アメリカンコッカースパニエルの子犬を飼いたい!成長スピードや育て方のコツをご紹介
ディズニー映画『わんわん物語』の主人公として有名になったアメリカンコッカースパニエル。ふわふわの被毛と明るくフレンドリーな性格で、日本でも人気のある犬種ですよね。今回はそんなアメリカンコッカースパニエルをお迎えしたいと考えている方のために、子犬が誕生するまでの過程から成長スピード、迎えた後の育て方などについて紹介していきます。
目次
アメリカンコッカースパニエルが生まれる過程
まずは、アメリカンコッカースパニエルの子犬がどのように誕生してくるのか紹介していきます。
妊娠期間
犬は、交配から63日程度で子犬を出産します。小型犬から超大型犬まで、体の大きさを問わず妊娠期間は変わりません。
早産することは稀なため、ほとんどの犬が予定日通りに出産します。
生まれる頭数
アメリカンコッカースパニエルが一度の出産で産む子犬は、1〜7頭と言われています。平均的な出産頭数は5匹です。
アメリカンコッカースパニエルはどのくらいのスピードで成長するの?
ここでは、アメリカンコッカースパニエルの子犬の体重の変化について紹介します。
体重の変化
アメリカンコッカースパニエルは、オスメス共に7〜14kg程度まで成長します。
生後3ヵ月で3〜5.8kg、生後6ヵ月の時点で5.6〜10.7kg程度まで体重が増えます。生後4ヵ月程度で成犬時の半分の体重まで急激に増加していきますが、この時期をすぎると成長スピードは緩やかになります。
小さい子だと12ヵ月齢まで、大きい子の場合14ヵ月齢頃までゆっくりと成長を続け、成犬体重に達します。
アメリカンコッカースパニエルの子犬の育て方のコツ
アメリカンコッカースパニエルの子犬を迎えて、新生活を始めるにあたって気をつけたい点を紹介していきます。
ごはんの与え方
迎えたばかりの子犬には、食べ慣れているフードをブリーダーやショップなどから聞いて、同じフードを与えましょう。与える時間帯や回数なども環境に慣れるまでは同じ方が好ましいので、しっかりと説明を聞いておきましょう。
また、育ち盛りの子犬はたくさんの栄養を必要としますが、消化器官が未発達なため、一度に消化吸収できる量は多くありません。ですから、生後6ヵ月頃までは1日分の給与量を3回〜4回程度に分けて与えましょう。
気を付けたい病気
アメリカンコッカースパニエルは、比較的遺伝性疾患が多い犬種です。
白内障や緑内障、進行性網膜萎縮症(PRA)、チェリーアイなどの目の疾患が起こりやすいとされています。
また、アメリカンコッカースパニエルの特徴の一つであるゴージャスな飾り毛のある耳は蒸れやすく外耳炎などが起こりやすいため、定期的なお手入れが必要です。
アメリカンコッカースパニエルは基本的に穏やかで明るく人懐っこい性格をしていますが、遺伝性の突発性激怒症候群を発症することがあります。文字通り急に怒りだしたかのように唸ったり、噛みつくなど症状が見られますが、遺伝的な脳の病気であるため、しつけを行っても改善されません。
穏やかだった子が急に怒りっぽくなったと感じるのであれば、かかりつけ動物病院や獣医行動診療科に相談してみましょう。
はじめてのコトを始めるタイミング
子犬を迎えると、はじめてのコトを一緒にたくさん体験できます。お迎えしたらすぐにでもいろんな初体験を行いたいところですが、それぞれ適切なタイミングがありますので、子犬の健康のためにしっかりと守っていきましょう。
しつけを始めるタイミング
しつけをスタートさせるタイミングは、早ければ早いほど良いとされているので、子犬がやってきたその日から行うのが理想です。 ただ、子犬が生後2ヵ月未満ととても幼い場合は、まだ脳が未発達の状態であるため、しつけよりもたっぷりと愛情を注いで精神的に安定させることを優先しましょう。
シャンプーを始めるタイミング
子犬のシャンプーをめるタイミングについては、散歩デビューのように厳密に決めらていませんが、子犬をお迎えしてすぐにシャンプーを行うのは、好ましくありません。
新しい環境や飼い主に慣れるのに精一杯の状態で、シャンプーを行うと体調を壊す原因になったり、怖い思いをして水嫌いになることも考えられます。環境に慣れて落ち着くまでは、汚れがついてしまった場合でも、蒸しタオルで優しく拭いてあげる程度にしましょう。
散歩を始めるタイミング
子犬と散歩を始めるタイミングは、ワクチンプログラムが終了してから免疫ができる1〜2週間後です。
ワクチン接種前は、様々なウイルスや感染症への免疫がない状態なので、外を歩かせるのは危険です。地面にはおろさずに、抱っこしたりスリングなどに入れて散歩に連れ出して、外の世界を体験させてあげましょう。
アメリカンコッカースパニエルの子犬と楽しい暮らしを
お迎えした時はとても小さかった子犬もどんどん体重が増え、あっという間に大きくなります。愛らしさからご飯やおやつをたくさん与えたくなりますが、アメリカンコッカースパニエルは特に食欲旺盛な子が多く太りやすいため、適切な量を与えるようにして健やかに成長できるようにしましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!