シーズーは、中国の貴族や皇族に愛されていたという歴史を持つ高貴な犬種です。長く伸びた美しい毛並みを見れば、上流階級に愛されてきたという歴史にも納得できますよね。

伸ばしっぱなしにすれば地面についてしまうほど毛が伸びるシーズー。ロングコートのお手入れは大変ですが、その日の気分でアクセサリーを変えたり、結び方を工夫したりと、愛犬と一緒におしゃれを楽しめるのもシーズーの魅力の1つと言えます。

 顔はスッキリとカットされ、耳だけロングに伸ばしたこのスタイルは、どこかいい家柄のお嬢さんという雰囲気。リボンなどワンポイントのアクセサリーをつけることでグッと女のコらしさがアップします。男のコはクールなカラーできめてみては？ 

 低い位置でリボンを結んだら、一気に女学生に変身！耳の部分を長く伸ばしておけば、いろんなアレンジが楽しめますね。 

 お花のカチューシャがとてもよく似合っています。被毛を伸ばすと食事の際などにジャマになってしまうこともあるので、そういう意味でもオシャレと実用性を兼ねたカチューシャやスヌードなどはおすすめです。 

 頭頂部分の丸い部分は、もはやどうセットされているかもわかりませんが、ひと目見ただけで高貴な雰囲気がビシビシと伝わってきます。ロングコートをこんなにも美しく保つのは並大抵の努力ではできないでしょうが、ここまでできればシーズーの魅力を最大限に引き出してあげられそうです。 

 髪は三編みに、そしてヒゲ部分は細く分けてゴムで結ぶ、とても個性的なスタイルですが、鼻ぺちゃの顔にとてもよく似合っています。シーズーの原産国であるチベットの山奥にいる仙人のような不思議な雰囲気が素敵です。 

 シーズーの顔を見ていると、輪郭からマズルまわり、目、鼻にいたるまですべてが丸いことに気づきます。「丸み＝かわいい」というのは、世界共通の方程式なのかもしれませんね。ここでは、シーズーの顔の丸みにフォーカスし、そのかわいらしさをご紹介します。 

 成犬でも丸っこいシーズーですが、子犬の時期にはその丸さがさらに際立ちます。顔もおでこも鼻もすべてがまん丸！お昼寝から目覚めたら、きっとクリクリの丸い目をパチパチさせてこちらを見つめてくれることでしょう。想像しただけでもキュンとしちゃいます。 

 まん丸のウルウルした瞳でこんなふうに見上げられたら、なんでもいうことを聞いてあげたくなっちゃいますよね。おねだりの成功の秘訣は、ここぞという上目遣い！ 

 シーズーは、普段は真っ黒の丸い瞳ですが、ちらりと白目をのぞかせる表情もまたアンニュイで庇護欲を掻き立てられます。 

 一見おとなしそうに見えるシーズーですが、実は遊ぶのも大好き。一生懸命ボールを追いかける姿もほほえましいですね。 

 お気に入りのボールをくわえて、ご主人に「投げて」とおねだり。しっぽもピンピンで楽しそうです。小さな口で大きなボールをくわえて全力のアピール！ 

 長い髪を振り乱して雪の中を猛ダッシュする姿に鬼気迫るものすら感じます。優雅なイメージのシーズーとはかけ離れた姿にクスっと笑ってしまいますね。 

 シーズーは、しっぽも特徴的で魅力の1つと言えます。他の犬種に比べ、高い位置にしっぽの付け根があるので、フリフリするときによく目立ち、感情がダイレクトに表れるところもかわいいポイントですね。 

 上向きのしっぽの長い毛が、噴水のようにしだれて丸っこいフォルムのシーズーのかわいらしさを引き立てています。さらにこのコは、しっぽとヘアスタイルがおそろい！もう、かわいくない所が見当たりません。 

 ショートカットのコのしっぽはこんな感じになっています。もちろんロングのコほどの存在感はありませんが、ちょこんとついた控えめなしっぽも愛でるには十分なかわいさです。 

 シーズーは、マズルが短い鼻ぺちゃ犬で、さらに歯のかみ合わせもアンダーショットと呼ばれる、いわゆる「受け口」のコも多い犬種です。そしてそれらは、ブサカワ犬の条件にもぴったりと当てはまります。 

 口を大きく開けて、ちょっと悪い顔のシーズー。前歯が見えていると、ワル顔により一層拍車がかかったように見えませんか？ 

 ぬいぐるみの横でふてくされてるのかな？その憮然とした表情は、ぱっと見るとブサイクですが、よく見るとかわいく見えてくるのが不思議ですね。 

 小さな舌をペロリと出した、いたずらっ子な表情がたまらない一枚。黒い被毛の中に埋もれている、つぶらな瞳もキュートです。 

 いろいろな表情を見せてくれるシーズーのかわいらしさは外見だけでなく、友好的で愛情深い性格からにじみ出ている部分も多いのかもしれません。仕事や日常にちょっと疲れてしまったら、シーズーの無垢でかわいい姿を見て癒やされてくださいね。