柴犬をはじめて飼う方のために|事前に考えておきたいこと
柴犬の子犬は、日本犬らしい凛々しさと、キュートな表情がたまらないですよね。柴犬の子犬を迎えたら、可愛さにメロメロになってしまうこと間違いなしですが、飼い主としてやるべきことを怠ってはいけません!まずはブラッシング、シャンプーといった基本的なグルーミングをおこない、しつけ・散歩デビューなど、子犬にとってはじめての体験を的確な時期に始めないといけません。
今回は、柴犬の子犬を迎える予定・迎えたばかりの方が知っておくべきあれこれや、はじめての○○を開始するタイミングについて解説します。
目次
まずは柴犬の性格を知ろう!
柴犬の子犬に限らず、一度に数頭生まれる子犬は、どの子も同じではなくそれぞれ個性があります。
特に柴犬は、生まれた時から、元気いっぱいでやんちゃなタイプからシャイで大人しいタイプまで個体差があることが特徴です。
まずは、迎えた子犬の性格を見極めよう
柴犬の子犬の性格を見てみると、積極的に兄弟犬にアプローチする親分肌の性格、人が大好きでフレンドリーな性格、遊ぶことが好きな明るい性格、シャイでおとなしい性格などさまざまです。
どんなタイプであっても、後天的要素によって性格は変わってきます。まずは、子犬をよく観察して性格を見極めた上で、家族全員でカラダを触るなどして人に慣れさせることが大切です。
柴犬は子犬期のしつけがとても大切!
柴犬の子犬が新しい家に慣れてきたらまずはスキンシップでしつけの基本を教えましょう。
柴犬は、独立心が強く、飼い主がリーダーシップを取れないでいると、人間社会で暮らすのが難しい子に育つ可能性もあります。子犬期から、しつけを始めることがとても大切です。
しつけの基本は人に慣れることから
柴犬は、人にベタネタされたり抱っこされたりすることを嫌がる面があります。
なるべく子犬の頃から、人の手は優しいのだと覚えさせるためにも、まずはカラダのあちこちを触ったり、家族以外の人に撫でてもらったりすることからはじめましょう。
また、家族の中でリーダーを決め、柴犬の子犬にリーダーが誰であるかを理解させることも、子犬のしつけの一環として教える必要があります。
柴犬の子犬を迎えたら…換毛期は抜け毛ケアを
柴犬の被毛は、硬いオーバーコートと量が多く密なアンダーコートから成るダブルコートです。春と秋の換毛期には、ふわふわのアンダーコートが大量に抜け落ちます。
そのため、換毛期には1日に数回ブラッシングをして、この抜け毛を取り除く必要があります。
子犬が新しい環境に慣れたらまずはブラッシングを
環境の変化が苦手な柴犬は、新しい環境に慣れるまで少し時間がかかります。柴犬の子犬を迎えたら、まず環境に慣れるように静かに過ごせるように気を配ってあげましょう。
柴犬の場合は、3ヶ月頃から成犬の被毛へと生え変わり始め、1歳までに全身の被毛が生え揃います。3ヶ月齢でお迎えした子犬は、すでに被毛の生え替わりが始まっていると考えて、新しい環境に慣れた頃からブラッシングをはじめましょう。
ブラッシングは、スキンシップを取ることを覚える上でもとてもいい機会となるので、まずはブラッシングで人に慣れさせることから始めましょう。はじめのうちは、目の粗いコームで毛をとかしてあげる程度で十分です。
柴犬の子犬を迎えたら…はじめてのシャンプー
柴犬の子犬に限らず、子犬はトイレシートの上で寝てしまったり、排泄したものを踏んでしまったりと何かと汚れがちです。
綺麗好きの柴犬は、子犬と言えど汚れていることが嫌いです。汚れたら、家でシャンプーをして清潔にキープするようにしてあげましょう。
はじめてのシャンプーで注意すること
はじめてのシャンプーでは、シャワーの勢いや音に注意が必要です。シャワーをいきなり子犬にかけるとびっくりしてしまい、シャンプーが嫌いになってしまうことも。
まずは、子犬が驚かないように、シャワーを子犬の体にぴったりつけて、水音や水の勢いを感じないようにしてあげることがコツです。また、シャンプー剤は犬用のものを使用し、成犬に使用する時よりも薄めて使用します。まずは、汚れている部分から洗い始め、最後は頭や顔など苦手な部分を洗うようにしましょう。
もし、顔に水がかかることを嫌がったら、濡れタオルで顔をきれいに拭いてあげましょう。このとき、耳もきれいに拭いてあげることを忘れずに。
柴犬の子犬を迎えたら…はじめてのお散歩
まだ免疫がない子犬は、3回のワクチンが終わるまではなるべく外に出さないようにします。すべてのワクチンが終了し、ある程度免疫がついた4ヶ月齢頃がお散歩デビューのタイミングとなります。
お散歩デビューの前に家の中で練習を
首輪やリード、またはハーネスといった体を拘束される道具を使用することは、柴犬の子犬にとって驚きの体験です。
まずは、首輪やハーネスに慣れる練習を家の中で行い、慣れてきたら家の周りを1周するなどゆっくりお散歩デビューをしてください。
最初のうちは、上手に歩けなかったり、動かなくなったりする可能性がありますが、慣れてくるまでは無理せず、お散歩は楽しいと思わせることに集中しましょう。
まずは抱っこのお散歩で外に慣れさせましょう
警戒心が強い柴犬には、早い段階での社会化が必要です。そこでおすすめしたいのが、スリングを使用しての抱っこお散歩です。
抱っこのお散歩は地面を歩かせずに済むので、病気などのリスクを回避できます。本格的なお散歩デビューを前に、いろいろな生活音を聞かせたり、子供から大人まで色んな人に会うことで外の世界を知ることは、柴犬の子犬にとって良い刺激となるはずです。
まずは、抱っこのお散歩で、本格的なお散歩デビューの予行演習を行ってみましょう。
子犬のうちに必要なことを教えておきましょう!
コロコロとしてぬいぐるみのようにかわいい柴犬の子犬ですが、柴犬にとっては人間社会で共存するためにさまざまなことを覚えなくてはいけないとても大切な時期です。
この時期に、ブラッシング、シャンプー、お散歩、しつけといった生活していく上で最低限の必要なことを教えておくことが重要です。
特に、頑固な面がある柴犬は、一度嫌だと思ってしまうとなかなか次のステップに進んでくれません。子犬の時期から、さまざまなことに慣れさせておくことは、将来のためにも必要なことですので、ぜひ実行してみてください。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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