人の名前をつけるにあたっては、現時点での法律的な縛りは「常用平易な文字を使用しなければならない」という文言のみです。その他に、「記号や算用数字は使用できない」といった決まりはあるものの、日本では比較的自由に名前をつけることができます。しかし、一般的なモラルとして、あまりにも奇抜な名前や到底読むことのできない当て字などは避けるべきですよね。

一方、犬を名付ける場合のルールは特に決まっているわけではありません。そのため、完全に好きな名前をつけることができます。しかし、こちらも名前として避けた方がいい言葉や、誤解を招きかねない名前は避けるべきでしょう。

オンリーワンの名前をつけたいという思いは素敵ですが、他人に不快感を与えるような名前や、あまりにも長い名前などはつけないようにしてくださいね。

せっかく考えてつけた名前ですが、愛犬はそれが自分の名前であると認識しているのか気になりますよね。実際のところ、犬は自分の名前が呼ばれることで「自分に関係のあることがこれから起こる」、「ご飯やお散歩などの合図だ」ということは分かっているようです。しかし、自分につけられた固有のものだというところまでは理解していないと考えられています。

したがって、「犬を叱るときに名前を呼んではいけない」と言われているのは、「名前を呼ばれた＝嫌なことが起こる合図」と認識してしまうからなんですね。そうすると、こっちに来てほしくて愛犬の名前を呼んでいるのに来てくれないということが起こってしまいます。愛犬の名前を呼ぶ時はポジティブなことと関連付けてあげるようにしましょう。

また、気分で愛犬の名前を省略したり、あだ名で呼んだりする飼い主さんは多いのではないでしょうか。親しみを込めて呼びたくなる気持ちはとても分かりますが、犬が「名前」という概念までは理解していない以上、頻繁に呼び方を変えてしまうと自分に関係のある言葉かどうかわからず混乱してしまいます。原則、呼び方は変えないようにし、家族間でも統一するようにしましょう。

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世界にはたくさんの犬種が存在していますが、犬種全体で人気があるのはどんな名前なのでしょうか？

（）は昨年順位

全体的に2文字の名前が人気のようです。ムギは3年連続1番人気となっています。可愛らしく呼びやすい名前が多いですね。

続いて男の子と女の子に人気の名前をそれぞれ見ていきましょう。

■男の子

■女の子

（）は昨年順位

「ムギ」は男の子でも女の子でも人気がありますね！全体的に2文字が多いものの、4文字のコタロウもランクインしています。男の子はさわやかな名前、女の子は可愛らしい響きの名前が人気のようです。

「日本で暮らしているから」、「自分の苗字にあわせて」など愛犬の名前を漢字でつけている飼い主さんも多くいます。男の子と女の子それぞれで人気の漢字表記の名前も見ていきましょう。

■男の子

■女の子

（）は昨年順位

漢字になるとグッと和風になり素敵です。1文字が多いですが、男の子は3文字の名前もあります。「小太郎」と「虎太郎」は同じ読み方で漢字が異なるため、使う漢字にもこだわりが感じられますね。

名前は、同じ読み方でも、漢字だったり、平仮名だったり、カタカナだったりさまざまです。それぞれで分けない場合、ランキングはどうなるのでしょうか？

■男の子

■女の子 

（）は昨年順位

全体でみると漢字は少なめで、男の子はカタカナ、女の子はひらがなが人気の傾向にあるようです。 

これからチワワを飼いたいと思っている人は、どんな名前がチワワの名前として人気があるのか気になりますよね。男の子、女の子それぞれで人気のある名前を見ていきましょう。

■男の子

■女の子

チワワでもやはり「ムギ」が人気です！男の子にも女の子にも合うところが人気の秘訣でしょうか。「レオ」「ソラ」は男の子人気1位と2位、「ココ」「モカ」は、女の子人気1位4位と、ランキング上位の名前はチワワでも人気の傾向にあるようです。

愛犬に名前を付けてあげる際にはいくつかポイントがあるので、抑えておきましょう。

飼い主さんが呼びやすく、犬が聞き取りやすい音の名前をつけてあげましょう。目安としては2～3文字がおすすめです。

犬は母音を聞き取るのが得意と言われています。そのため、子音ではなく母音が多く入った名前をつけてあげると聞き取りやすいでしょう。長めの名前にするのであれば、愛犬を呼ぶ時は短いニックネームを使うようにしてあげてください。

何度も呼ぶ名前はなるべく身近な人と被らないものにしましょう。人間は判別することができますが、犬は似ている響きに反応してしまうので、混乱させる可能性が高くなります。

また、犬と同じ名前であることに不快感を示す人もいるため、身の回りの人の名前はなるべく避けるべきです。

「響きが気に入った！」、「かっこいい！」などの理由で、外国語で名前を付けることもありますよね。その場合には、意味もあわせて調べましょう。犬の名前は家の中だけでなく、公園や動物病院、ドッグランなどさまざまなシーンで多くの人の耳に入ります。素敵な響きでも、不適切な意味合いの場合、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことも0ではありません。候補となる名前が外国語の場合は、その意味を知っておくようにしましょう。

今回は犬に人気の名前をご紹介しました。名前は一生呼び続けるものなので、こだわりがある飼い主さんが多いと思います。しかし、それゆえどうしようか迷ってしまうのも事実。呼びやすさはもちろん、親しみのある名前をつけてあげたいですね。飼い主さんと愛犬が気にいる素敵な名前が見つかることを祈っています！

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