タイニープードルはプードルの一種でトイプードルより一回り小さいサイズの子を「タイニープードル」と呼びます。

名前の「タイニー」は英語で『とても小さい』という意味があります。

タイニープードルの歴史はまだ浅く認知されるようになったのもここ最近のことです。

タイニープードル誕生のきっかけは不明でトイプードルを繁殖させる際に偶然標準サイズより小さなプードルが生まれたと言われています。

トイプードルより小さいサイズは「タイニープードル」のほかに「ティーカッププードル」がいますが、「タイニー」と「ティーカップ」はまだサイズを安定して作出することが難しいとされているため一般社団法人ジャパンケネルクラブ（以下：JKC）には登録がされていないサイズです。

 現在JKCに公認登録されているプードルは以下の4つのサイズです。

●スタンダードプードル

●ミディアムプードル

●ミニチュアプードル

●トイプードル　

非公認の「タイニー」「ティーカップ」は分類上(血統書上の犬種)は『トイプードル』に分けられています。

血統書上は同じトイプードルですが、ここからはタイニープードルとトイプードルの違いについて解説していきたいと思います！ 

タイニープードルとトイプードルの違いは大きさにあり、1番は体高と体重が違います。 

トイプードルよりも体の大きさが小さいプードルをタイニープードルと呼んでいますが明確なサイズに定義などはありません。

タイニープードルはまだサイズが安定しておらず、生後間もない子犬の場合はあくまでも「成犬時にタイニープードルのサイズになると予想される」子犬になります。熟練のブリーダーでも子犬を見て正確に「この子はタイニープードルだ！」と判別することは困難なのです。

さらに親犬がタイニープードルだからタイニープードルが産まれるとは限りませんし、タイニープードルだと思って購入しても、トイプードルと同じくらい大きく成長することや、ティーカッププードルほどの大きさで成長が止まることもあります。

タイニープードルとトイプードルでは生体価格にも違いがあります。さきほどもご紹介したようにタイニープードルはまだサイズが安定していないため繁殖のリスクや飼育の手間などからトイプードルよりも高額になる傾向があります。

●タイニープードルの平均価格：約45万円

●トイプードルの平均価格：約35万円

※性別・毛色・健康状態などによって値段は大きく変動します。

とても残念ですが、未熟児で生まれたトイプードルをタイニープードルやティーカッププードルとして販売する悪徳業者が存在します。

中には体が大きくならないよう最低限の食事しか与えないというケースもあります。迎える際には購入場所には注意が必要です。ちゃんと調べて信頼できる所から購入しましょう。

基本的にタイニープードルはサイズが小さいトイプードルです。プードル種としての能力・被毛の色などもまったく変わりはないため、サイズ以外は目立った違いははありません。

体がトイプードルよりも小さい分、鳴き声や走るスピード、ご飯の量などに違いは出てくるかと思いますが、サイズで性格などが変わる事はありませんので、基本的な性格やしつけ方などはトイプードルもタイニープードルも同じと言えます。

●トイプードルの基本的な性格

・社交的で明るい

・とても賢い

・好奇心旺盛で活発的

 トイプードルのしつけ方はこちらの記事をチェック！ 

●トイプードルの平均寿命

・約12年～15年ほど

 体が小さいと寿命が短いと勘違いされる方がいらっしゃいますが、それは間違いです。病気がちな子は元々虚弱体質だったり疾患を抱えている子です。平均寿命はトイプードルもタイニープードルも変わりありません。

今回はタイニープードルに焦点をあてつつトイプードルとの違いをご紹介しました！

タイニープードルはトイプードルとサイズ以外は基本変わりありません。要するに同じトイプードルの中で体の大きさに応じて分かりやすく「トイプードル」「タイニープードル」「ティーカッププードル」などと言い分けているだけです。

また、タイニープ－ドルと思って購入しても育つうちにトイプードルサイズになったと言うことはよくありますので、確実にタイニープードルが欲しい場合は生後半年を過ぎるまで待つか、待てない場合は祖父母犬まで調べてみて、どの犬もタイニープードルのサイズであれば、その子もタイニープードルの確率が高いです。

しかし一度家族として迎え入れた子は理想と違う大きさになってしまっても、一生を終える最後の日まで愛情をもって育ててあげましょう。

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