ポメラニアン×ハスキーはポンスキー!基本情報や飼い方のポイントをご紹介!
ポンスキーは超小型犬のポメラニアンと大型犬のシベリアンハスキーを交配させて作り出されたミックス犬です。今回はこのポンスキーについて、基本情報やお迎え方法、飼い方のポイントについて解説していきたいと思います!
ポンスキーの基本情報
まずはポンスキーの基本情報から見ていきましょう。
サイズ | 小型犬~中型犬 |
---|---|
体重 | 約7kg~12kg |
体高 | 約25㎝~38㎝ |
被毛タイプ | ダブルコート |
寿命 | 約12年~15年 |
日本ではとても希少!
ポンスキーは超小型犬のポメラニアンと大型犬のシベリアンハスキーのミックス犬です。
2種類の純血種を意図的に掛け合わせた犬を欧米では「デザイナーズドッグ」と呼び、ポンスキーもその一種になります。
ポンスキーは日本で販売されているところはまだ少なく、ペットショップなどでは購入することが出来ません。また、国内ブリーダーも少ないため入手が難しい犬種です。購入を検討している場合は、殆どアメリカのブリーダーからの輸入になります。
見た目は小さなシベリアンハスキーになることが多い。
見た目は、個体差があり、ポメラニアンとシベリアンハスキーどちらの血を多く受けるかで見た目も大きく変わってきますが、ポンスキーの場合は【小さなシベリアンハスキー】になることが多いようです。
シベリアンハスキーのクールさを持ち合わせながら、大きさはポメラニアンのような小ささで、小型犬~中型犬サイズになります。カッコいい見た目のシベリアンハスキーですがポンスキーの場合は成犬になっても、子犬のようなシベリアンハスキーの顔をしています。
体重が7kg~12kgと差がありますが、ポンスキーは小型犬と大型犬のミックスなので、成犬になった時のサイズもばらつきがあるようです。大型犬のサイズに成長することはありませんが、親犬の特徴を強く受け継ぐこともあるため、大きなポメラニアン程度・小さなシベリアンハスキー程度と言った感じで、最終的なサイズ感は成長してみないと判断つかないことが多いようです。
ポンスキーの性格は?
性格は、遊び好きで活発的な一方、賢く、飼い主に従順で温厚です。ポメラニアンもシベリアンハスキーも飼い主に従順な性格なので、ほとんどのポンスキーが従順な性格であると言われています。しかしポメラニアンの「吠える」ところや、シベリアンハスキーの「慎重で頑固」な性格が強く受け継がれた場合は、しつけやトレーニングが少し大変かもしれません。犬の飼育に慣れている方向きの犬種と言えます。
ポンスキーの毛色について
ポンスキーの代表的な毛色は黒、グレー、白の毛色をした子が多いようです。黒×白・グレー×白などシベリアンハスキーを連想させるような色合いですね。
また、毛色の豊富なポメラニアンの要素が強い場合は、オレンジやクリーム、2色以上のパーティーカラーなどがあらわれることもあります。
ポンスキーのお迎え方法は?
日本ではまだあまり馴染みのないポンスキーですが、見た目の可愛いさから飼ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
日本国内のペットショップではポンスキーの子犬が販売されていないため、平均価格については価格がお伝えしにくいですが、約80万円~150万円程度と言われています。
アメリカ国内で購入した場合、およそ20~50万円ほどで購入が出来るそうです。
ポンスキーは交配がとても難しいため、生まれてきた体格や大きさ、見た目などで価格に大きな差があり、日本では取り扱いが殆ど無いため購入する場合は海外からの輸入が殆どです。日本でブリーディングされているポメラニアンは小さい個体が多く、大型犬のシベリアンハスキーとは体格さがあるため交配自体にリスクがあるとされています。
ポンスキーを海外から輸入する場合
ポンスキーを購入する場合は殆ど海外から輸入になり、かかる費用は100万円以上とも言われています。
日本は動物の検疫が厳しく、輸入したい場合手続きなどがとても複雑です。様々な書類作成・手続き、各種申請、政府機関とのやりとりなど、書類に不備があれば手続きが1からやり直しになったり正直とても手間がかかります。
更には、アメリカはグアムとハワイを除いて狂犬病清浄国に認定されていません。ポンスキーの子犬をアメリカ合衆国本土から日本へ送り出した場合、日本では犬に狂犬病の抗体が出来るまで約半年間の待機が必要になります。その間は現地のブリーダーさんに預かってもらうか日本の動物検疫所で待機することになりますので、待機費用などもいれると更に高額になります。
自分ではとても出来ない!って方は輸入代行を探してみてください。個人で輸入するより、仲介手数料などのお金はかかりますが、時間と手間が省け安心してポンスキーをお迎えすることができます。
海外輸入は子犬の負担にもなるため、絶対に飼いたいという方にオススメですが、トータルで支払う金額は、日本で購入した場合と輸入代行から購入した場合、どちらもあまり大差はないかもしれません。
ポンスキーは先述したとおり2種類の純血種を意図的に掛け合わせた「デザイナーズドッグ」です。とても可愛いですが、お金儲けのために悪質な業者やブリーダーが存在していることも確かです。悪質業者に関しては残念ながら国内外問わず存在します。購入するときは国内外問わず事前にしっかり調べて信用できるところから購入しましょう。
ポンスキーの飼い方のポイントは?
