【千葉市】避難所情報|ペット同行避難のルールや必要な防災グッズなどを事前確認しよう
愛犬家にとって災害時に気になることといえばペットの避難場所はどうすればいいのか、ということです。もしもの際にペットと一緒に避難できる場所はあるのか、避難先でペットとどのように過ごせばいいのか、頭に入れておけば安心です。
この記事では、千葉県千葉市のペットの避難所情報や、もしもに備えて準備しておくと便利な防災グッズをご紹介します。
目次
千葉市では避難所にペットと避難できる?
千葉市では、地震や台風などの災害が発生した場合は、まずは飼い主の安全をしっかりと確保し、次にペットの安全を確保することを推奨されています。避難が必要な場合は、ペットと一緒に避難することが可能です。
千葉市ではペットとの同行避難を推奨
基本的に千葉市では災害時のペットとの同行避難を推奨しており、「避難所におけるペット対応の手引き」を各避難所運営委員会に配布しています。
2021年9月現在、各避難所運営委員会では、ペットの取り扱いルールを含む避難所運営マニュアルを作成中です。詳細な状況については、千葉市の各区役所の地域振興課へ問い合わせるとよいでしょう。
千葉市の主な避難所は以下の通りです。
- ・蘇我コミュニティセンター:千葉県千葉市中央区今井1-14-43
- ・千葉ポートアリーナ:千葉県千葉市中央区問屋町1-20
- ・幕張コミュニティセンター:千葉県千葉市花見川区幕張町3-7730-4
- ・穴川コミュニティセンター:千葉県千葉市稲毛区穴川4-12-3
- ・長沼コミュニティセンター:千葉県千葉市稲毛区長沼町461-8
- ・千城台コミュニティセンター:千葉県千葉市若葉区千城台西2-1-1
- ・都賀コミュニティセンター:千葉県千葉市若葉区都賀4-20-1
- ・土気あすみが丘プラザ:千葉県千葉市緑区あすみが丘7-2-4
- ・磯部スポーツセンター:千葉県千葉市美浜区磯辺1-50-1
- ・幕張勤労市民プラザ:千葉県千葉市美浜区若葉3-1-8
- 千葉市の指定緊急避難場所・指定避難所の一覧はこちら
千葉市で避難所にペットと避難する際のルールは?
避難所では、すべての人がペットに好意的であるとは限りません。また、避難所にいる人たちの中には動物アレルギーを持っている人がいる可能性もあります。周囲の人とトラブルを起こさないためにも、ペットと避難する際にはルールとマナーを守ることが大切です。
ここでは、千葉市の「ペットの災害対策について」に記されたガイドラインをもとに、避難する際のマナーをご紹介します。
ルール【1】所有者明示を行う
万が一離ればなれになってしまった際も、所有者が誰であるかがはっきりとわかるようにペットに迷子札をつけておきましょう。マイクロチップの装着も有効な手段です。マイクロチップを装着した際は、飼い主情報を登録機関へ登録しましょう。
また、犬の場合は、狂犬病予防法により、狂犬病予防注射済票および鑑札の装着が義務づけられています。
ルール【2】きちんとしつけをする
避難所には動物が苦手な人も避難しています。ほかの人の迷惑にならないように、無駄吠えや排せつ物のしつけはきちんとしておきましょう。また、「おいで」「待て」など基本的な号令に従うしつけもしておかなければなりません。
さらに、普段から色々なものや音に慣れさせることで、避難所でのペットのストレスを軽減できます。
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ルール【3】日頃からしっかりと健康管理をしておく
避難所には犬だけでなくさまざまなペットがやってきます。普段より外部寄生虫の駆除やワクチン接種など、健康管理に気を付けておきましょう。また、逃げ出してしまった場合に備えて避妊去勢手術を済ませておくことも大切です。
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ルール【4】備蓄品は確保しておく
前述のとおり、千葉市ではペットの備蓄品は飼い主が準備しておかなければなりません。
災害に備えて準備すべきペット用の防災用品
- 5日分以上のフード、飲み物(必要な場合は療法食や薬)
- ペットシーツやトイレ用品
- ケージやキャリーバッグ、首輪、伸縮しないタイプのリード
- 飼い主やペットの情報を記載した用紙、飼い主とペットの写真
千葉市の避難所におけるペットのサポート体制は?
