【福岡市】ペット避難情報|愛犬と同行避難できる?サポート体制や犬用防災グッズも
災害が起きたときに、大切な家族の一員であるペットをどのように避難させるのか、しっかりと把握できていますか?ペットとの同行避難については、市区町村によってそれぞれルールがあります。もしもの時のために、どのようにしてペットを避難させるのか、あらかじめ家族で話し合っておくと良いでしょう。
今回は、福岡県福岡市のペット避難情報や防災対策について詳しく紹介していきます。
目次
福岡市はペットと一緒に避難できる?
福岡市の場合、災害が起きたときには基本的にペットとの同行避難が原則とされています。そもそも同行避難とは、飼い主がペットを連れて安全な場所に避難することを意味しており、ペットが避難者と同じ生活スペースで避難生活を送るということではないことを理解しておきましょう。
福岡市ではできる限り同行避難を推奨
福岡市では、避難が必要な非常事態であれば、できるだけペットと一緒に避難する「同行避難」が推奨されています。大型で避難所への同行が困難な場合は、あらかじめ飼い主自身で一時的に預けられる預け先を確保しておくようにも周知されています。
福岡市の指定緊急避難場所・指定避難所のうち、いくつかをピックアップしてご紹介します。 福岡市のサイト内の指定緊急避難場所及び指定避難所についてのページで、指定緊急避難場所の一覧を確認することができるので、お住まいの地域の避難所について正確な情報を事前に確認しておくようにしましょう。情報は都度更新されるので、定期的に確認するのがおすすめです。
- 青葉小学校:福岡県福岡市東区青葉3丁目9-1
- 香椎小学校:福岡県福岡市東区香椎駅前3丁目2-1
- 板付小学校:福岡県福岡市博多区麦野2丁目3-1
- 三筑小学校:福岡県福岡市博多区三筑2丁目9-1
- 赤坂小学校:福岡県福岡市中央区赤坂2丁目5-20
- 小笹小学校:福岡県福岡市中央区平和5丁目13-1
- 大池小学校:福岡県福岡市南区多賀2丁目8-1
- 片江小学校:福岡県福岡市片江4丁目5-1
- 有住小学校:福岡県福岡市早良区有田7丁目17-1
- 愛宕小学校:福岡県福岡市西区愛宕4丁目15-1
※災害の種類によっては、避難場所にならないこともあります。
福岡市の避難所におけるサポート体制について
福岡市では、災害時のペットの避難について、どのようなサポート体制があるのでしょうか。
ペットの避難ガイドラインはある?
福岡市では、福岡県が発行した「災害時ペット救護マニュアル」を紹介しています。飼い主が、災害に備えて普段から取り組んでおくべきことについて記されているほか、災害が発生したときの避難所での対応などが掲載されています。
また、環境省から発行されている「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」もサイトで確認することができるので、一通り目を通しておくことをおすすめします。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
避難所では基本的に人に対する備蓄品は用意されていますが、ペットに対する備蓄の用意は行われていません。救護物資などは届くまでには時間がかかる場合もあるため、飼い主は日頃からペットの食事や飲用水などを備蓄しておくようにしましょう。
避難所でペットはどのように管理される?
避難所には多くの人が集まります。避難者の中にはペットが苦手な人やアレルギーを持つ人もいるため、ペットは避難者の生活スペースとは離れた場所で管理されます。過去の事例では、学校のグラウンドの一角や、避難所の駐車場などにペットスペースを設置したというケースもあります。
飼い主は責任をもって飼育管理ができるようにしましょう。
一緒に避難できる動物に制限はある?
福岡市で避難可能な動物は、犬や猫などの一般的に家庭で飼われているペットとされています。大型動物や指定動物など、専門のケージなどが必要とされる動物については、一緒に避難することが難しいため、飼い主は事前に預け先等を検討しておくようにしておきましょう。
避難所でペットがケガや病気をしたら?
