ラブラドールレトリバーの被毛のケアは大変?抜け毛対策やお手入れ方法など
温和な性格で大変飼いやすいと言われるラブラドールレトリバーですが、体が大きい分、被毛のケアは大変そう・・・そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなラブラドールレトリバーの抜け毛事情に迫り、犬と快適に暮らすための抜け毛対策や、愛犬のための上手な被毛ケアの方法について、ご紹介していきます。
目次
ラブラドールレトリバーの被毛タイプについて
まず基礎的な知識として、ラブラドールレトリバーはどのような被毛のタイプなのかを解説していきますね。
代表的なカラー|大きく分けて3つ
大きく分けて3つ、イエロー、ブラック、レバー(チョコレート)といった毛色があります。またイエローの定義は幅広く、明るいクリーム色から赤いキツネ色まで許容されています。
コートタイプ|短毛・水を弾く
コートタイプは短毛のスムースコートで、密集して毛が生えています。泳ぎが得意なウォータードッグとしての側面もあるため、その被毛は水弾きが良い特性を持っています。毛並みは艶やかですが、触ってみると意外に硬いことがわかるでしょう。背中側の毛が特に硬く、外部の刺激から体を保護する効果があるのです。
被毛の構造①|換毛期の抜け毛は多い
柔らかいアンダーコートと、硬いオーバーコートからなる二重のダブルコートから成っています。 アンダーコートは皮膚から近い位置に密生しているため保温の役割を果たし、オーバーコートは刺激や紫外線から体を保護したり、水気を弾く役割があります。
春と秋に訪れる年に2回の換毛期には、アンダーコートがたくさん抜け生え変わることで気候の変化に対応しています。そのため、ラブラドールレトリバーはどちらかと言えば抜け毛が多い犬種に該当します。
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被毛の構造②|毛玉対策はさほど心配いらない
ラブラドールレトリバーは毛玉ができにくい毛質ですから、さほど心配する必要はありません。ただしアンダーコートの抜け毛が床に落ちて固まると、くっつき合って毛玉になりやすいので、やはり小まめな掃除が必要となります。
ラブラドールレトリバーの上手な抜け毛対策
ラブラドールレトリバーの抜け毛対策はどのようにするのが効果的なのでしょうか?かしこい抜け毛対策のポイントを3つご紹介します。
上手な抜け毛対策①|掃除の習慣をつける
抜け毛シーズンは、ブラッシングをすることはもちろん、なるべくこまめに抜け毛を掃除する習慣をつけておきましょう。気づいたら部屋中に抜け毛が!ということもあるため、手の届くところに粘着ローラーを置いておくなど工夫をして、定期的にお掃除をしておくと比較的楽です。
上手な抜け毛対策②|落ちる毛を減らす
日頃から愛犬のブラッシングやシャンプーを行なうことで、家の中に落ちる抜け毛を少なくすることができます。
上手な抜け毛対策③|衣類はハンガー&カバー
抜け毛が付着するのは床が多いので、人の衣類は舞い上がった毛がつかないように、ハンガーにつるしてカバーをかけておくとよいでしょう。また、多少の毛が付着しても目立ちにくいような色の洋服を選ぶのも1つの選択肢ですね。
この他にも、愛犬が嫌がらないようであれば洋服を着せるのも効果的です。床に落ちる毛を減らすことができるので、掃除が楽になります。
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ラブラドールレトリバーの日頃のお手入れ方法
ラブラドールレトリバーは毛が短いので、シャンプーやブラッシングなどが楽チンだと言える反面、体が大きいだけにお手入れが大変なこともまた多くなっています。まずは家庭でもできる上手なお手入れ方法を見ていきましょう。
シャンプー|月に1~2回が目安
体が大きいため、一般家庭の浴室でのシャンプーは少し大変かもしれません。その場合は後述するトリミングサロンの利用も検討してみましょう。
お湯の温度は少しぬるめの37℃前後がおすすめです。身体を濡らすときは、顔から離れたお尻の方から水をかけるようにしてあげると嫌がりにくくなります。シャワーの音や水圧が怖い子もいるので、なるべくシャワーヘッドを体から離さずにくっつけるようにして洗うのがポイントです。
またドライヤーによる乾燥作業も根気が必要です。アンダーコートが湿ったままになると雑菌が繁殖して皮膚病などの原因になってしまうので、根元から立ち上げて乾かすようにしてください。シャンプーの頻度は月に1〜2度くらいがベストですが、季節や換毛期など必要に応じて回数を変えるようにしましょう。
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ブラッシング|逆立ててからブラッシング
短毛種にはゴム製のラバーブラシがおすすめです。まずは毛を逆立てるようにし、次に毛並みに沿うようにブラッシングしてあげましょう。換毛期にはアンダーコートがたくさん抜けますから、その場合はスリッカーブラシや両目ブラシなどを使ってブラッシングしていきます。毛の根元まで深めにとかしていくのがポイントです。ただし毛が短いラブラドールレトリバーは、強くブラッシングすると皮膚を傷つけてしまう恐れがあるため、注意してください。
首回りやお尻周りは毛が長く密集して生えている場所ですから、念入りにブラッシングしてあげましょう。仕上げには豚毛などの獣毛ブラシで毛艶を出していきます。獣毛ブラシにもびっしりと毛が付きますが、コームなどで簡単にお手入れできますよ。
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ラブラドールレトリバーはトリミングサロンを利用した方がいい?
頻繁にご家庭でシャンプーできない場合や換毛期には、トリミングサロンを利用するという手もあります。
サロンへ通う頻度|ケースバイケース
シャンプーに関しては、体力に自信がなければ厳しい部分もありますので、無理をせずサロンにお任せすることも手段の一つです。またブラッシングをしても換毛期にはごっそり抜け毛が出てきますので、思い切ってプロに任せても良いかもしれません。
もちろん大型犬の場合はトリミング料金も高額のため、ご家庭の経済事情に合わせて頻度を決めていってくださいね。
トリミング料金|8千円~が目安
ラブラドールレトリバーくらいの大型犬ですと、概ね 8,000〜10,000円前後のことが多くなっています。 あくまでシャンプーコースを想定していますので、オプションが入ると料金はアップします。どのあたりまでが基本コースに含まれているのか事前に確認しておくとよいでしょう。
おすすめメニュー|足裏やお尻周りケア
家庭でのシャンプーやブラッシングはなかなか細かいところまで行き届かないもの。その点トリミングサロンなら安心してお任せできますよね。
ラブラドールレトリバーの場合、カットは特に必要ありません。足裏やお尻周りなど、もし伸びているようであれば適宜カットしてもらうようにしましょう。飼い主さんを悩ませる換毛期の抜け毛のケアに主眼を置いて、サロンにお任せするのも有りですね。
ラブラドールレトリバーには愛情いっぱいの小まめな被毛ケアが大切
毛が短くてあまり手間が掛からないかと思いきや、しっかり大変なラブラドールレトリバーの被毛ケア。抜け毛は完全になくすことはできないので上手に付き合っていくしかありません。しかし飼い主さんと愛犬とのコミュニケーションの手段だと考えれば、その時間もきっと大切なものになると思います。ぜひ愛情をいっぱい込めて、丁寧にケアしてあげてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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