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【かぼちゃ】犬が食べても大丈夫?メリットや注意点・レシピも紹介

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私たち人間にとっておなじみの食材のかぼちゃですが、愛犬は食べてもいいのだろうかと不安に思うことはないでしょうか。

かぼちゃは栄養分が豊富であるため、犬が食べても大丈夫です。

今回は犬がかぼちゃを食べても良い理由やメリット、注意点、かんたんレシピを紹介します。

【かぼちゃ】犬が食べても大丈夫?メリットや注意点・レシピも紹介
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目次

  1. 犬にかぼちゃを与えても大丈夫なのか
  2. 犬がかぼちゃを食べるメリット
  3. 犬にかぼちゃを与えるときの注意点
  4. かぼちゃを使った簡単料理3選
  5. まとめ

犬にかぼちゃを与えても大丈夫なのか

犬にかぼちゃを与えても大丈夫なのか

先にお伝えしたように、かぼちゃは犬に与えても大丈夫な食材です。

文部科学省の食品成分データベースによると、西洋かぼちゃの可食部100gには以下のような栄養素が含まれています。

エネルギー

78kcal

水分

76.2g

タンパク質

1.9g

脂質

0.3g

炭水化物

20.6g

灰分(無機質)

1.0g

上記で示したように栄養豊富なかぼちゃですが、皮や種、ワタには注意しなければなりません。

かぼちゃそれぞれの部位について見ていきましょう。

かぼちゃの皮

かぼちゃの皮は、生で与えるには硬すぎる部分です。

しっかりと火を通してから与えるように注意しましょう。

かぼちゃに火を通すには、茹でる、蒸すなどの方法があります。

茹でるのであれば水から強めに中火にかけ、沸騰する直前に火を弱めて10~15分茹でるようにしてみてください。

完全に沸騰する前の約70度前後の温度帯が一番かぼちゃの甘味を引き出します。

たくさんの水を用意して、かぼちゃの皮がお湯から出ないように気にかけることで、全体にムラなく火が通ります。

電子レンジを使う場合、一口大に切ったかぼちゃを重ならないように耐熱容器に入れ、水を少々振りかけてラップをし、5分程度加熱しましょう。

鍋で茹でる方法も電子レンジを使う方法も最後は竹串などを使って火の通りを確認し、柔らかい状態のものを食べさせてあげてくださいね。

かぼちゃの種

 犬にかぼちゃを与える際、種も一緒に与えてもいいのだろうかと迷う飼い主さんも多いかと思いますが、かぼちゃの種は犬にとって消化がとても悪いため、無理に与えなくてもいい部分です。

与える場合は加熱をして刻んでから与えるなど、愛犬が食べやすいサイズにするなど工夫してみてください。

かぼちゃの種をそのまま与えてしまうと、消化不良で胃の中にいつまでも残ってしまう危険があります。

種を与えるのであれば、犬の体調をしっかりと見られる日に与えましょう。

かぼちゃのワタ

かぼちゃのワタは食物繊維が大変豊富な部分です。

食物繊維は適切な量を犬に与えることで腸内環境を整え、スムーズな排便を促します。

ワタはかぼちゃの中でも甘味が強い部分でもあるため、与えると喜んで食べてくれる犬も多いでしょう。

しかし食物繊維の摂りすぎは逆に便秘を招く可能性もあるため、与えすぎには注意してください。

ワタの与え方としてはそのまま与えるのではなく、しっかりと火を通した後食べやすいよう刻んで与えるのがおすすめです。

犬がかぼちゃを食べるメリット

犬がかぼちゃを食べるメリット

 かぼちゃに含まれている栄養素はさまざまですが、具体的にはかぼちゃを食べることでどんな効果が期待出来るのでしょうか。

  • βカロテン
  • カリウム
  • ビタミン類
  • 食物繊維

かぼちゃに主に含まれる4つの栄養素について見ていきましょう。

βカロテン

 βカロテンとは緑黄色野菜に多く含まれる色素成分で、摂取すると体内で必要に応じてビタミンAに変化する特徴を持っています。

ビタミンAに変化するβカロテンを摂取するメリットは、以下のとおりです。 

  • 皮膚や目、粘膜の保護
  • 健康な歯の形成など

βカロテン自体にも活性酵素の働きを阻害する抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果が期待出来ます。

