愛犬と雪遊びしたい!これだけ知っておけば安心なポイントをご紹介!
「愛犬が雪の中で走り回る姿を見てみたい!」という飼い主さん必見!犬は喜び庭駆け回り〜♪という歌がありますが、雪遊びをする際は、肉球損傷ケアや雪玉予防、寒さ対策など注意しておかないといけないことがいくつかあります。安全に楽しく愛犬と遊ぶために雪遊びに出かける前のチェックをしましょう!
雪遊び中の肉球のトラブル…
雪遊びのトラブルとしてよく挙げられるのが、遊んでいるうちにいつの間にか肉球がケガをしてしまっているというトラブルです。雪で隠れて見えなくなっていますが、地面には草木や氷の破片など、飼い主さんが気づくことができない障害物があります。
このようなトラブルを防ぐためには、犬用の靴や靴下を履かせることが有効的です。靴や靴下は、肉球のケガだけでなく、しもやけや凍傷、融氷剤を踏んで肉球が荒れてしまうなどのトラブルも未然に防いでくれます。
また、雪遊びでやっかいなことの一つが、雪玉です。雪玉とは、雪遊びをしている最中に犬のカラダについた雪が体温で溶けていくこと、新しい雪がくっつきやすくなり、どんどん大きくなった雪の塊を指します。中でも、歩いているうちに雪の溜まりやすい指球の間にできてしまった雪玉は、犬にとっては歩きにくく、場所が悪いと痛みを伴うことがあるので、途中で歩けなくなるケースがあります。なので雪玉の対策としても、靴や靴下は有効的と言えるでしょう。
とは言っても、雪遊びのときだけいきなり靴や靴下を履かせようとすると、違和感を感じたり嫌がったりする場合があるので、自宅の中や普段の散歩中など、履いて歩く練習をしておくことをおすすめします。
◎雪遊びにおすすめの靴
Muttluks
スノーマッシャーズは暖かさと滑りにくさ、防水性に優れたブーツ。ブーツ内部は起毛素材になっており、犬の足(肉球)を寒さから守ると同時に、快適な履き心地を実現している
毛が長い犬種は雪玉予防必須!
雪玉は毛で覆われている部分ならどこにでもできます。雪なんていづれ溶けるのだから…と思うかもしれないが、これが犬の毛についてしまうと、意外と取るのが大変です。カラダ中に雪玉をつけたまま家に入ってしまうと、家中が水浸しになりますし、雪玉は引っ張っても取れないので、お湯でゆっくり溶かしながら取ってあげないといけません。股の間やお腹、肉球の間に大きな雪玉ができてしまうと、犬にとっては歩きにくいだけでなく、カラダの冷えやしもやけの原因にもなるので、雪玉なんてとあまく見てはいけません。
雪玉は毛が長い犬種にできやすく、毛質によってはプードル、コッカー・スパニエル、シュナウザーなどは注意しておく必要があります。もともと雪国生まれという犬種は、毛が長い場合も雪玉ができにくいので、雪遊びをする前に愛犬の犬種について調べておくとよいでしょう。
雪玉から全身を守る場合は、防水・撥水素材で全身をしっかり覆うカバースーツやレインウェアを着せることをおすすめします。また、毛玉のできやすい毛質の犬種であれば、スヌードなどもあわせて着用するとしっかり全身を覆うことができます。
楽しそうでも、無理をさせないようにセーブしながら遊ぼう!
その他にも、以下のようなことに注意して遊ぶようにしましょう。
●愛犬の体力は飼い主が把握しておこう
犬は自分で体力の限界を計算しながら動いているわけではないので、雪中トレッキングやスノーシューなどで最初からはしゃぎすぎると、帰り道でヘトヘトになってしまう…なんてことが起こり得ます。体力のない幼犬や高齢犬の場合は、特に無理させないように飼い主さんが気を付けてあげましょう。
また、雪遊び中は元気に走り回っていたけど、家についてからよく見たら肉球にケガをしていた!というケースがよくあります。雪遊び中も途中で休憩を挟んで状態をチェックしてあげるなど、飼い主が遊びのセーブを心がけるようにしましょう。
●寒がりの犬には寒さ対策を!
もともと気温の低い北方地域が原産の犬種であれば、寒さの耐久性がありますが、気温の高い南方地域が原産の犬種は、意外と寒さに弱いので、チワワやイタリアン・グレーハウンド、ミニチュア・ピンシャーなど、暖かい地方が原産でカラダが小さい犬種は、無理に遊ばせないように気をつけましょう。
また、高齢犬は、若いころに比べて体温調節機能が働きにくくなるため、注意が必要です。防水や撥水のウェアの中に、防寒用にもう一枚アンダーウェアを着せてあげるなど、寒さ対策は徹底してあげましょう。
●雪遊び後のケアもしっかり
雪遊び後、濡れたカラダをそのままにしておくと、カラダが冷えたり、しもやけや皮膚トラブルを起こしたりする危険性があります。雪玉ができている場合はバケツにお湯で少しずつ溶かしていき、濡れたカラダをよく拭いてからドライヤーで乾かしてあげるようにしましょう。全身がしっかり乾いたら、肉球にクリームなどを塗ってケアをしておくと、しもやけやひび割れなどの予防に繋がります。
その他にも、雪をバクバク食べてお腹を壊してしまう犬もいますが、一時的なものであればさほど心配する必要はありません。ただ症状が続くようであれば獣医師さんに相談するようにしましょう!
以上のことに気をつけつつ、冬にしか楽しめない愛犬との雪遊びを思い切り楽しんでください!
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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