トイプードルは運動量が豊富な犬種!理由や雨の日の過ごし方などをまとめました
愛玩犬は身体が小さい子が多く、ちょこまかと歩く姿に癒される方も多いのではないでしょうか?可愛い見た目から、室内で歩かせるだけで十分と思っていると、実際に迎えたときに驚いてしまうかもしれません。今回はトイプードルに必要な運動量はどれくらいなのか、その目安やトイプードルが活発な理由、散歩に行けない時の対処法などまとめてご紹介します。
トイプードルに必要な運動量
ぬいぐるみのような見た目からは想像できないほど、トイプードルは元気いっぱいの犬種です。実際に、家では1日中走り回っている!なんて声も聞かれます。小型犬だから大人しいと思ったのに、やんちゃすぎて困るという方も・・。
しかし、運動量は少なくないとはいえ小型犬なので、運動のし過ぎによってかえって関節を痛めてしまうケースもあります。1回につき30分程度の散歩を1日に2回ほどで様子をみて、まだまだ散歩し足りない!という場合には少し時間を延長したり、散歩に行く回数を増やしてみましょう。(※)
たまに散歩コースを変えると新鮮で喜んでくれるはずです。そんなに遠くないところにドッグランがあるのであれば、連れて行ってあげるとストレス解消にもなります。
※この時間は成犬の場合の目安です。子犬期は1回10分からはじめ、だんだんと増やすようにしましょう。
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雨の日はどうしたらいい?
梅雨の時期や天候が悪いときは、なかなか外にお散歩に行けませんよね。でも、運動できないと愛犬もストレスが溜まってしまうもの。そんな時は室内でできるレトリーブや引っ張りっこ、また知的好奇心をくすぐるおもちゃを使うのも効果的です。
レトリーブとは、おもちゃなどを投げて愛犬に持ってきてもらう遊びを指します。室内なので柔らかい素材でできているものだと、万が一どこかにぶつかっても安心です。
ものを投げるスペースが確保できないという場合には、引っ張りっこでも十分ストレス発散になります。柔らかい素材のものや、頑丈なもの、食べても安心な素材のものまで、さまざまな種類のおもちゃが販売されています。愛犬に合ったおもちゃを選んで目いっぱい遊んであげてください。その際に、愛犬を興奮させすぎないよう、こまめに休憩をとってクールダウンの時間を設けましょう。
トイプードルは賢いので、知育おもちゃを与えると集中して取り組んでくれます。頭を使うことで適度な疲労感も得ることができるので、雨の日やお留守番の時にもぴったりです。
トリュフ探知犬として活躍していたこともあるので、隠したおやつを探させる宝探しゲームも楽しんでくれるでしょう。
知育玩具についてはこちらの記事で紹介しています
雨の日の過ごし方についてはこちらの記事をチェック!
犬によっては、外でしか排泄しないなどの理由から、雨でも外に出ないといけないケースもあるでしょう。そんな時は犬用のレインコートや犬用の傘などの使用がおすすめです。
雨の日の外出に役立つアイテムはこちらの記事で紹介しています
トイプードルが活発なのには理由がある!
小型犬は一見大人しそうな印象を受けますが、なぜトイプードルは他の小型犬と比べて必要な運動量が多いのでしょうか?それはプードルという犬種に由来します。
もともとは猟犬として活躍していた!
プードルは鴨を回収する猟で活躍していました。そのため泳ぐのもとっても得意。そんなプードルが小型化されていったことで生まれたのがトイプードルという犬になります。
猟犬としてのルーツから、トイプードルも活発な気質を持っており、それなりに身体を動かす機会がないとストレスが溜まってしまうのです。ストレスは問題行動に発展してしまうことも。家具を齧る、よく吠えるなどの様子が見受けられたらストレスが溜まっているかもしれません。散歩時間や内容を見直してみましょう。
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運動神経抜群!それゆえに注意が必要なことも
トイプードルは運動神経の良さだけではなく、賢さも兼ね備えています。室内のサークルの中にいるから大丈夫と思っていても、予想だにしないことが起こる可能性もあるのです。
よく起こるのがサークルからの脱走です。自分の身体の何倍もある高さのサークルをよじ登ることもあれば、ジャンプで飛び越えてしまうこともあるんだとか。ふとサークルの方を見たら外に出ていた、という話もよく聞きます。かなり高いサークルを使っているのに、出てしまう…という場合には屋根付きのタイプを検討した方がよいかもしれません。
いずれにせよ、ジャンプや高所からの落下は、骨折や脱臼などの怪我に繋がってしまう可能性が考えられるので、愛犬の様子はできるだけ観察しておくようにしましょう。元気いっぱい動き回っている姿は可愛いですが、怪我をして辛い思いをしているところはみたくないですからね。
運動量が少ない犬種は?
愛玩犬と呼ばれる犬種は比較的、運動量が少ない傾向にあります。
具体的には、チワワ、ポメラニアン、パグ、ヨークシャーテリア、マルチーズ、シーズー、ペキニーズ、キャバリア、狆などの犬種が該当します。
1回の散歩の時間は15~30分程度が目安です。できれば朝・夕の2回連れ出してあげるのがよいでしょう。
愛玩犬についてはこちらの記事をチェック!
運動量は多くないのに散歩には行かないといけないの?と思った方もいるでのはないでしょうか?愛玩犬は必要な運動量が少ないとはいえ、犬にとってお散歩は欠かせません。外の空気を吸うことは気分転換やストレス解消になりますし、筋力を維持するためにも必要なのです。
また、犬が人間社会で快適に暮らしていくためには、他の犬や人、車の音などの色々なものに慣れることがとても重要です。これを「社会化」と言いますが、子犬のうちに十分に社会化がなされないと人見知りをしたり、警戒心が強くなって恐怖心からすぐに吠える子に育ってしまいます。
社会化についてはこちらの記事で解説しています
また、運動不足は肥満にも繋がってしまうので、たくさんの運動を必要としない犬種であっても、適度に身体を動かす機会は設けましょう。ただし小型犬は骨が細く関節が弱い子が多いので、運動のさせすぎは怪我をしてしまう恐れがあります。愛犬の様子を見ながら負担のかかりにくい遊びなどを取り入れてあげてくださいね。
トイプードルは活発だけれど怪我には気をつけて
トイプードルは小柄でありながらも、運動量はそれなりに必要と言うことが分かりました。サーカスで芸を披露していたこともありますし、現在ではドッグスポーツでも活躍しています。激しい動きは怪我をしてしまうリスクが高まるので、注意しながらたくさん遊んであげましょう。ただし、体調がすぐれないときや、散歩に行きたがらないときは病気の可能性もあるので無理に連れ出さず、場合によっては動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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