いつまでも若々しく過ごしてほしい愛犬にぴったりなのではないでしょうか。

カリウム

カリウムは私たち人間にも犬にも必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整をする働きを担っています。

カリウムを摂取するメリットは、以下のとおりです。

  • むくみの改善
  • 高血圧の予防
  • 筋肉を正常な維持

カリウムは水に溶けやすく、調理方法によっては煮汁に溶け出してしまう場合があります。

愛犬にかぼちゃを与える際にカリウムの効能を存分に取り入れたい場合、茹でる場合は煮汁も一緒に与えたり茹でずに電子レンジ調理をしたりする工夫をして与えるようにしてください。

ビタミン類

かぼちゃに含まれているビタミンAやB1、B2、C、Eなどは免疫にかかわる栄養素です。

これらのビタミン類を摂取することで期待できる効果を見てみましょう。

  • ビタミンA:ウイルスや細菌の侵入を防ぐ
  • ビタミンB1:脳や心臓、肝臓、腎臓など臓器の正常な動きを維持する
  • ビタミンB2:エネルギーの生成や皮膚の健康を維持する
  • ビタミンC:白血球の機能を高めて細菌から身体を守る
  • ビタミンE:抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待出来る

上記の中のビタミンAとビタミンEは脂溶性ビタミンと呼ばれ、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。

ビタミンAやビタミンEの効能に期待してかぼちゃを与えたい場合、油で軽く炒めるなど調理法を工夫して与えてみてください。

食物繊維

食物繊維には水に溶けやすい水溶性食物繊維と溶けにくい不溶性食物繊維の2種類がありますが、それぞれの食物繊維を摂るメリットは、以下のとおりです。

  • 水溶性食物繊維:食後の血糖値の急な上昇を抑える
  • 不溶性食物繊維:スムーズな排便を促し便秘を解消する

上記の2種類のうち、かぼちゃには不溶性食物繊維が多く含まれています。

愛犬が普段から便秘気味である場合、適量を与えることで便秘の改善に繋がることが期待できるためぜひ与えてみてください。

犬にかぼちゃを与えるときの注意点

犬にかぼちゃを与える注意点

かぼちゃは犬に与えることができる上メリットも多い食材でありますが、犬にかぼちゃを与える際、以下の4点に注意してください。

  • 過剰摂取を避ける
  • アレルギー症状に注意する
  • 消化不良を起こさせない工夫をする
  • 味付けをせずかぼちゃ本来の味で与える

順番に見ていきましょう。

過剰摂取を避ける

かぼちゃは糖質が多く高カロリーな食材であるため、過剰摂取は避けましょう。

愛犬が欲しがるままにかぼちゃを与えてしまうと、肥満の原因ともなります。

肥満は私たち人間同様、愛犬にもさまざまな病気のリスクをもたらします。

たとえば体重を支える足腰に負担がかかり発症する関節炎や、糖尿病や内臓の病気などが考えられるでしょう。

特にパグやシーズーなどの短頭種の場合、肥満によって首の周りに脂肪がついてしまうと気道を圧迫してしまうため、呼吸困難に陥る危険も考えられます。

一日に与えられるかぼちゃの量を以下に示すため、目安にしてみてください。

  • 超小型犬(体重4kg未満):25gまで
  • 小型犬(体重10kg以下):50gまで
  • 中型犬(体重25kg未満):75gまで
  • 大型犬(体重25kg以上):100gまで

上記はあくまで目安のため、愛犬の運動量や体型に合わせて調節するといいでしょう。

かぼちゃは肥満のほか、食べ過ぎることで消化不良や下痢を引き起こす可能性もあります。

あくまで基本食である総合栄養食のフードを中心として、トッピングやおやつ程度に与えるのみに留めておきましょう。

トッピングやおやつとして与える場合も1日の総カロリーの10%を超えないように注意し、かぼちゃのカロリー分主食を減らすことを忘れないようにしてください。

アレルギー症状に注意する

かぼちゃは犬に食べさせても問題のない食材ですが、稀にアレルギーを引き起こし、以下の症状を起こす場合があります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 皮膚の湿疹 など