ここではポンスキーの飼い方のポイントをご紹介します!
ポイント①:主従関係はハッキリさせる
ポンスキーを飼育する際は、子犬の頃から飼い主との主従関係を明白にしておくことが重要です。飼い主に対して従順な性格ですが、自分より立場が低いと認識した人に対して従いません。「飼い主がリーダーである」という認識をしっかりさせておきましょう。
一度、立場を下に見られてしまうと、修復が難しいためしつけも一筋縄では行かないこともあります。また、ポンスキーは頑固な一面もあるため、しつけは上手くいかなくても根気よく続けることが大切です。叱るよりも褒めることを多く取り入れたしつけを行いましょう。ご褒美におやつなどを用意しておくとしつけがしやすくなります。
ポイント②:飼育スペースは余裕をもって確保
ポンスキーの子犬はあっという間に成犬になります。
ポンスキーのサイズは個体差が結構ありますので、小型で成長が止まる子もいれば中型犬くらいのサイズ感になる子もいます。ケージやベッドも置き場所も余裕をもって飼育スペースを確保しておきましょう。
また、フローリングなど滑りやすい床は怪我や事故の原因になりますので、カーペットや滑り止めになるマットを敷くなど工夫しておくとよいでしょう。
ポイント③:運動時間はたっぷり確保
ポンスキーはとてもエネルギッシュな犬種です。1回20分程度の散歩を1日2回行くことを目安に散歩に行きましょう。運動不足はストレスの原因になり問題行動にも繋がりますので毎日の散歩はかかさずに行きましょう。活発なポンスキーは、ドッグランで元気に遊ばせるのも良いと思います!
ポイント④:日頃からブラッシングを定期的におこなう
ポメラニアンとシベリアンハスキーの血をひくポンスキーはダブルコートなので抜け毛が凄いです。春と秋の年2回の換毛期には大量の被毛が抜けます。そのため普段からしっかりブラッシングをして、抜け毛のお手入れをしておく必要があります。ブラッシングをしないと家中が毛だらけになるだけでなく、通気性が悪くなって皮膚病の原因になるので注意が必要です。
また、トリミングをした方がよいかという点はポメラニアンとシベリアンハスキー
どちらに寄るかによって、被毛の長さはかなり違ってきます。ポメラニアンに寄った場合は被毛はフサフサで長くなりますが、コートが伸びる速度は遅いので基本的にトリミングは必要ありません。
シベリアンハスキーに寄った場合は被毛は短めのため、トリミングは一切必要ありません。ただ下毛がごっそり抜けますので、日頃のブラッシングは欠かせません。
ポンスキーは「可哀想」と言われる理由とは
ポンスキーは2010年代初頭に登場した比較的新しいデザイナー犬種です。近年ポンスキーを含めマルプーやチワックスなどのミックス犬が大変流行しています。とても愛らしいのですが、ポンスキーは小型のポメラニアンと大型犬のシベリアンハスキーの掛け合わせで出来ているため体格差が違い過ぎる組み合わせは、そもそも自然交配が困難です。
どのミックス犬もそうですが、混血種の掛け合わせにはさまざまな疾患が出やすいとも言われています。例えば片方の親から優れた身体能力を受け継いだのに、もう片方の親から華奢な骨格を受け継いでいるなど、骨格と身体能力が合わないときは椎間板ヘルニアなど骨の病気を発症しやすくなります。
また、飼い方のマニュアルが確立されていないため、性格・運動の適量・かかりやすい病気などが分かりにくい問題点もあります。
ポンスキー然りミックス犬自体に賛否両論があります。何故なら、かわいいミックス犬の裏には、失敗作と呼ばれ奇形を持って産まれたかわいそうなミックス犬もたくさんいるからです。ミックス犬の人気に乗じてお金儲けをする悪質なブリーダーやペットショップの存在が少なからずあります。生まれてきた犬たちは「失敗」と判断された場合は、売り物にならないため処分されてしまいます。本当に悪いのはお金儲けのために、無計画な交配をしている悪質業者たちです。ミックス犬にもミックス犬を飼うと決めた飼い主さんにも罪はありません。飼い主さんはもちろん、ミックス犬が身近にいる方はその子をたくさん可愛がってたくさん大切にしてあげてください。
【まとめ】ポンスキーを飼うにはたくさんの覚悟が必要
ポンスキーは日本ではなかなか見かけることが出来ない珍しい掛け合わせのミックス犬です。とっても愛らしく魅力的ですが、日本国内で販売しているブリーダーさんは極少です。購入する際は海外輸入になることが殆どですが、最近は輸入代行や国内でも多少ポンスキーのブリーダーさんがいらっしゃるようです。どちらにせよ購入する際は信用できる業者さんを探しましょう。
ポンスキーは比較的新しい犬種ですので飼い方やかかりやすい病気など情報が足りてない部分が多いです。健康面をはじめとするメリット・デメリットなどは事前に確認しましょう。そして飼う事を決めたら最後まで愛情をもって育てくださいね。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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