愛犬と川へ遊びに行ったら、まずは川の周りを愛犬と一緒に散策しましょう。 安心して楽しむために、周囲を歩きながら危険な場所をチェックし、危ないところには愛犬を近づけないようにしましょうね。

また、川で遊ばせる際にも、いきなり飛び込ませるのは危険です。川はプールとは違い、浅いところから突然深くなったりもします。愛犬を遊ばせる前に、必ず飼い主さんが川の深さや流れをチェックすることが重要です。

 愛犬と川遊びに行く際には、事前に準備しておくべきものがたくさんあります。

準備しておく「物」と、済ませておく「事」とに分けてご紹介します。

 川は自然に囲まれているため、虫が多く、愛犬についてしまうと大変です。特にマダニには要注意！事前に必ず「フロントライン」などのノミ・ダニ駆除の薬をつけておきましょう。

 ノミ・ダニと同じく、夏場には蚊が多く発生します。蚊が媒介するフィラリアは、最悪の場合、愛犬が死に至るとても恐ろしい病気です。動物病院で薬をもらい、蚊が発生する時期には必ず予防薬を与えるようにしてください。

 毎年混合ワクチンの接種を受けている犬でも、川で遊ばせる場合には4種や5種のワクチンでは防げない病気があります。事前に獣医さんに川遊びに行く旨を伝え、「犬レプトスピラ症」を予防するワクチンを受けておきましょう。 

 川へ遊びに行く前に、愛犬の健康状態をチェックしておきましょう。食欲がなかったり、普段と違うところがあれば、迷わず予定を中止してください。愛犬の健康第一で計画を立てましょう。 

 飲み水、川からあがった時に体を洗う用に水は多めに持っていきましょう。シャワーにもなるポリタンクがあれば便利です。 

 身体を拭くものと、帰りの車に敷くものなど、多めに持っていきましょう。 

 人用と犬用、どちらも用意して行きましょう。 

 周りに人がいなくても、愛犬をノーリードで遊ばせるのはマナー違反な上、危険です。のびのびと広い場所で遊ぶ時にはロングリードを使用しましょう。 

 川は砂利や小石が多く、裸足で遊ぶと足をケガしてしまう恐れがあります。人用はもちろんですが、愛犬用にも靴を用意してあげると安心です。 

 愛犬を川で泳がせる場合には、ライフジャケットを用意しておきましょう。 

 愛犬と一緒に楽しく遊べるよう、水に浮くおもちゃを1つは用意しておくといいですね。

 普段と違う場所で遊ぶということは、犬にとって刺激的ですがその分、興奮しすぎて疲れやすくなってしまうこともあります。 また、川で泳がせた場合には、体が冷えてしまって急に体調を崩してしまうことも。

遊びに夢中になって時間を忘れてしまいがちですが、30分に1回は休憩をとるよう心がけましょう。また、川遊びをしている際には愛犬から目を離さず、体調の変化に気をつけてあげてください。

 川からあがったら、愛犬の体をタオルでふきながら、必ず全身をチェックしてあげてください。川底に落ちている小石やガラスなどで足の裏を切ってしまっている可能性もあります。小さなケガでも化膿してしまうと大変なので、複数人でチェックしてあげると安心ですね。 

 川は公共のものだからといって、どこの川でも犬を遊ばせていいというわけではありません。 一言で川といっても、その規模や用途は様々です。地域の方が飲料水を汲みに来るような渓流もありますよね。

大切なルールとして、犬と川遊びに行く前に、犬が遊んでも大丈夫な場所かどうかを必ず確認しておきましょう。 犬OKの川だとしても、周りの方への配慮を忘れてはいけません。犬の排泄などは事前に済ませ、きちんと処理をしておきましょう。

また、愛犬を川で泳がせる場合には、できるだけ下流を選び、周りの方へ「ご迷惑にならないよう犬を泳がせてもいいですか？」と一言声掛けをしておくマナーも大切です。

 川遊びは愛犬にとっても魅力的で、身近な天然のアクティビティです。楽しくなってしまうと、ついつい周りの方への配慮を忘れてしまいがちに。 愛犬と川で遊ぶ場合には、周りへの気配りを忘れず、そして何よりも安全第一で楽しみましょう！ 

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