ポメラニアンのクリームについて解説!毛色の変化や生体価格など
毛色や様々なカットスタイルが楽しめ、JKCの犬種別犬籍登録頭数において2008年から2022年まで長年上位であり続けている人気の犬種です。その中でも今回はポピュラーなカラーであるクリーム色のポメラニアンの毛色に焦点を当てて、気になる退色や生体価格、カラーによる性格の違いについて解説したいと思います!
ポメラニアンの基本情報
ポメラニアンはドイツとポーランドにまたがるポメラニア地方にちなんで「ポメラニアン」と呼ばれるようになりました。ポメラニアンは元は中型犬のスピッツから品種改良を重ね小型化して誕生した犬種です。
もともと中型犬だった歴史をもつポメラニアンは、上記の平均サイズよりも大きく育つ子もいます。毛並みはダブルコートで、顔の周りや胸元の毛は長く、しっぽの飾り毛は扇のように広がっています。パッチリとした丸い目、背中に向けて巻いてる尻尾と、独特の豪華な毛吹きが魅力的です。
また毛色はJKC(一般社会法人ジャパンケネルクラブ)の公認色が13種類、それ以外を含めると20種類以上もあると言われています。
【JKC(ジャパンケネルクラブ)公認カラー】
・オレンジ
・ホワイト
・ブラック
・クリーム
・レッド
・ウルフセーブル
・ブラウン
・ビーバー(イザベラ)
・ブルー
・クリーム・セーブル
・オレンジ・セーブル
・ブラック・アンド・タン
・パーティカラー
性格は、パワフルで好奇心旺盛、社交性が高くフレンドリーな子が多いです。飼い主さんに対して忠誠心が高く、甘え上手です。もともと牧羊犬の祖先をもつポメラニアンは注意深い一面もあります。
ポメラニアンのクリーム色について
現在だとポメラニアンと言えばオレンジ色が主流のように感じられますが、ポメラニアンが流行り出した頃は、クリーム色が最も人気で主流だったそうです。
優しいクリーム色の被毛は、やさしくやわらかな雰囲気でポメラニアンのふんわり感を引き立ててくれますよね。ホワイトほど涙やけも気にならず、お手入れもしやすいです。
それでは本題のクリーム色のポメラニアンについて解説していきたいと思います!
クリーム色のポメラニアンの値段相場
クリーム色のポメラニアンの値段相場は子犬の場合ですと約18万円~30万円程です。※平均価格は約30万円です。
クリーム色は人気がありますが、基本カラーで作出も安定しているため他のレア色に比べると平均的な価格帯ではあります。
しかし、18万円~30万円だと結構な差ですよね。この生体価格に差が生じる要因は以下になります。
①毛色による違い
ポメラニアンはバリエーション豊かな毛色が魅力な犬種です。そのため珍しいカラーや繁殖が難しいカラーは希少価値が高まり値段が高くなります。
人気が高いカラーは
・オレンジ:約20万~40万円
・ホワイト:約30万~50万円
・クリーム:約18万~30万円
・ブルー :約20万~28万円
・レッド :約35万~60万円
希少なカラーとして「ブラック」「チョコレート」「ブルーマール」「ウルフセーブル」などが上げられ、これらは繁殖が難しいため価格設定も40万円〜80万円前後と高めです。
その他にも「パーティーカラー」と呼ばれる様々な色の模様が入ったカラーがあります。価格は配色されるカラーにもより幅がありますが約25万〜40万円です。差し色が個々に違うので個性的なポメラニアンを飼いたい方におすすめしたい毛色です。
②性別による違い
オスは35万円前後、メスは40万円前後です。
これは犬全体で言えることですが血統のある犬はオスよりもメスの方が価格が高く、その差は約5万〜10万円ほどです。
・オスよりもサイズ感が小さい
・繁殖のためメスはブリーダーが手元に残すことが多い=販路に出ること自体が少ないため希少となってしまう
・性格が穏やかな子が多くしつけがしやすい
などがあげられます。
③年齢による違い
一般的に犬は子犬の時期が一番値段が上がり成犬になるにつれて価格は安くなっていきます。生後60日が一番価格が上がります。
④外見・見た目
ポメラニアンの顔つきは、「キツネ顔」「たぬき顔」で分けられます。
たぬき顔の特徴は、マズルが短く丸顔で、まん丸とした体型と小さめな耳も特徴的です。
キツネ顔の特徴は、マズルが長くシュッとした顔立ちで、たぬき顔に比べて、体がやや大きめです。たぬき顔よりも顔が大きいことから鳴き声も少し低めなのも特徴です。
どちらも魅力的ですが「たぬき顔」の方が人気が高く、価格も高い傾向があります。
⑤血統書の有無
血統書つきのポメラニアンは、値段が高くなります。基本的にはJKCが定める血統書の規定に当てはまるかどうかで価格は変わってくるようです。
その他にも、ドッグショーなどで、チャンピオンになった親犬の血統を引き継いだポメラニアンは、値段が高くなり100万円前後の価格で取引されることもあるんですよ。
クリーム色のポメラニアンの性格は?毛色で性格は変わる?
ポメラニアンの基本的な性格
・活発的
・協調性が高い
・社交性がありフレンドリー
・警戒心が強い
毛色による性格の違いに関しては、今でも研究がされていることなのですが、実際は毛色に関係するメラニン色素の前駆物質も、脳を興奮させる神経伝達物質のドーパミンの前駆物質も同じドーパであることより、何か関連があるのではとはいわれているそうです。しかし現時点では科学的に確証されているものはないため「色の毛色によって性格が決まることはない」と言われています。
性格は個体差や環境的要因が大きいと言えますので、毛色で性格を判断するのではなく、実際にご自身で見てみて雰囲気や性格を確認して飼うかどうかを決めるのが良いでしょう。
クリーム色は退色しやすい?
豊富な毛色が特徴的ポメラニアンですが、ポメラニアンの毛色は、子犬の時期から成犬、シニア犬となる過程で、それぞれ毛色が変わりやすいという特徴があります。
退色には個体差がありますが、色の変化は多い個体で7回を超える場合もあるそうです。
ポメラニアンの毛色はメラニン色素で決まります。メラニンは紫外線を吸収して色素を作ったり、皮膚細胞を紫外線による炎症から守る役割があります。紫外線を吸収すると、毛色や皮膚が濃くなります。
メラニン色素が薄い個体は、成長とともに元の色が褪せてくる傾向があります。
ホワイト系のポメラニアンを飼ったけど、成長するにつれてクリーム色に変化する個体も多くいますが、クリーム色の場合は元が白っぽく薄いので退色は分かりにくいです。ただ毛の生え際や顔の周辺など部分的に茶色っぽくなったり黒く変色することがあるみたいですね。
ポメラニアンのクリーム色は優しい色でとっても魅力的
いかがでしたでしょうか?ポメラニアンのクリーム色は白っぽく優しい色が特徴的です。性格は被毛の色ではなく個体差や飼育環境で大きく変わりますので、被毛の色で性格を判断してしまうのは、とても惜しいことだと思います。被毛の色だと「やんちゃ」と言われている子が、実際にはとても穏やかで大人しいということもありますので、是非ご自身の目で確認してみて欲しいです。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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