ポメラニアンが抱っこを嫌がる時の対処法|正しい抱っこのコツを覚えて絆を深めよう
愛犬の抱っこはコミュニケーション手段のひとつですよね。間違った方法で愛犬を抱っこすると、しつけの悪影響に繋がるケースもあります。ポメラニアンは飼い主さんに対して忠誠心が高い子が多いですが、しつけ次第では問題行動が目立つ犬種でもあります。抱っこの仕方や、信頼関係が低い場合は抱っこしても「嫌だー!!」と吠え暴れて逃げ出してしまうなんてことも・・・。今回はポメラニアンが嫌がらない正しい抱っこの仕方についてご紹介したいと思います!
ポメラニアンが抱っこを嫌がる理由は?
ポメラニアンが抱っこを嫌がるのにはいくつか理由があります。どんな時に抱っこを嫌がるのか愛犬の気持ちを理解することが大切です。
具体的にどのような理由でポメラニアンは抱っこを嫌がるのか見ていきましょう。
抱っこ=嫌な思いをすることが結び付けられている場合
これは人間もそうですが、“抱っこされると嫌なことが起きる” と学習してしまっている犬の場合は抱っこを避けるようになります。
例えば「抱っこされたら嫌いな病院に連れていかれる」「抱っこされると爪を切られる」「抱っこされた時強く絞められて痛かった」など抱っこされた時のつらい経験が、トラウマになってしまうのです。
改善するには、抱っこ=「良い事が起こる」に気持ちを変えてあげる必要があります。例えば抱っこをされると大好きなおやつがもらえる、抱っこされると大好きな場所に連れてってもらえるなど抱っこに対するトラウマを払拭していくことが重要になります。
トラウマの払拭には時間がかかりますが、改善したい場合は決して焦らず、ゆっくり根気強く慣れさせる事が大事です。
ケガや病気で身体に痛みがある場合
病気やケガをしていて抱っこされると痛みが強くなるときにも、抱っこを嫌がるようになることがあります。小型犬のポメラニアンは関節や骨の怪我・病気をしやすい犬種です。今まで喜んでいた抱っこを、急に嫌がるようになったときは、見えない病気やケガが隠れている場合があるので注意が必要です。急に抱っこを嫌がるようになった場合は動物病院で診てもらいましょう。
抱っこされることに慣れていない場合
普段あまり愛犬を抱っこしない場合はそもそも抱っこすることに慣れてない場合があります。犬は抱っこに慣れていないと嫌がる傾向があります。
抱っこは子犬の頃から慣らしておかないと、抱っこを自然と受け入れることが難しく動きを制限された感覚になってしまいます。
また、飼い主さんも抱っこに慣れてない・犬も抱っこされるのに慣れていないと、お互い不安ですよね。そのため犬は嫌がりやすくなります。
飼い主さんの抱っこの仕方に問題がある場合
飼い主さんの抱っこの仕方が適切でないと、抱っこのたびに犬のに負担を与えることになってしまいます。
抱っこの時、犬にとって不安定な姿勢だったり、抱っこの仕方が気に入らないと、嫌がることもあります。
抱っこは愛犬が安心するやり方さえ覚えれば絆を深めるコミュニケーションにもなりますので、ぜひこの後の記事も読んで正しいポメラニアンの抱っこ方法を覚えましょう!
ポメラニアンの正しい抱っこの方法は?
ポメラニアンを上手に抱っこする方法をご紹介します!
まずは、正面からではなく《犬の横から抱き上げる》ようにします。犬の脇に手を入れ、手の平や指で肩、胸を包み込みます。もう一方の手はお尻を支えるように抱きます。
犬が伏せやおすわりの姿勢の時に抱くのが理想的です。この時なるべく犬を自分の身体にくっつけて重心を飼い主さん側にして抱いてあげると安心しますよ。
慣れないうちは、おやつなどで誘導して横から抱き上げやすい位置に犬を移動させ、抱き上げたらご褒美をあげるようにすれば、抱き上げられることへの警戒心を和らげることができます。
ポメラニアンを抱っこする際のポイントは以下になります。
- 抱き上げる時は正面ではなく横から
- お尻をしっかり安定させる
- 下ろす際はゆっくりと
- 最初のうちは抱っこ出来たらご褒美をあげる
- 関節を痛めないように胴と腰を一緒に持ち上げる
上記を意識してぜひ愛犬抱っこをチャレンジしてみください!
愛犬を抱っこすることの必要性について
抱っこはコミュニケーション以外でも必要な場面が多々あります。以下のような時は抱っこが必要と思われる場面です。こんな場面に出くわしたら、しっかりと抱っこ出来るようにしておきましょう!
・動物病院やサロンでの診察台にあげるときや、安心させたいとき
・ペットを抱きかかえて入店できる店へ入りたいとき
・散歩中にほかの犬とトラブルになりそうなとき
・人混みなど人との接触の可能性がある時や、狭い道路で自転車、車など事故や怪我の可能性があるとき
・災害避難時、避難場所で犬をセーブしておかなければいけないとき
・水たまりやぬかるみ、真夏時のアスファルトの上を通りたいとき(アスファルト焼け防止)
抱っこのしすぎは良くない?
愛犬を抱っこしすぎるとワガママになったり依存体質に育ってしまう危険性があります。
『歩くのが面倒くさい』といった理由のときに「抱っこしてー!」と甘えられていつも愛犬を抱っこしていると、「頼めばいつでも抱っこしてくれる」と覚えて愛犬はワガママな性格に育ちやすくなってしまいますので要注意です。
依存症が強い子になってしまうと、お留守番などで飼い主さんと離れてしまった時に大きな不安となり、ストレスがかかってしまいます。
愛犬が執拗に抱っこをせがむときは以下に注意してみてください。
①まずは我慢をさせる
犬が激しく抱っこを要求する場合は、「今はダメだよ」と優しく制するか、マテ・オスワリなどのコマンドを出して我慢させましょう。主導権は飼い主さんであることを示すことがポイントです。
可愛く甘えてこられたら、抱っこしてあげたくなりますがここはグッと堪えて対応しましょう。
②指示に従えたらご褒美として抱っこしてあげる
①のあと愛犬がせがむのをやめたら、たくさん褒めて抱っこしてあげましょう。
あまりにも興奮状態が強い場合や要求吠えをしている場合は声をかけず無視をするのも1つの手です。
一番やってはいけないことが、むやみに怒ることです。愛犬は、なんで怒られているか分からず混乱してしまいますので、注意するときは優しく伝えましょう。
ポメラニアンが抱っこを嫌がる時は抱っこの仕方を見直してみよう
ポメラニアンは飼い主に対して忠誠心が強いため正しいしつけをおこなっていれば、きっと抱っこも好きになってくれるはずです。子犬の頃から飼っている場合は最初が肝心ですよ!
ポメラニアンが抱っこを嫌がる場合は、嫌がる理由があるはずなので、抱っこの仕方や、痛がったりしてないかなど確認してみましょう。抱っこはスキンシップの役割もありますが、抱っこ自体が必ず必要になるシーンもあります。愛犬が安心できるように正しい抱っこの仕方を理解して愛犬との絆をより深めましょう!
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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