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犬は赤や緑が色別できないって本当?犬の色覚についてご紹介

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生活を共にする犬が、自分とは違う風に世界が見えていると考えると不思議ですよね。犬は白黒しか見えないと言われていますが、それは本当なのでしょうか?また、犬は暗闇でも視力が働くのはなぜでしょうか?犬と人間の色覚や視覚は異なり、犬が見える世界を想像するのは困難です。ここでは、犬の目の構造を解説しながら、犬がどのように世界を見ているのかを解説していきます。

犬は赤や緑が色別できないって本当?犬の色覚についてご紹介

目次

  1. 犬の色覚と色の見え方は?
  2. 犬の色覚|暗闇で狩りをしていたことが関係している?
  3. 犬と人間の色覚・視力を比較してみよう
  4. 犬の世界の見え方を想像しよう

犬の色覚と色の見え方は?

犬
victor_vector Unsplash

犬には、色覚と深い関わりがある錐状体が非常に少ないという特徴があります。錐状体の数は人間と比較するとわずか6分の1しかありません。犬は緑と青が同じように見え、また、赤が灰色のように見えると考えられています。しかし、犬が色をどのように見えているかをハッキリと証明できる研究はなく、現在でも犬が見える色に関しての研究が進められています。

犬の色覚|暗闇で狩りをしていたことが関係している?

犬 走っている
o5ky Unsplash

犬は暗闇の中でも、おもちゃやおやつを見つけることができます。犬が暗闇の中で欲しいものを見つけられるのは、嗅覚だけではなく視力のおかげでもあります。

犬の視力が暗闇でも働くのは、犬の色覚にも深く関係しています。ここでは、犬の目の構造を解説しながら、犬の光の感じ方と色覚への影響について解説していきます。

犬の目が暗闇で光るのはどうして?

犬の目が暗闇の中で光っているのを見たことがある人はたくさんいるのではないでしょうか?犬の目が暗闇で光るのはタペタムが光を反射しているからなのです。

犬の目の構造と光の感じ方

犬は人と違って、網膜の下にタペタムという名の層があります。タペタムは反射鏡のようなもので、光を網膜に跳ね返す働きをします。タペタムは網膜で吸収できなかった光を再び網膜へ返すので、暗闇でもよく見ることができるのです。

 

また、暗闇で犬がよく見えるのは錐体と扞体にも深く関わっています。錐体は明るい場所で色を認識するための細胞で、扞体は暗いところの光に反応する細胞です。扞体は暗闇の中で光を認識することができますが、色の認識をすることはできません。

 

犬は錐体は人間よりも少ないので、色を認識するのは苦手ですが、扞体は犬の方が遥かに多いのです。そのため、暗闇でも犬は光を効果的に認識することができるのです。

犬と人間の色覚・視力を比較してみよう

犬
3194556

犬の視力は人間よりも劣ってると記述しましたが、犬の視力はどのような面でどれくらい劣っているのでしょうか?ここでは、犬と人間の色覚や視力を比較していきます。

犬が見る世界の色

一部の色が認識できない人がいますが、犬は赤緑色盲の人と同じように世界が見えていると考えられています。緑の草原は枯れた草の色に見え、明るい赤色は茶色に近い色に見えます。

犬の視力は人間でいうとどれくらい?

犬の視力は人間の視力でいうと0.2~0.3くらいです。そのため、人間がハッキリと見えるものでも、犬にはボケて見えるようなイメージです。犬がハッキリ見えるのは目の前から1メートルくらいまでで、遠くのものはあまり見えないのです。しかしその分、嗅覚や聴覚が発達しているため、視力に頼らずに生活することができます。

犬の世界の見え方を想像しよう

犬 メガネ
an iconoclast

ここでは、犬の色覚と視力について詳しく解説していきました。犬は人とは全く異なる世界が見えていますが、犬の目の構造を理解することで、犬が世界をどのように見えているかを想像することができるのではないでしょうか?犬が見えている世界を想像することで、犬をさらに深く理解できるに違いありません。

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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