で家族をよく見ているため、空気を読むのが得意です。温厚で、犬同士で遊ぶことよりも人のそばで役に立てることを好みむため、家族ともよい関係を築きよきパートナーになってくれます。 

 先程も、信頼できる飼い主でなければ下に見られれることもあると説明しましたが、その分心を開いた大好きな飼い主の指示には一途すぎるほど従順に従ってくれます。 

 ボーダーコリーの被毛は、カラーバリエーションはもちろん、長さも2タイプいるなど選べる選択肢が多いのも魅力のひとつでしょう。 

 ボーダーコリーには、直毛で硬めで分厚い被毛のロングコートと滑らかな被毛のスムースコートに2タイプがいます。

スムースコートの方がロングコートよりも身体能力が高く、神経質な面が強く、作業能力に優れているなど性格も被毛タイプにより異なります。日本ではロングコートが人気ですが、よりアクティブに愛犬と活動したいという方はスムースコートを選ぶといいかもしれませんね。

 ボーダーコリーと言えば、ブラック＆ホワイトのツートンカラーを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はカラーバリエーションがとても豊富な犬種です。

ジャパンケネルクラブにおいてもさまざまなカラーを認めており、ブラックやレッドなどの単色から、レッド＆ホワイト、チョコレート＆ホワイトなどのバイカラー、トイカラーやブルーマールなど40種類以上もあるとされています。毛色によって雰囲気がかなり変わるので、自分好みのカラーを選べるのも魅力のひとつでしょう。

 ボーダーコリーの一番の魅力は頭の良さと言えるでしょう。頭が良すぎるゆえにずる賢さもありますが、そんな部分も含めてボーダーコリーの魅力なのです。 

 優秀な牧羊犬として活躍していたボーダーコリーの知能は、人間の2歳児に相当するといわれ、さまざまな言葉を理解し覚えることができます。「おすわり」や「お手」などのコマンドをたくさん覚えてどんどん吸収していくので、次は何を教えてあげようかとワクワクして、訓練もとても楽しい時間になります。 

 ボーダーコリーは、信頼するリーダーにはとても従順です。頭の良さからリーダーシップが取れないと犬に思われると下に見られることもありますが、飼い主を信頼して指示に瞬時に従う姿には感動を覚えることでしょう。 

 凛々しい外見に優れた知能と高い運動能力を持つボーダーコリーは、魅力が尽きない犬種です。一緒に過ごしていく時間が長ければ長いほど、見つけることができる新たな魅力に魅了され、ボーダーコリーという犬の賢さに感心することでしょう。

愛犬とアクティブで刺激的な毎日を送りたいという方は、ぜひ一度ボーダーコリーを迎えることを検討してみてはいかがでしょうか。