パグは意外と抜け毛が多い犬種!被毛の特性にあったお手入れのコツなどご紹介
愛嬌のあるシワシワの顔がチャームポイントのパグ。毛が短いため、お手入れがしやすそうに見えますよね。しかし、実はパグは生え変わりをする被毛の性質のため、小まめなブラッシングが必要となります。今回は、パグの被毛の特徴を深堀りし、被毛の特性にあったお手入れ方法のコツについてまとめてご紹介します。
パグの被毛のタイプ
パグの短い被毛にはどのような特徴があるのかをみていきましょう。
代表的なカラー
パグの毛色にはフォーン、ブラック、シルバー、アプリコットの4色あります。シルバーやアプリコットは日本ではあまり見られない希少な毛色です。
コートタイプ
パグのコートタイプは短毛種(スムースコート)です。2〜3cmくらいの短い被毛をしています。そのため、抜けた毛が洋服やカーペットなどに刺さりやすく、取り除くのが大変なこともあります。
被毛の構造
パグの被毛は、2種類の被毛からなるダブルコートです。皮膚を守るためのオーバーコートと体温調節するアンダーコートの2重構造をしています。ダブルコートは季節に合わせて毛が生え変わるため抜け毛があります。特に季節の変わり目の換毛期には大量に毛が抜けます。
ダブルコートについて詳しくはこちら
パグは抜け毛が多い?
短い被毛のパグですが、ダブルコートの犬種の中でも抜け毛が多い部類に入るほど毛が抜けます。そのため、こまめなブラッシングやシャンプーなどのお手入れが欠かせません。
しかし、毛色がブラックのパグは他の毛色のパグに比べると比較的抜け毛が少ないと言われています。その理由は、ブラックはシングルコートの被毛をしている個体が多いため、とされています。(中にはダブルコートの個体もいます。)
一部分だけ毛が抜ける(皮膚が見えている)、皮膚に炎症がある、身体を痒がるなどの様子が見られたら病気かもしれません。換毛期以外に大量に毛が抜ける場合はアレルギーの可能性もあります。パグは皮膚トラブルが多いので、愛犬の様子がおかしいと感じたら動物病院へ連れて行きましょう。
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パグの被毛を家庭でお手入れする方法とコツ
抜け毛の多いパグはお家でのこまめなケアが必要です。家中が抜け毛だらけにならないようしっかりとお手入れを行いましょう。
抜け毛対策
ダブルコートは抜け毛が多いですが、日頃からこまめにブラッシングをしてあげることですでに抜けている毛(死毛)を取り除くことができ、抜け毛を軽減することができます。死毛はそのままにしておくと皮膚が蒸れて皮膚病を招くことにもなります。特に換毛期にはできるだけ毎日ブラッシングしてあげましょう。
それでも抜け毛が気になるときには服を着せることも有効です。その際、長時間の着用は避け、こまめに洗濯し清潔な洋服を着せてあげるようにしましょう。
パグの洋服選びや洗濯方法についてはこちらの記事をチェック
毛玉対策
パグは短毛なので毛玉になる心配はありません。
ブラッシング
パグのブラッシングにはラバーブラシがおすすめです。ラバーブラシは、やわらかい素材で作られているため、皮膚に負担をかけずに抜け毛を取り除くことができます。
また、仕上げに獣毛ブラシで被毛を整えると艶出しの効果もあります。換毛期には、ムダ毛取り用のファーミネーターなどのブラシも効果的です。
ブラッシングは身体の異変に気がつきやすく、血流をよくする効果もあります。スキンシップの時間ともなるので積極的に行いましょう。ただし、どのブラシでもやり過ぎは皮膚炎の原因となりますので、注意が必要です。
ブラシに関する記事はこちら
シャンプー
シャンプーにも抜け毛を軽減する効果があります。頻度としては月に1~2回程度が目安となります。抜け毛が多いからと言って頻繁にシャンプーしてしまうと皮膚トラブルを起こしてしまうこともあります。毎日ブラッシングをしながら定期的にシャンプーをするようにしましょう。
シャンプーの仕方についてはこちらの記事をチェック
シワとシワの間もしっかりお手入れを
パグの特徴のシワのある顔は、シワとシワの間に汚れが溜まりやすくなります。シャンプーをするときだけではなく、日頃から汚れを取り除くことで皮膚病を防ぐことができます。
掃除のコツ
毛は軽いので舞い上がりやすいです。床はワイパー(ドライ・ウェットどちらでも)などで隅から抜け毛を集めていくとよいでしょう。カーペットやソファなどは粘着シートでのお掃除がおすすめです。だいたいの毛を取り除いてから掃除機をかければ掃除機がつまる心配もありません。
短い毛は洋服などに刺さりやすいので、洋服カバーをかけておいたり、床から浮かせて保管しておく、毛のつきにくい素材の洋服を選んであらかじめ抜け毛をつきにくくするのも1つの手です。
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パグをトリミングサロンでお手入れするなら?
お家でのお手入れも大切ですが、お家でできないところや難しいところはトリミングサロンでお手入れしてもらうのもいいでしょう。
パグにおすすめのメニュー
パグにはシャンプーコースがおすすめです。コースには爪切りや耳掃除、肛門腺絞りなども含まれているので、全体的にお手入れしてもらえます。 詳しいコースの内容は、トリミングサロンによって違いますので確認してくださいね。
頻度の目安
トリミングサロンでのシャンプーは月に1回程度が目安です。お家でのお手入れをしながら、定期的に利用するのもいいですね。
料金の目安
小型犬のパグのシャンプーコース料金は、3,000〜5,000円程度が多いようです。ただし、抜け毛が多い場合、追加料金がかかることもありますので事前に確認しておくといいでしょう。
パグの抜け毛対策は毎日のお手入れが重要
毛が生え変わるダブルコートのパグは、抜け毛が多い犬種です。抜け毛はこまめなブラッシングと定期的なシャンプーを行うことで軽減させることができます。また、お家でお手入れをすることは皮膚の異常の早期発見に繋がります。愛犬とのスキンシップを取りながら、楽しくお手入れしてあげましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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