トイプードルの被毛はカットしないとどうなるの?トリミングの必要性を知ろう
もこもこの被毛が特徴的なトイプードルですが、カットしないと伸び続けてしまうということをご存知ですか?ぬいぐるみのような可愛らしさをキープするためには、定期的にカットする必要があるんです。今回は、トイプードルの被毛をカットせずにいた場合に考えられるリスクや最適な頻度などについて解説します。
まずはじめに|トリミングってなに?
「トリミング」という単語を聞くと、被毛のカットのことかな?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?ペットショップなどで、トリマーさんがワンちゃんの被毛をカットしていたり、ドライヤーをかけている姿を見たことがある方も多いと思います。
トリミングという言葉自体は、被毛のカットを指しますが、トリミングサロンにおけるトリミングは、被毛のカットはもちろん、爪切りや耳の掃除、シャンプー、肛門腺絞りなど、全体的なケア(=グルーミング)が含められていることがほとんどです。ただし、全身のカットが必要ない犬種などは内容を選べることもあり、シャンプーだけのコースを用意しているサロンもあります。
長毛種の子は基本的に2ヶ月に1回くらいの頻度でトリミングサロンを利用しているのではないでしょうか。トイプードルは抜け毛は少ないですが、カットしないと伸び続けてしまうため、トリミングは必要不可欠です。
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トリミングが必要ない犬種っているの?
トリミングが必要ないというのは、お手入れが必要ないというわけではなく、被毛をカットしなくてもよいという意味です。
一定の長さまでしか被毛が伸びない子や、毛足の短い子、スムースタイプの子などは全体のトリミングは不要で、日々のブラッシングのみで問題ないという場合が多いです。具体的な犬種をあげると柴犬や、フレンチブルドッグやパグ、チワワ、ダックスフンドなどが該当します。
しかし、トリミングが不要=お手入れが楽というわけではなく、抜け毛が多すぎる、毛が短いことでかえって服に刺さりやすいなどのお悩みも。
また、被毛全体のカットは必要なくても、汚れやすいお尻周りなどの部分的なカットやシャンプーのためにトリミングサロンに行くこともあります。
どちらがいいというわけではなく、どちらにも大変な面があるようです。
トリミングが必要な犬種はこちらの記事で解説しています
トリミングしないことによるリスク
トイプードルの被毛は伸び続ける、と冒頭でお話ししましたが、トリミングしなかった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?1つずつ見ていきましょう。
①絡まって毛玉になる
被毛が長いことで毛玉ができやすくなります。プードルの場合、巻き毛という特性からとくに絡まりやすく、すぐに毛玉になってしまいます。毛玉ができると皮膚が引っ張られて痛みが生じるほか、皮膚が裂けてしまったり蒸れて皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。
②不衛生
全身が毛で覆われているため、被毛を伸びたままにしておくと、蒸れたり汚れが溜まって雑菌が繁殖してしまうことがあります。
また、毛が長いことで排泄時の汚れが付着することも多く、こまめに拭いたり洗ったりしてあげないと感染症の原因になってしまうことも。
汚れがついたままにしておくと、さらに汚れが蓄積されやすくなり悪臭の原因にもなります。毛色の薄い子は特に眼や口、お尻周りの汚れが目立ちやすいです。
③怪我をする
毛が伸び続ける犬種や長毛種は、被毛で肉球が覆われてしまうことがあります。そうすると、ふだん滑り止めやクッションの役割をしている肉球が機能しないので、滑って転びやすくなってしまうのです。トイプードルは骨が細いので、転倒した際に脱臼や骨折してしまうことも考えられます。また、手足に負担がかかり関節炎を引き起こす可能性もあります。
④皮膚トラブルの原因になる
ブラッシングやシャンプーをしてあげないことで、皮膚に汚れが蓄積してしまいます。フケはもちろん、ほこりやダニなどが溜まったままになり、皮膚病になってしまうのです。
⑤目が傷ついてしまう
被毛が伸び続けるということは、目に入ってしまう恐れもあります。わたしたち人間も、切らなければ髪は伸び続けますが、特に前髪は目にかかると鬱陶しいですし、刺さると痛いですよね。犬も同じで、被毛が刺激となって目やにや涙やけ、眼病を引き起こすリスクがあります。
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トリミングサロンに行く最適な頻度は?
トイプードルは定期的にトリミングが必要なことは分かりましたが、どのくらいの頻度で行うのが適切なのでしょうか?
理想は1ヶ月に1回
被毛の伸び具合など個体差もありますが、月に1回が目安になります。ただし毎日ブラッシングしている、自宅でのシャンプーを嫌がらないといった様子であればもう少し間隔をあけても問題ないでしょう。
シニアの場合、頻繁にシャンプーをするのは身体に負担がかかってしまうので、トリミングを減らすケースもあります。獣医師やトリマーに相談して、期間を調整しましょう。
料金はどれくらいかかるの?
月に1回となると、気になるのは1回あたりの料金ですよね。トリミングは大型犬の方が料金が高い傾向があります。しかし、その子の状態によっては追加料金がかかってくるケースもあり、毛玉がひどいとプラス500、というサロンや、15分1000円というサロンなど設定はさまざまです。日頃からこまめにブラッシングをして毛玉を防ぐことが大切ですね。
トリミングはシャンプー込みで5,000円~10,000円が相場のようです。サロンによって差があるので、事前に聞いてみるとよいでしょう。
また、トイプードルは身体の大きさや毛量、状態によっても変わってくるので、実際に行ったら、もっと高くなるということも起こりえます。
自宅でもお手入れできる?
毎月1万円程度の出費は少し厳しい、整える程度だしトリミングサロンに行くまでもないな、という場合、部分的なカットであれば自宅でも可能です。
目の周りや足裏など、少し長さが気になってきたなと思ったらハサミやバリカンでカットしてあげるとよいでしょう。ただし、愛犬との関係がまだ日が浅く保定(暴れないように身体をくっつけて抱いておくこと)が難しいという場合や、やり方が分からないという場合には、トリマーさんにお任せするのが安心です。
また、愛犬が1回もトリミングを体験したことがない、という場合には嫌な経験をしてしまうとそれ以降やらせてもらうのが難しくなるので、1番最初はトリミングサロンでやってもらうのがおすすめです。トリミングというものに慣れてきた頃に飼い主さんがやってみると、すんなり受け入れてくれることがあります。
自宅でシャンプーをする際には、湿っている部分がないよう、よく乾かすよう意識してください。生乾きは毛玉や皮膚トラブルの原因になります。
身体の部位でいうと脚や腕の付け根、耳の付け根など、擦れやすいところが毛玉になりやすいです。洋服で擦れて毛玉になってしまうこともあります。毛玉は予防することが1番望ましいですが、できてしまった場合は、無理にブラッシングせず、指でほぐしたり、ハサミでカットするようにしましょう。
自宅でのお手入れ方法はこちらの記事をチェック!
トイプードルはトリミングが必要!
トリミングはトイプードルの愛らしさを保つためにも、健康のためにも必要不可欠ということが分かりました。お金もかかるし、頻繁に連れて行くのは面倒・・と思ってそのまま伸ばし続けてしまうと、皮膚病や怪我の原因になることもあります。色々なカットスタイルができるとプラスに捉えて、楽しみましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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