災害時ペット救護マニュアルによると、福岡県は平成28年12月末時点で「九州・山口9県災害時愛護動物救護応援協定」や県獣医師会と「災害時における愛護動物の協定」を締結しています。 避難所でのペットの病気やケガについては、提携している獣医師等との連携ができるようになっています。
防災訓練ではペットの同行訓練を実施している?
福岡県では大規模な地震や風水害などを想定した、福岡県総合防災訓練などを実施しています。獣医師会や動物愛護団体等とも協力してもらい、ペットとの同行避難訓練なども行っているようです。
福岡市で避難所にペットと一緒に避難する際のルール
福岡市の避難所にペットと同行避難する際の注意点を紹介します。
- 飼育ルールに従い飼い主がペットの飼育管理を行う
- 動物をケージの外へ連れ出す際には必ずリードで繋いでおく
- トラブルが起きないよう、十分注意して管理する
ルール【1】飼育ルールに従い飼い主がペットの飼育管理を行う
基本的に自分のペットは、飼い主が責任を持って飼育するようにしましょう。また、避難所によってそれぞれの飼育ルールが定められるため、そのルールに従うことも大切です。福岡市では、ペットスペースの管理・運営が円滑に行えるよう、避難所ごとに飼い主の中から責任者を選出するようになっています。
ルール【2】動物をケージの外へ連れ出す際には必ずリードで繋いでおく
飼い主はペットの健康管理もしっかり気にしなければなりません。定期的にお散歩や運動をさせることも大切です。お散歩や運動時には、必ずリードで繋いで行動するようにしてください。
ルール【3】トラブルが起きないよう、十分注意して管理する
ペットスペースでは、さまざまな種類の動物が集まります。人間同様、ペットも普段と異なる環境でストレスが溜まり、急に吠え出したり飛びついたりすることも想定されます。そのため飼い主は普段よりペットに気を配り、トラブルが起きないように十分に注意する必要があります。
飼い主として用意しておきたい防災グッズ
大切なペットを守るためにも、飼い主が用意しておきたい防災グッズの一部を紹介します。
これがあれば安心!ペット用の防災グッズ25点セット
折り畳みボウルや吸水タオル、保存水など災害時に必要なアイテムが25点入っています。防災グッズを持っていない方でも、これがあれば1つ1つ買い揃えなくて良いのも魅力です。
- 商品名:MOFF(モフ)/ペット用防災セット(25点セット)
避難時には必須!犬猫用ハーネス
避難する際や避難所での生活にはハーネスがあると安心です。特に、普段は放し飼いをしている家庭の場合、ハーネスがどこにあるのか慌てて探さなくてもいいように、前もってわかりやすい場所に準備しておくことをおすすめします。この商品は、首元に可愛らしいリボンがついており、みんなの癒しにもなりますよ。
- 商品名:RANPHY/ペット ハーネス
移動に便利なペット用キャリーバッグ
リュックタイプのキャリーバッグは、荷物が多い避難時でも身軽に移動しやすいのが魅力的。拡張すればそのままペットハウスになるうえ、通気性も良いためペットも快適に過ごすことができます。
- 商品名:Pecute(ぺキュート)/ペットキャリーバッグ
ペットの衛生面もしっかり守れるウエットティッシュ
災害時には断水で水が使えなくなることもあるでしょう。そんなときにはウエットティッシュを用意しておけば、とても便利。多くの人が生活する避難所では、衛生面の管理がとても大切です。
- 商品名:ユニ・チャームペット/ペット用ウェットティッシュ
排泄の臭いに困らない!防臭袋
避難場所にはたくさんの人が集まるため、ペットの排泄による臭いはなるべく抑えたいものですよね。このごみ袋は、高い防臭効果があるため排泄による臭い漏れをしっかり防いでくれます。普段使いでも、とても重宝するアイテムです。
- 商品名:クリロン化成 うんちが臭わない袋BOS
福岡市の避難所情報を頭に入れてもしもの時に備えよう
福岡市には、災害に備えたペット救護マニュアルがあります。ペットの命を守るのは、飼い主の大切な役割です。万が一災害が起こったとしても、落ち着いた行動ができるように、飼い主は事前に避難情報などをしっかり把握しておきましょう。
参考文献
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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