子犬のワイヤーフォックステリアのお世話の仕方をご紹介!生まれるまでや、成長スピードなど
名前の通り、ワイヤーのようにゴワゴワした被毛につぶらな瞳、折れ曲がった三角の耳が愛らしい魅力的なワイヤーフォックステリア。テリア種のなかでもトップクラスのやんちゃな性格で、頑固な一面もありますが信頼する家族には愛情深い典型的なテリア気質の持ち主でもあります。
今回は、そんなワイヤーフォックステリアの子犬がどのように誕生して成長するのかに加えて、子犬を迎えたあとのお世話の仕方などについて紹介していきます。
ワイヤーフォックステリアの子犬が生まれるまで
ここでは、ワイヤーフォックステリアの子犬がどのようにして誕生するのか紹介していきます。
生まれる頭数
ワイヤーフォックステリアが一度の妊娠で出産する頭数は、約3〜6頭と言われています。体の大きい犬種ほど出産頭数は多く、体のサイズが小さくなれば少なくなります。
ワイヤーフォックステリアはやや大きめの小型犬なので、小型犬の平均よりやや多いと言えます。
妊娠期間
犬の妊娠期間は、小型犬から超大型犬まで体の大きさに関係なく約63日程度で出産します。交配してから約22〜30日程度してから、動物病院で超音波検査を受けると妊娠しているかどうか確認でき、妊娠が確定から1ヵ月後には出産になります。
ワイヤーフォックステリアの子犬を迎えたら
ここでは、ワイヤーフォックステリアの子犬を迎えてからどのようにお世話すればいいのかご説明していきます。
ごはんの量
子犬のごはんの量は、与えているフードパッケージに記載された給与量を目安に与えます。ただし、子犬を迎えてすぐの時期は、ショップやブリーダーなどからこれまで与えていたフードの種類と量、回数の説明をよく聞き、その通り与えてあげるようにしてください。
また、子犬は多くのエネルギーを必要としますが、消化機能が未発達のため一度にたくさんの量のごはんを消化することができません。そのため、生後半年頃までは1日分の給与量を3回に分けて与えるようにしましょう。その後は、様子を見ながら1日2回に減らしても問題ありません。
気を付けたい病気
ワイヤーフォックステリアがかかりやすいと言われる病気に、皮膚炎、肩脱臼、二重まつ毛や角膜腫瘍など眼病があげられます。
日本の高温多湿の環境は、皮膚疾患が起きやすいため、シャンプーやブラッシングなど基本的なケアを定期的に行うことはもちろんですが、室内の温度・湿度の管理もしっかり行いましょう。
はじめてのコトを始めるタイミング
子犬と散歩やシャンプーなどはじめて行う場合は、体調を崩すことがないよう適切なタイミングで行う必要があります。ここでは、散歩やシャンプー、しつけをスタートさせるタイミングについてご説明します。
しつけを始めるタイミング
しつけは、子犬を迎えたその日からスタートさせましょう。
ただし、お迎えした子犬が生後3ヵ月未満と幼い場合は、しつけよりもたっぷりと愛情を注いで精神的に安定させることに重点を置いてあげましょう。
散歩を始めるタイミング
子犬との散歩を始められるようになるのは、2回目のワクチン接種を終えた1~2週間後からになります。ただし、接種するワクチンの種類や接種時期などによっては3回目を終えてからが好ましいと言われる場合もあるため、獣医師に散歩デビューの時期について必ず確認しましょう。
シャンプーを始めるタイミング
シャンプーを始めるタイミングは、散歩のように明確に決まっていませんが、お迎えしてすぐの時期は控えた方がいいでしょう。
知らない場所と新しい飼い主に慣れていない状態でシャンプーをすると恐怖心が大きく、シャンプー嫌いになったり体調を崩してしまう可能性があります。子犬が落ち着くまでは、蒸しタオルで汚れた部分を拭いてあげるなどしてシャンプーするのは極力控えましょう。
ワイヤーフォックステリアの子犬の成長スピード
子犬の成長スピードはとても早く、特に体の小さい小型犬の成長期は、約8〜10ヵ月齢までと急速に大きくなります。
生後1ヵ月で出生時体重の約4倍になり、成長期のピークである生後3〜5ヵ月には急激に体重が増加します。この時期の子犬は、成犬の2倍のエネルギーが必要です。
生後半年をすぎると成長は緩やかになり、成長期の終わりである約8〜10ヵ月齢にはワイヤーフォックステリアの成犬時理想体重である8kg前後の大きさまで成長します。
ワイヤーフォックステリアの子犬と楽しい生活を
ワイヤーフォックステリアの小さな子犬時代は、あっという間に過ぎていきます。たくさんの愛情を注ぐなら、早いうちにしつけをスタートさせていきましょう。ワイヤーフォックステリアは、テリア気質が強いため頑固でしつけは一筋縄ではいきませんが、愛犬の性格を理解して根気強く接してあげることが大切です。テリアらしさを理解しながら、ワイヤーフォックステリアの子犬との楽しい日々を過ごしてくださいね。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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