初めて愛犬にかぼちゃを与える際はいきなり一日の目安量を与えるのではなく、まず一口だけ与え、体調に異変がないか確認しましょう。

もしアレルギー症状が起こった場合を考えて、かかりつけの動物病院の開いている時間に与えるなど、万全の準備をして行ってください。

またかぼちゃをはじめて与える際は、他にはじめて与える食材がないように注意しましょう。

ほかの食材と混ぜないことで、アレルギーと思われる症状が出た場合にすぐに原因の特定ができるためです。

消化不良を起こさせない工夫をする

かぼちゃは生で与えると硬くて消化しづらい食べ物のため、必ず生以外の方法で与えましょう。

具体的には前述したように、水から茹でる方法や電子レンジで加熱する方法、少量の油で炒める方法などで加熱してください。

上記以外にもひと工夫してスープやケーキ、クッキーなどに使うなど、かぼちゃにはさまざまな調理法があります。

簡単な調理方法のレシピは最後に掲載していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

味付けをせず、かぼちゃ本来の味で与える

かぼちゃは犬に与える際は味付けをせず、素材そのままの味で与えるように心がけましょう。

人間の感覚で味がつけられたかぼちゃの煮物などは美味しいですが、愛犬にとっては塩分の高い食事となってしまいます。

塩分の高いかぼちゃを摂取しつづけた場合、腎臓や心臓に負担がかかり、病気の発症へと繋がる恐れもあります。

また人間用の濃い味付けに慣れてしまった場合、愛犬がドッグフードを食べなくなってしまう場合もあるため、かぼちゃを与える際は加熱したものを食べやすいよう切ったり潰したりするように心がけてください。

かぼちゃを使った簡単料理3選

最後にかぼちゃを使った以下の簡単料理を3つ紹介します。

  • かぼちゃスープ
  • かぼちゃケーキ
  • かぼちゃクッキー

かぼちゃを加熱するだけでなく、ヨーグルトを混ぜたり生地をのばしたりする工程が必要になります。

毎日作ると大変ですが、愛犬の誕生日や記念日などに作って喜ぶ顔を見てみてはいかがでしょうか。

カボチャスープ

かぼちゃスープ

【材料】

・かぼちゃ100g(種と皮を取り除いた部分)

・水200ml

【作り方】

1.かぼちゃを2cm程度に切る。

2.鍋に1と水を入れて蓋をし、潰せる柔らかさになるまで加熱する。

3.かぼちゃをヘラで潰し、ポタージュ状にする

かぼちゃケーキ

かぼちゃケーキ

【材料】

・かぼちゃ 50g

・小麦粉 20g

・犬用ミルク 20ml

・ベーキングパウダー 1g

【作り方】

1.鍋に小さめにカットしたかぼちゃを入れて加熱し、柔らかくなったら潰す

2.小麦粉とベーキングパウダー、犬用ミルクを入れてよく混ぜる

3.型に入れたり成形したりして、180度のオーブンで25~30分程度焼く

かぼちゃクッキー

かぼちゃクッキー

【材料】

・かぼちゃ 100g

・薄力粉 70g

・オリーブ油 15g

・無糖ヨーグルト(無糖) 15g

【作り方】

1.鍋に小さめにカットしたかぼちゃを入れて加熱し、柔らかくなったら潰す

2.カボチャにオリーブ油、無糖ヨーグルトを入れて混ぜる

3.薄力粉を入れて生地をひとまとめにし、型抜きする

4.170度のオーブンで20分程度焼く

愛犬好みのかぼちゃ料理になるようレシピをアレンジ

上記の3つのレシピは小麦粉を米粉に替えたりヨーグルトをミルクにしたり、加熱する工程に電子レンジを使用するなどのアレンジが可能です。

ヨーグルトなどはじめて使う食材がある場合、使用する数日前にアレルギー反応がないか一度食べさせてみることを忘れないようにしてください。

普段と違うかぼちゃを使ったお菓子に、愛犬も大喜びするでしょう。

まとめ

犬はかぼちゃを食べても大丈夫か まとめ

今回はかぼちゃを犬に食べさせてもいいのか、食べるメリットや注意点を紹介しました。

かぼちゃは犬に与えてもいい食材です。

栄養豊富で甘味もあるため、愛犬も喜んで食べてくれるでしょう。

ただし与えすぎや加熱方法、アレルギーなどには注意が必要です。

今回紹介したレシピも参考にしてスープやクッキー、ケーキなどを手作りして愛犬との時間を楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター

satoko

わんちゃん大好きなドッグライターです!愛犬のコーギーに癒される日々を送っています。皆さんにとって有益な情報を発信できるよう頑張ります!

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