【ポメチワ】抜け毛・毛玉事情と上手なお手入れのコツ
ポメラニアンとチワワを両親に持つミックス犬の【ポメチワ】という犬種をご存知でしょうか?最近のミックス犬ブームで人気が急上昇中の種類です。ふわふわの被毛が魅力的なポメチワを迎える上で気になるのは、その抜け毛事情。ブラッシングやシャンプーをする上でどんなことに気を付けなければならず、サロンでのお手入れは必要なのでしょうか。
そこで今回は、ポメチワの被毛の特徴と、家でもできるシャンプーやブラッシングの方法に加え、サロンでのおすすめメニューなどをご紹介していきます。
目次
ポメチワの被毛にはどんな特徴がある?
まず、基本的なポメチワの被毛タイプから見ていきましょう。
被毛の構造
かなりボリュームのあるダブルコートで、体温の保持に役立つアンダーコート(下毛)と、外部の刺激から体を守るためのオーバーコート(上毛)の二重構造になっています。
親犬であるポメラニアンの祖先犬は雪国育ちのサモエドですから、日本の暖かい気候の中では蒸れやすいです。換毛期にはこまめにブラッシングをし、適度に抜け毛を除去してあげることで暑さを緩和してあげましょう。
コートタイプ
ポメチワの毛質はポメラニアンの特徴を濃く受け継いでいて、個体差はありますが、長めで真っすぐなロングコートの子が多い傾向があります。毛質は柔らかく、ふわふわした感じで触り心地が良いものです。
代表的なカラー
ポメチワの毛色は様々な種類があり、カラーバリエーションは豊富だと言えるでしょう。代表的なカラーをご紹介しますね。
- ブラック
- クリーム
- ブラウン
- ホワイト
- グレー
- セーブル
この他にもたくさんの種類がありますし、成長によって変化する姿も愛おしいものです。
家庭でできるポメチワのシャンプー・ブラッシングのコツ
ダブルコートのポメチワにとって、1年に2度ある換毛期には抜け毛がたくさん出ます。普段からのお手入れも大切なのですが、この時期こそ丁寧にケアしてあげる必要があるでしょう。家庭でもできるお手入れ方法を解説していきますね。
ブラッシング
ポメチワの場合、ブラッシングを怠るとすぐ毛玉になってしまうため、特に換毛期などは毎日のブラッシングが必要となります。 スリッカーブラシやファーミネーターなどを用いますが、毛並みに沿ってブラッシングするだけでは完全には抜け毛を除去できないため、色々な方向からブラッシングするようにしましょう。
ブラッシングを嫌がる子もいますが、オヤツなどで注目させてからブラシを掛けると良いでしょう。また仕上げには獣毛ブラシを使って被毛にツヤを出します。
ブラッシングはあまり力を入れすぎず、ブラシの重みだけで掛けるようにすると皮膚を傷つけることがありません。
シャンプー
冬場のシャンプーは1ヶ月に1度、夏場はもう少し回数が多くても良いでしょう。水を嫌がる子もいますから、子犬の頃からシャンプーに慣れさせることも大切です。 特に換毛期は、排水溝が詰まる原因にもなるため、念入りにブラッシングしてからシャンプーするようにしましょう。
- 洗う順番は、足→お尻→体→頭
- 流す順番は、頭→体→お尻→足
といった形でスムーズにシャンプーしていきます。
タオルドライをしてからドライヤーで完全に乾かすまでが大変だと思いますが、毛を根元から逆立てるようにしてアンダーコートまで乾燥させるようにしましょう。
シャンプーをする際、犬も体力を使いますから、高齢犬の場合は負担にならないように犬専用のボディシートなどで全身を拭いてあげる方がおすすめです。
ポメチワにおすすめのトリミングサロンメニュー
ポメチワはダブルコートで、毛が伸び続ける犬種ではなく抜け替わる犬種なので、トリミングサロンでのカットは必要ではありません。しかし、選択肢としてたまにプロの手を借りるのも良いですね。ポメチワにおすすめのメニューを見てみましょう。
頻度の目安
足周りの毛が肉球にかぶって来たり、隠れるほど伸びてきたなと感じたらサロンへ相談する程度で問題ありません。
料金の目安
グルーミングコースに含まれている内容にもよりますが、足まわりのカットだけなら500円程度から提供しているサロンもあります。爪切りや耳掃除、シャンプーなどが含まれるフルコースであれば2000〜3000円程度が目安です。
詳しいメニューはサロンのホームページで確認するか、事前に電話で希望する内容を伝えて見積もりをもらうのが安心ですね。
ポメチワにおすすめのメニュー
ブラッシングやシャンプーは家庭でも取り組むことができ、これらは愛犬と飼い主との大事なコミュニケーションの一環なので、毎回サロンにお願いというよりはできる限り過程で行いたいものです。
そこでプロの手を借りるとすれば、足周りのグルーミングではないでしょうか?室内での生活が長くなると、肉球周りに長く伸びた被毛がフローリング素材でよく滑り、怪我の原因になることもあります。小さいポメチワの肉球まわりにハサミを入れるのは、慣れていないと怪我に繋がることもあるので、思い切ってトリマーさんにお願いするのもおすすめです。
ポメチワの抜け毛・毛玉はどう対策したらいい?
被毛が二重構造で分厚いポメチワのお手入れで、もっとも気を遣わなければならないのは抜け毛対策です。また、美しいロングコートが特徴ですので毛玉ができないように注意も必要です。それぞれの対策を見ていきましょう。
抜け毛のケアは万全に
ダブルコートのポメチワは、季節の変わり目になるとびっくりするくらい大量に抜け毛が出ます。これは冬や夏に向けてとても大事な身支度で、この時にしっかりと被毛が生え変わるようにサポートをしてあげるのが飼い主さんの役割です。
具体的には毎日のブラッシングと定期的なシャンプーが必要になります。抜け毛が大変な時期に、例えばお友だちの家に遊びに行かなくてはならない時などは、訪問時だけ服を着せておくのも毛が飛び散らないために有効な手段と言えます。
しかし、長時間の服の着用は毛玉の原因にもなるので注意が必要です。ブラッシングをこまめにして、愛犬の被毛や皮膚の状態をよく観察し、ポメチワに限らず毛が深い犬種によく見られる皮膚病を早期に発見できるようにしておくことが大切です。
毛玉の除去方法
ロングコートのポメチワは、ブラッシングが不十分だったり長時間服を着せていたりすると、よく動く脇の部分や耳まわりの被毛が毛玉になることがあります。何よりも大切なのはこまめなブラッシングです。
万が一毛玉が見つかった場合は、毛先から順番にコームを入れていき被毛が過度に引っ張られないように丁寧にほぐしていきましょう。なかなか解消しない場合は、毛の流れに沿ってハサミを入れるか、専用のローションを使ってみるのもおすすめです。
自分の手ではどうしようもなくなった場合は、トリミングサロンで毛玉カットをお願いする手もあります。
ポメチワはこまめなブラッシングでふわふわの被毛を保とう!
日々のブラッシングなどの被毛ケアは、ポメチワとの大事なコミュニケーションの時間でもあり、被毛や皮膚の健康状態をチェックし保つためにも非常に重要です。優しく声をかけながら、上手にお手入れ時間を過ごせたらたっぷり褒めて愛犬との信頼関係を築く時間として過ごしていけるといいですね。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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