おとなしい犬をお迎えしたいなら愛玩犬を選ぼう!しつけ方やトレーニング方法についても解説
犬は感情を伝えるために吠えますが、集合住宅やマンションでは迷惑になるのではないか、元気すぎる犬だと体力的についていけるか不安という方もいらっしゃると思います。絶対に吠えない犬はいませんが、性格が落ち着いている・おとなしい・あまり吠えないという傾向の犬種はいます。この記事では、おとなしい犬とそうではない犬を見分けるポイント、無駄吠え予防のコツも解説します。
愛玩犬は大人しい性格の子が多い
子犬がどのような性格に成長するかは犬種を知ることで、ある程度の予想をすることができます。そのため、落ち着いたおとなしい犬を迎えたい方は、もともと大人しい性質を持つ犬種を選ぶのがいいでしょう。ここでは、特に性格が落ち着いていておとなしい犬が多い犬種をご紹介していきます。
愛玩犬はおとなしい犬が多い
愛玩犬は人の相棒になるために作り出された犬種です。そのため、猟犬や牧羊犬のように、何時間も働き続けるためのエネルギーが必要ありません。愛玩犬は比較的運動量が少なく、成犬になってもおとなしい犬が多い傾向があります。マンション等で育てやすい小型犬の愛玩犬種は以下の通りです。
・パグ
・シーズー
その他のおとなしい犬種は?
もともとは働くために作り出された犬種でも、品種改良が重ねられ、現在ではおとなしい傾向が強い犬種もいます。また、ガードドッグなどは猟犬のように走り回る必要はなく、もともとおとなしい傾向があります。愛玩犬種以外のおとなしい犬種は以下の通りです。ただし、体格が大きな犬種や被毛ケアが大変な犬種など、おとなしい性格=簡単に育てられるとは言い切れませんので、注意しましょう。
・バセットハウンド
・クランバースパニエル
・アイリッシュウルフハウンド
ブリーダーなどのアドバイスを聞いてみよう
犬には個体差があり、同じ犬種でもおとなしい犬とそうではない犬がいます。比較的落ち着いている性質を持つ犬種を選ぶことはもちろんですが、その中でも大人しい性格の犬を選ぶのは同じくらい大切です。ここでは、おとなしい犬とそうではない犬の見分け方のポイントを紹介していきます。
ブリーダーや飼い主とよく話をしよう
おとなしい犬をすぐに見分けるのは非常に困難です。そのため、できるのであれば、ブリーダーや飼い主の話を聞くようにしましょう。ブリーダーは子犬と長時間過ごすため、どの子犬が一番おとなしいのかを知っています。ブリーダーや飼い主の助言を聞くことで、どの子犬がおとなしいのかを把握することができますよ。
様々なシナリオを作り出そう
一見おとなしそうな犬でも、実はエネルギッシュなところがあります。犬が興奮しやすいかどうかを見極めるためには、様々なシナリオを作り出すことをおすすめします。おやつやおもちゃを犬に見せて、どのように反応するのかを観察してみましょう。また、たくさんの場所や音を紹介し、犬がすぐに興奮するかどうかを確認しましょう。環境の変化に興奮しにくい子犬は、成犬になってもおとなしい傾向があります。
大人しい犬に育てるためのしつけ方やトレーニング方法
もともとおとなしい性格の犬でなくても、しつけと少しの工夫でさらに落ち着いた生活を楽しむことができます。遊んでいる犬を無理やり大人しくさせるのはかわいそうですが、興奮状態の犬を落ち着かせることはさまざまな場面で役にも立ちます。ここでは、犬をおとなしく育てるためのしつけ方法やコツを紹介していきます。
犬がおとなしいときにしっかりと褒める
犬がおとなしいときにしっかりと褒めてあげるようにすることで、そのおとなしさを伸ばしてあげることができます。しかし、犬が落ち着きを乱さないように、ゆっくりと犬に近づき、静かに褒めてあげるようにしてくださいね。
逆に、犬が室内で暴れている時は犬を無視するようにしてください。犬の落ち着きがないときに犬と遊んだり話したりするのは、犬をさらに興奮させてしまう原因になってしまいます。
クレートトレーニングを活用しよう
犬が興奮している時はクレートに入れて、ゆっくりと落ち着けるようにしてあげましょう。犬が落ち着いたら、クレートのドアを開き、自由に出入りができるようにしてあげるようにします。室内でなかなか落ち着けない犬でも、クレートに一度入るとすぐに落ち着ける場合があります。
しつけ以外でできることは?
犬は運動不足が原因で興奮状態が高まることがあります。犬の運動にしっかりと取り組むと、犬がより落ち着いて生活できるようにしてあげることができます。また、身体的な運動だけではなく、頭の運動を生活に取り入れるのもおすすめです。
上手にしつけて穏やかな犬に育てよう
おとなしい性格の犬なら、穏やかな暮らしを楽しむことができます。犬種の特質としてもともとおとなしい犬もたくさんいますが、しつけや運動を徹底することで、どんな犬もおとなしく生活をすることができます。「自分の犬はおとなしくない」と決めつけず、しつけにコツコツと取り組んでみてくださいね。犬が落ち着くと、犬との生活をさらに満喫できるに違いありません。
こちらの記事もチェック
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
飼育に関する知識に関する記事
飼い方/育て方
犬と一緒に寝るのって大丈夫なの?専用のベッドは用意したほうがいい?
愛犬がそばにやってきてまどろんでいたら、「このまま一緒にお昼寝しちゃおうかな・・」と思う飼い主...
2024年7月23日
飼い方/育て方
犬にも枕は必要?選び方や使用時の注意点、犬用枕のおすすめ商品も
ソファのフチやクッションに顔を乗せてくつろいでいたり、そのままの体勢で眠ってしまう子は意外と多...
2024年6月11日
健康管理/病気
【獣医師監修】犬の平熱は何度?体温の測り方や病院に行くかどうかの判断基準などをまとめました
ふと愛犬に触れたときに「いつもより体温が高いかも」と、気になったことのある方は多いのではないで...
2024年4月12日
飼い方/育て方
【獣医師監修】犬に人間用の石鹸を使ってもいい?安全の基準や石鹼を手作りする方法、使う際の注意点を解説
愛犬のために良い石鹸を使ってあげたい、と思ったことはありませんか?人間用の石鹸は種類も豊富で肌...
2024年4月4日
健康管理/病気
【獣医師監修】犬も車酔いする?車酔いの症状やメカニズムと対策方法
人間と同じように犬も車に乗せると車酔いをすることがあります。個体差があるのですぐ車酔いをしてし...
2024年3月27日