ペットを避難所に連れていく際には、サポート体制がどのくらい整っているかが気になるところです。ここでは千葉市のペット避難のガイドラインや、ペットの避難所での過ごし方などをご紹介します。
ペットの避難ガイドラインはある?
千葉市のホームページには「飼い主の方へ~ペットのための災害への備え」が掲載されています。災害が起きてから慌てないように、一度目を通しておくとよいでしょう。
一緒に避難できる動物に制限はある?
千葉市では、同行避難できるのは犬や猫などの小動物のみで、ワニガメやニホンザルなど、飼育する際に許可が必要な「特定動物」の同行避難は、原則として認めていません。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
千葉市では、人への防災対策を優先するためペットのための災害備蓄品は準備されていません。災害が起きた際、ペットの備蓄品が避難所に到着するまでに数日から数週間かかることが想定されます。千葉市のホームページでは、飼い主に最低5日分以上の備蓄をしておくことを推奨しています。
また、備蓄品が到着しても、飼い犬の登録をしていないと物資の配給を受けられない可能性があるので、登録は済ませておきましょう。
避難所でペットはどのように管理される?
前述したとおり、千葉市では避難所で飼い主とペットが一緒に生活することは原則として認められてはいません。避難所の指定された場所で、柱につなぐ、もしくはケージに入れられた状態で管理されます。
避難所では飼い主がグループを組んで飼育場所の設営、ペットの収容等を実施します。エサやりや給水、散歩などのお世話は飼い主個人で行います。
防災訓練ではペットの同行訓練を実施している?
千葉市では、災害を想定したペットの同行訓練を実施しているとは明言されてはいません。ただし、避難所開設・運営訓練マニュアルによると、ペット連れの避難者への対応を想定した訓練は行われているようです。
避難所でペットがケガや病気をしたら?
千葉県獣医師会は千葉市と、被災した動物に対して救護活動を行う協定を結んでいます。協定の中では、災害時にペットが負傷した時には、千葉県獣医師会が応急手当をすることなどを定めています。
ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選
災害時にペット用の防災グッズを準備しておけば安心です。ここでは、おすすめの防災用品を5つピックアップしてご紹介します。この記事を参考に、ペット用の防災セットをきちんと準備してあげましょう。
ペットを運べるキャリーバッグ
避難所に移動しようとしても、ペットがパニックになってなかなか前に進まない…ということもあるかもしれません。そんな時はキャリーバッグに入れて移動してあげましょう。肩から掛けるタイプのバッグなら、飼い主も両手が自由に使えます。
- 商品名:Bargiotti/ペットキャリーバッグ
コンパクトに収納できる折り畳みサークル
災害に大きなサークルを担いで避難するわけにはいきません。折り畳み式のサークルを準備しておけば安心です。周囲は網目があるので、中の様子も一目瞭然ですし、ペットも飼い主の姿が見えるので安心です。カバー付きなので、ペットの飛び出しも防止できます。
- 商品名:アイリスオーヤマ/折りたたみサークル
暗い場所でも安心!光る首輪
災害時には停電で視界が暗くなってしまうことも予想されます。そんな時に備えてペットに光る首輪を装着しておくと、居場所がわかりやすいので便利です。できるだけ外れにくく、長時間使用できるものを選ぶようにしましょう。
- 商品名:LaRoo/犬猫用LED光る首輪
臭い防止に!ウェットティッシュ
避難所生活では、ペットをお風呂に入れて体を洗ってあげられず、周囲の人がペットの臭いが気になってしまうかもしれません。悪臭を防ぐためにペット用のウェットティッシュを用意して、こまめに体をふいてあげましょう。
- 商品名:アイリスオーヤマ/ペット用 トイレに流せるウェットティッシュ
排せつ物の始末はきっちりと。携帯用トイレ
避難所生活において、ペットの排せつ物の管理は飼い主の最低限のマナーです。携帯用の管理トイレは必ず用意して、排せつ物の始末はきちんと行いましょう。水洗いのできるものを選ぶと、さっと洗えてお手入れも簡単です。
- 商品名:SIMPLE.(シンプル)/ペット用折りたたみ撥水トイレ&スコップ
千葉市の避難情報を頭に入れて愛犬と一緒に備えよう
急な災害が起きた時に慌ててしまわないように、普段からしっかりとペット同行避難のガイドラインに沿った避難方法を確認しておくことや、防災グッズを準備しておくことが大切です。
千葉市ホームページの「ペットの災害対策について」をしっかりと熟読して、常日頃からペットの災害対策を万全にしておきましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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